学校の屋上ってなんか良いよね、本来学校の屋上という場所は行けない所ではあるが、僕の学校は先生に言えば許可制で鍵を貸してくれると言うシステムにある、1日1回必ず行くため、先生にはもう許可を貰わず、今日も日向ぼっこしに行くのかという暖かい視線と共に、屋上に僕しか行かないという事実が判明した挙句、鍵を卒業するまで持って自由に使っても良いよと今日決定したのだ。
アニメ漫画の主人公見たいに、サボりのため僕は行ってる訳ではないが、適当な休み時間に時々、日向ぼっこしに来ているのだ。
友達と教室で会話するのも十分好きだが、この1人という自分だけの時間も大切で誰にも迷惑かけずにゆっくり目を閉じる行為が好きなのだ。
冬なので外は寒いがモコモコの白いアウターを来てるし、日向に寝そべっているので寒くはない。
スマホで残り時間を確認しつつ、まだ余裕そうだったので次の授業に遅刻しない程度の時間にアラームをかけてフードを深く被った。
「あ、お饅頭発見」
「ぐえっ」
「教室に居ないと思ったらやっぱここか」
「.......星街さん重..」
「あ"?」
「いや、非常に軽いのでどいてください」
「軽いからすいちゃん別にどかなくてもいいよね」
「.......星街さん確か甘いもの苦手じゃなかったっけ...お饅頭甘いよ〜...星街さんが苦手な物だよ〜...」
「何その、子供仕掛けみたいな言い方は馬鹿にしてんのか!確かに、甘いものは苦手だけど見るのと食べるのとは違うじゃん!!私は今の君の状態が可愛いかったから、つい飛び込んだんだよ」
「僕、寝てたんだけど」
「ごめん。すいちゃん分からない」
可愛いから飛び込むって何事だ。屋上の扉が開く音も聞こえなかったし、足音もしなかったぞ星街さん。
君、暗殺者向いてるよ、多分今のが本物だったら殺されてるから。
「いいなぁ、君だけそんなにモコモコな服着ててー、さぞ暖かいんだろうなー。すいちゃんYシャツとブレザーとスカートだけで上も寒いし、下側はもの凄くスースーして寒いや。」
「.......ちょっと待ってて」
僕はアウターを脱いで立ち上がり、壁側に日向を見つけたのでそこに座り込み、モコモコした方を膝に掛けた。
割とこれが暖かくなるのだ。
「ほら、星街さん。隣においで」
「でも、下だけ暖かくてもこれだけじゃ上側寒くない?」
「身体の方はさ、こうやって身体を密着させれば問題無しだよ。それに今日は風も出てないし、日向もあるしで無敵だね、ちょっとの時間我慢すれば暖かくなるからさ」
「今、すいちゃん身体も心もポカポカだよ....」
「のぼせないでね」
「......君にのぼせそう」
「本当に大丈夫?」
さっきまで威勢が強かった星街さんが嘘みたいに弱ったぞ、本当にのぼせたのか。
「ねぇ、今度また暖まりたくなったらさ、また今と同じことやってくれる?」
「うん、別に問題はないよ。1人でいるよりも、なんか2人でいた方が凄く暖かいし」
「.....やった」
可愛らしくニコッとしながら此方見て言った星街さんに少し僕は照れてしまい、顔を逸らしてしまった。
「お?すいちゃんの顔見て照れたか?」
「.......」
「顔そらさないでよ〜、可愛い顔見せて?」
なんか本当に様子がおかしいぞ星街さん!?もう乙女みたいな感じ出てるって!!
いや!!乙女なんなんだけどさ!!!
「顔しっかり見せてくれるまで、すいちゃん君の腕離さないから」
「......はい」
「ふふ、やっぱり可愛い顔してるじゃん。顔真っ赤だし」
星街さんってやっぱり美人なんだと再確認出来た僕であった。
日常はまだ続く
続く....?
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面白かったので続き欲しい
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面白かったが様子見で何話か欲しい
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短編で
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もう満足