ミミッキュは 手持ちのポケモンたちと 仲良くなりたいようだ!
近くに咲いていた 花を 挨拶代わりに 手渡した!
半ば逃げるように曹操の元から立ち去った俺は、一旦街の外へ出る。
香風の話だと魏という国はまた存在しないようだ。どうやら要らんことを口にしたっぽい。
どこかで聞いた話だと三国志に登場する曹操は人材コレクターでもあるらしいし、あのまま一緒にいたら高確率で雇用されていたかもしれないな。
安定した職につけて、俺たちの事情を知っているという意味ではそれでもいいが、曹操の元だとポケモンたちが軍事利用されそうな予感があるし。
意図せず就職先を見送る羽目になったが、まあ結果良しとしよう。
「さぁて、これからどうするかねぇ」
取りあえず路銀稼ぎはマストだが。ボーマンダに乗せてもらって近隣の街まで行くか。
確実に人目につくだろうが、流石に中国大陸を徒歩ないしは自転車で旅するのはご免被りたい。
「お兄ちゃん、これ」
「おっ、地図か」
「うん。商人用の正規品。今シャンたちがいる場所はここ」
香風が取り出したのは一枚の地図なのだが、大まかに街の場所や山や谷の地形が記されているだけで、手書き感満載の稚拙なものだった。
宝の地図って言われたら信じるぞオイ。
「……すげぇアバウトだな」
「あばうと?」
「大雑把って意味。商人が使うやつでコレかぁ」
商いを営む商人御用達ということは、詳細な地図というわけで、これ以上のレペルの奴は早々手に入らないだろう。
まあどの方角に進めば街があるのか分かるだけでも有り難い話か。
「シャンたち路銀が必要だよね。なら、徐州を目指すのがいいと思う」
現在俺たちが居る苑州は地図の丁度中央からやや右寄りで、北に冀州、南に豫洲、西に司隷、東に徐州と大きく書かれている。
徐州は丁度沿岸に当たり、海に面した土地らしい。
「ふぅん?」
「お兄ちゃん、曹操様の下につきたくないんだよね? 徐州なら曹操様の管轄外だから、早々に手を出せない」
「曹操に、ってか?」
「むふー」
少なくともダジャレのレベルは俺と同じらしい。
ドヤ顔で小さな胸を張る香風は、キラーンと目を輝かせて、理由を付け足した。
「あと、お魚食べられる」
「よし、徐州に行くぞ!」
「おー」
即決である。
いや、魚が食べられるのは理由付けとしてはデカイよ、うん。肉も好きだけど魚も同じくらい好きだし。
それに、明確な目的地がないから、このくらい緩くて丁度いい。
ボーマンダが入ったボールを腰のベルトから外した俺は、キョトンとした目で見上げてくる香風に尋ねる。
「ところで香風さんよ。空を飛んでみたくはねぇか?」
「――っ!? 飛びたい!」
予想外の食いつきっぷりだった。
あまり感情の起伏を感じさせない香風にしては珍しく、子供のように目をキラキラと輝かせている。
もしかしたら、空を飛ぶことにロマンを感じているのかもしれない。そう聞くと男の子みたいだけど、ロマンの前に男女の差など無いのだ。
「いい反応だねぇ。うっし、じゃあマンダロウ、出番だぜ!」
「グォォォギュルルルル!」
マンダロウことボーマンダは腹の底に響くような咆哮を空へ轟かせると、静かに首を下ろして鋭くも知性的な目を向けてくる。
幾多の戦いをともに乗り越えてきた、戦友の熱い信頼が伝わってくるぜ……!
「おおー。おっきい龍……」
初めて見るドラゴンタイプのポケモンにポカンとした顔をする香風。
比較的西洋のドラゴンに似た姿をしており、威圧感を感じさせる風格から萎縮されがちなポケモンだが、香風は持ち前のマイペースさで受け入れてしまったようだ。
「グルルルル…」
「……結構硬い。そして意外と人懐こい」
彼女が信用できる人間であると直感的に感じ取ったのだろう。
顔を寄せると香風は恐れることなく、ボーマンダの頬を撫でた。
さすがは香風。彼女なら他の子たちとも打ち解けられるだろう。
「行けるか?」
「グオオオオオ!」
『馬鹿にするな主よ、と言ってますね』
ボーマンダの声を翻訳してくれるサーナイト。
鳴き声や表情、仕草などからポケモンたちが何を考え、訴えているのかそれとなく感じ取ることは出来るが、さすがに言語化できるほどの理解は無料だ。
そんな両者の絶対的な溝を埋めてくれるのがサーナイトである。俺たちの絆をさらに深めてくれる一員にもなってくれて、彼女がいない生活はもう考えられないくらいだ。
「ははっ、すまんすまん。よし、じゃあいっちょ頼むぜマンダロウ!」
「グギュオオオオオオオオ!」
バッグから騎乗用ハーネスと鞍を取り出し、ボーマンダに装着していく。
ハーネスは耐久性に優れたイトマルの糸で作られており、騎乗用アイテムとして非常に優秀な逸品だ。
サーナイトにも手伝ってもらい、ものの十秒で装着を終えると、ハーネスの紐を手に取った俺は香風に手を差し伸べる。
「それじゃあ、空の旅と洒落込もうや」
「……! うん!」
1
青空の下を赤い翼を羽ばたかせたボーマンダが飛ぶ。
香風に配慮してか、ゆったりとした速度で飛んでおり、耳元から香風のはしゃいだ声が聞こえてきた。
「すごいすごい!」
「ははっ、気に入ったか!?」
「うんっ! シャン、いま鳥さんになってるー!」
ちなみに手綱を握っている俺を挟む形で、前後をサーナイトと香風が固めていた。流石に三人乗りは狭いからサーナイトには戻って貰おうと思ったのだが、珍しく駄々を捏ねたためこのような配列となったのだ。
聞き分けの良い彼女が頑なになるなんて、一体どうしたというのだろうか。
疑問に思うところはあるが、同時に子供っぽい我儘を見せてくれたことを嬉しく思う。
「いい風だなぁ」
雲一つない蒼天の空の下。流れる風が心地よい。
大地を見下ろすと荒野や山々が大半を占めるが、ポツポツと村や街などが確認できた。
ところで、徐州とやらには何時着くのだろうか?
『――っ! ご主人様、あちらを!』
「あん? ……なんだぁ?」
不意にサーナイトが指を指す。目を凝らしてそちらを見てみると、山道の一角に人の姿が見えた。
商人が使うような幌馬車に、十数人の人たちが固まり移動している。
見たところ商人とその護衛って感じだが、かなり厳重な警備だな。
「多分、誘拐」
「ん? なんで分かるんだ?」
それまで年相応にはしゃいで空の旅を満喫していた香風の声が、固いものへと変わった。
団体を指差しながら細かな指摘を口にしていく。
「馬車を守ってる人たち、正規兵じゃなくて盗賊」
「そりゃ、怪しいな」
「それに馬車の中に女の子たちが居た」
「そりゃ確定だな! マンダロウ!」
「グォォギュルルル……!」
ボーマンダに声を掛けると、意を汲んでくれた相棒は小さく唸り声を上げて急降下。
まだこちらの存在に気づいていない馬車との距離がみるみると近づいていくにつれて、香風の発言が適当なものであると分かってくる。
「……チッ、どこの世界にもこういうのはあるってわけか」
確かに馬車を囲む兵士たちは、統率の取れていないゴロツキどもだ。馬車を操縦する人も奴らの仲間であることが分かり、商人という線は益々薄れていく。
「――っ!」
俺も見えた! 馬車に乗せられている女の子の姿が少しだけ!
手足を結ばれた子供たちが涙目になりながら震えてやがる……。
「畜生にも劣るゲス野郎どもが……!」
俺の脳裏によぎるのは、かつての苦い記憶。
大切な仲間たちと逸れ、やりたくもないデスバトルに強制参加させられた奴隷生活の日々。
『赦さない……ッ!』
サーナイトも同じことを思い出したのか、鬼のような形相で睨み付けているのが見えた。
その目は憎悪で濁り、殺意がオーラとなって湧き起こっている。彼女の変貌っぷりに流石の香風も驚いているようだ。
普段の淑女然とした彼女からは想像もつかない姿だが、俺が死んだ後のことをアルセウスから聞かされた今となってはさもありなんと思う。
しかし、このままだとまた暴走してしまいそうなため、一旦落ち着いてもらわないと。
「サナの気持ちもよく分かるが、少し落ち着け。怒りに呑まれたままだと、成すべきことも見失うぞ」
『…………はい。申し訳ありませんご主人様』
「謝るこたぁねえよ。俺だって、ブチ切れ一歩手前だからな」
大分奴らとの距離も縮まって来た。突然影が出来たことに疑問を抱いたのか、馬車を止めた一団がこちらを見上げてくる。
そして、一様に全員が驚愕と恐怖の表情を浮かべて固まった瞬間を狙い。
ボーマンダの上から飛び降りた。
2
「怖いよぉ……」
「お母さぁぁぁん!」
「うえぇぇぇんっ!」
「うるせえ! 静かにしやがれ!」
子供たちの鳴き声を聞いて怒声を浴びせる盗賊。
頭と呼ばれている男は剣を手にした状態で、近くにいた男の子を手元に置いています。
いつでも殺せる、という忠告なのでしょう。
私だけならどうとでもなりますが、子供たちという人質を取られている以上下手に動けないのがもどかしい。
私の名前は孫乾。元々、徐州の太守である陶謙様にお仕えしていたのですが、つい先日暇を頂きました。
過度な散財や、太守という立場を使って夫のいる妻や年端のいかない少女を召し上げる。当然のように横領が飛び交い、政も疎かにするなど太守としての務めを果たさない陶謙様に再三に亘って諫言を呈しましたが、煩わしそうにするだけで一向に改める様子がなく。
ついには「誰に意見していると思っておる! 儂は太守だぞ!」と怒りを買い、徐州から追い出される羽目に。元々欲望に忠実な方ではありましたが、ここまでとは思いもしなかった次第です。
徐州を離れた私は新たな士官先を探して旅をしていたのですが、途中で立ち寄った村で食事を取ったところ意識を失ってしまいました。
そして気が付けば、この状況です。私のように手足を縛られた女子供が馬車に乗せられており、その周りにを野盗と思われる賊が囲んでいました。彼らには見覚えがあります。
恐らく立ち寄った村で見かけた人たちは皆、賊だったのでしょう。もしかしたら、あの村そのものが賊の縄張りなのかもしれません。
何故こんなことになったのか、己の不運を呪います。
「皆さん、お気を確かに。絶対に助かりますから」
「ひひっ、子守の立場は辛ぇなあ?」
挑発と分かっていますが、それでも睨み付けざるを得ません。
男はゲスな笑みを浮かべながら手にした剣を男の子に向けました。
「おーおー、怖い怖い。そんな怖い目で見られるとビビッてまた殺してしまいそうだぜ」
「ひぃ……っ」
「くっ……」
一度状況を打破しようと隠し持っていた短剣で縄を切り、襲撃を掛けたのですが、その時も子供を人質に取られてしまいました。さらに頭は見せしめとして子供を一人殺したのです。
そのため、下手に動くことが出来ず、臍を嚙む思いを強いられています……。
「んん? どうしたぁ! まだ着いてねぇだろ!」
不意に馬車が止まりました。
目的地に到着したのかと思ったのですが、頭の声を聴く限り違うようです。
「か、頭……り、竜がっ――」
手下の一人が血相を変えて馬車に寄って来たその時です。
幌の上部が切り裂かれ、そこから一人の男性が舞い降りました。
「なん――っ」
音もなく着地したその方は頭の鼻を殴打すると、素早く側頭部を打ち据えたのです。
息もつかない二連撃。側頭部を強打された頭は、そのまま転倒して気を失ってしまいました。
「あ、ひ――」
突然の出来事に硬直する手下の喉を、手にした剣で投擲して貫いてしまいました。
そして、腰から赤と白の小さな球を取り出すと、徐ろに放ります。
「フジ、ここは任せた」
「うにゃん!」
光とともに現れたのは、人の形をしたナニかでした……。
服のように生えている薄黄緑色の体毛に、黒く大きな仮面。花の形をした襟巻。手足は動物のそれで、肉球まであります。
どのような原理か分かりませんが、側には草のようなものが浮かんでいますし、本当に何でしょうこの生き物は……。
私たち人間と同じく二本の足で立つその存在に、それまで泣いていた子供や悲壮な顔で俯いていた女性は一様にポカンとしたで顔、妙なネコさんを見ていました。
「にゃ?」
皆の視線に気が付いたネコさんは小さく首を傾げると、何かを思いついたのかポンっと手を叩き、どこからともなく帽子らしきものを取り出しました。本当に何気ない所作で徐に取り出したのです。
通常のものとは違い、円柱状で天井が平らになっている帽子で、つばもある珍しいものですね。
見たことのない帽子をどこからともなく取り出して見せたネコさんに、皆様興味深々な様子で。
注目を浴びているネコさんは得意げな顔をしながら帽子の中を見せてきました。
「何もなーい」
「帽子?だね」
子供たちの声に頷いたネコさんは、帽子を逆さまにした状態で中に手を入れます。一体何をするのでしょうか。
「にゃにゃーん!」
ネコさんが帽子から手を引き抜くと、なんと黒い棒を持っていました。
明らかに帽子の中には入りきらない長さですし、そもそも帽子には何も入っていなかったはず……。
ネコさんは、奇術師だったのですね……!
「はわわっ、す、すごいです……!」
「すごい! えっ、何も入ってなかったよね!?」
「どうやって出したの!?」
子供たちの反応にネコさんも得意げな顔をしてますね。
次いでネコさんは、取り出した黒い棒を皆に見せると次の瞬間、一輪の花へと変わりました。
瞬きをしないで見ていましたが、棒が花に代わる瞬間が見えませんでした。
恐るべき奇術です……。
「すげー!」
「どうやったのどうやったの!?」
「さっきの棒はどこにいったんですか?」
「すごい……これって奇術っていうのよね?」
「こんな奇術、見たことも聞いたこともないわ」
もはや子供だけではなく私たち大人もすっかりネコさんの虜になっていました。
次は何を見せてくれるのでしょうか、楽しみです。
3
ボーマンダから飛び降りた俺は幌馬車の天井をニダンギルで切り裂き内部に侵入。目の前に明らかに賊と思われる髭面の男がいたため、咄嗟に反対の手で人中――鼻の下に当身を入れた。
前歯が砕ける感触が伝わってくるが、間髪入れずにそのまま裏拳でコメカミを殴打して転がす。
そして振り返り際にニダンギルを投擲。自分の意志で浮遊することが出来るニダンギルは馬車に乗り込もうとしていた男の喉に命中した。
崩れ落ちた男を他所にベルトからモンスターボールを取り出す。
「フジ、ここは任せた」
「うにゃん!」
呼び出したのはマスカーニャ。彼女がいれば馬車の中は安全だろう。
捕まっていた人たちをマスカーニャに任せて馬車から出ると、遺体に突き刺さったニダンギルを回収し、もう一本の剣を腰から抜く。
「おーおー、暴れてんなぁ」
十数人はいる賊どもだが、既に半数は倒れていた。
サイコキネシスで首をへし曲げたり、十万ボルトやマジカルフレイムで丸焦げにするサーナイト。
嚙みつくくやドラゴンクローで急所を確実に狙い、仕留めていくボーマンダ。
そして、身の丈はある巨大戦斧を手足のように振り回し、その剛腕で敵を薙ぎ倒していく香風。
俺が加勢するまでもなさそうだ。
「なんなんだよ、なんなんだよコイツは!」
「ひいいいい! 龍だあああっ!」
「ば、化け物めっ!」
戦意喪失し武器を手放して喚き散らすクズどもだが、情け容赦を掛けるつもりはない。
一人を残してその他の首を刎ねた俺は、血に濡れたニダンギルを突きつけた。
「さて、色々と吐いてもらうぞオイ」
「は、はいいいい!」
「お兄ちゃん。この人の尋問はシャンがするから、お兄ちゃんは馬車の方をお願い」
「ん……じゃあ頼んだ」
小さく頷いた香風は生き残った男の襟を掴むと、そのままズルズルと引き摺っていく。
血振りをしてニダンギルを鞘に収めた俺は、サーナイトを伴って馬車の方へ向かう。
「フジのやつ、またショーを始めたな」
『こんな状況ですから、フジの手品は気分転換になるかもしれませんね』
馬車の方から子供たちの楽しげな声が聞こえる。どうやらお得意のマジックショーを開催したのだろう。正しい選択だ。怯えている子たちにとってマスカーニャのマジックは気晴らしになるに違いない。
中を見ると案の定、子どもたちの人気者になっているマスカーニャ。体によじ登ろうとする子供がいたりと大人気だ。
「おーい、フジ――」
「動くんじゃねぇ! 動いたらこのガキぶっ殺すぞ!」
拳打で倒した男が声を荒げる。見ると女の子をホールドして剣を突きつけていた。
馬車の中がシンと静まり返り、子供たちの顔に恐怖が蘇る。
人質にとられた女の子も涙目で、今にも泣き出しそうな顔で震えていた。
その状況に俺は一言。
「フジ」
「にゃん!」
「……は?」
マスカーニャが指を鳴らすと、今し方人質に取っていた女の子が消えて彼女の隣に出現する。
そして、人質がいた場所には小さな花が咲いたボール。
間抜けな顔で目を瞬かせる男の手の中で、ボールが一瞬輝き――。
「ぐぁあああああっ!」
小さく爆発した。
“トリック”で少女と爆弾を入れ替えただけの話だ。爆弾は“トリックフラワー”に使用するもので、細かく威力調整も出来る。
本来はもっと派手に、そして強力な爆発を見せるのだが馬車にいる子どもたちを配慮して最低限の威力にしてくれたのだろう。
顔を押えて転げ回る男の元に歩み寄ったマスカーニャは、どこからともなく取り出したロープで縛っていく。
人質奪還までは見事な手際だったが……。
「にゃにゃーん!」
「なんで亀甲縛りなんだよ……」
こんな時でもイタズラ心を忘れないマスカーニャであった。
「あの方が、黒き天の御遣い様……なんて素敵な殿方なのでしょうか……」
【ボーマンダ ♂】
名前:マンダロウ。
マンダインにしようと思ったが、マンタインというポケモンがいるため断念。
<生態 ピクシブ百科事典参照>
タツベイが空を飛ぶことを願い、翼が欲しいと強く思い続けてきた結果、長い年月をかけて体の細胞が突然変異を起こして、見事な翼が生えてくるという奇跡を起こした。
夢にまで見た翼が生えたことで、嬉しさのあまり大空を飛び回り、口から炎を吐いて喜んだ。
ただ、ひとたび怒らせれば手がつけられなくなる程大暴れする。
我を忘れてすべての物を爪で切り裂き、空を飛びながら野山を炎で焼き払うなど破壊の限りを尽くす。
途中までは夢見る少年が夢を叶えたような感動的な話であったが、進化した途端嬉しさの表現の為、火を吹いたり我を忘れて暴れまわるなど、ここまで性格が変わるポケモンも珍しいものである。
また、進化前が二足歩行なのに対して進化後が四足になるという意味でも珍しいケースである。
ちなみに同じく進化する事で凶暴になるギャラドスとは、所持特性が「いかく」と「じしんかじょう」で全く同じ。
USUMの図鑑説明によれば、空中でガブリアスと餌を巡る争いを起こすらしい。
【マスカーニャ ♀】
名前:フジ
ウマ娘のフジキセキから拝借。手品繋がりで真っ先に思いついた名前。
<生態 ピクシブ百科事典参照>
マント裏にある緑色の体毛は、光を乱反射するという光学迷彩じみた特殊な性質を持っている。周囲には草葉が浮いている様に見えるが、これも反射を利用し茎を見えないようにカモフラージュしているだけで、体から直接生えているらしい。
そうした数々の奇術で敵の意識を巧みに逸らし、様々な所にくっつけたり狙ったタイミングで破裂させることができる花粉が詰まった花爆弾「トリックフラワー」を、いつの間にか取り付け爆破するのが得意戦法。
性格も見た目どおりプライドが高い目立ちたがり屋だが、一方で繊細な気質でもある。
特に自身のトレーナーに対する執着心はニャオハ・ニャローテよりも強くなっており、トレーナーが他のポケモンを可愛がっているのを見ると機嫌が悪くなってしまうという嫉妬深い面を持つ。