ポロック作りの神となったヨウコはポロックを大層気に入り、個人でもポロックを作れるきのみブレンダーを購入した
「これだと虹色に輝くポロックは作れないみたいやけど、ポロックは作れるみたいやからな」
「でもポケモンの食事にあれだけ大金が動くのが衝撃でありました」
「中にはポケモンを渡してきたヤツも居たんよな、お陰でこちとら儲かったんやけど」
「旅する前にホエルコも捕まえましたから後は育ててホエルオーにすれば」
「せやな、まぁ時間がかかるがのんびり行こうや。とりあえず明日船に乗ってルネシティ入りや」
「はい!」
翌日、船でルネシティに到着する
隕石のクレータによる説と火山の文化による説があるが、巨大なクレーターの中にある水の都···それがルネシティである
白い建物が多く芸術の街とも知られるが、目覚めの祠と呼ばれる無垢な魂が新たな生命を宿すと言われる伝承がある街でもある
「とりあえず最果ての孤島の情報を探すで」
「はい!」
と息巻いたものの、最果ての孤島の情報は全然集まらないのにホウエン神話の話ばかりが集まってくる
「大地の神と海の神が争う時、天空の神が現れる···なるほどなぁ。カントーの三鳥伝説もあるけど規模が全然違うんやな」
カントー三鳥は目撃情報も多く、数年旅すれば1度は目撃できるレベルであるが、強力なポケモンに代わりはなく、逆鱗に触れれば火炙り、氷漬け、感電死と碌な死に方をしないと言われている
アカツキによるとミュウを使った人造ポケモンのサブプランとして三鳥捕獲作戦も行われているのだとか
ちなみにミュウ捕獲作戦もうちらはあくまでサブプランであり、本命はキョウ率いる部隊が目撃情報を頼りにしらみ潰しに人海戦術で行っているとのこと
「強力なポケモンの情報は集めといて損はないんよな」
「お姉さん達何を探してるの?」
紫色の髪にフードを被った少女がドンメルというポケモンに跨って来ていた
「何やお嬢さん? うち等の捜し物を手伝ってくれるんか?」
「ボクのお願いを手伝ってくれるならね」
「ほーん、何や?」
「ボク地面タイプのポケモンが好きなんだけど捕獲が上手くなくてさ、地面タイプのポケモンとか持てない?」
「地面タイプのポケモンかぁ、ポケモンセンターに来れるか」
「え? 居るの?」
「うちは捕獲の腕を買われて会社に雇われとるくらい捕獲上手や、会社に預けとるがまだ使われとらんポケモンが居ったと思うんよな」
ポケモンセンターに移動し、モニターにボックスに預けられているポケモンを見せる
「イワーク! 凄いイワークだ!」
「ホウエン地方だと居ないんやね?」
「うん、この地方だと野生のイワークは居ないんだ」
「ほんならサイドンも余ってるから居るか?」
「え、良いの?」
「代わりにしっかり手伝ってもらうで」
「うん!」
「それで連れてきたでありますか」
「ボクの名前はトモ、よろしくねお姉さん方」
「うちはヨウコや」
「アカツキであります」
「で、お姉さん達は何を探していたの?」
「うちらは最果ての孤島に行きたいんやが、その海図を探しとったんよな。最果ての孤島の場所がわかったりせんか?」
「最果ての孤島···うん、あそこならわかると思うよ」
「お、どこや?」
「トクサネシティのトクサネ宇宙センター、あそこの衛星写真ならばホウエン全体の地図もあったと思うからわかるんじゃないかな」
「ナイスやトモ、アカツキ」
「わかりました。トクサネシティ行きの船のチケットを取ってきます」
アカツキは走っていった
「ヨウコは最果ての孤島で何をするの?」
「会社の命令でとあるポケモンを捕まえなければならんやな、だからそのポケモンがいる可能性が高いのが最果ての孤島やねんな」
「ふーん、ねぇボクも一緒に行って良い?」
「ええでと言うより連れて行くつもりや」
「ずいぶんとヨウコはボクに優しいじゃん。なんで?」
「お前さんから大物の雰囲気がビンビンするんや。なんでかわからんが才能を感じた。先行投資や、受け取りや」
「変な人だね」
「惰性で俗物がうちや、まぁ紐付きでない部下が欲しかったっちゅうのもあるんやがね」
「アカツキは違うの?」
「あいつは部下やが派遣や。まぁこちらに転ばす様に動いとるがな。飴や恩を売りつけて縛れるならば安いんよ」
「···ヨウコの事オブザーブ(観察)したくなっちゃうじゃないか」
「お、お前さん変態やな。うちを観察してもただの俗物しか出てこんへんで」
「ボクのどこが変態なのさ! まぁいいや、宛のない旅だったけどヨウコに付いていったら面白そうだからね」
「まぁ歓迎するで」
船に乗り込んでトクサネシティに向かう
「ホウエンは島がいっぱいあるから海運が発展しとるなぁ」
「カントーは違うの? というかヨウコの方言だとカントーの人でもないのかな?」
「うちの産まれと育ちはジョウトや、この方言はコガネ弁言うてコガネ出身はこんな喋りをよくするんやで」
「ホウエンも訛ってる人は居るけどボクの周りには少なかったかな」
「そう言えばトモは何歳なんや? うちは今15やけど」
「13だね、アカツキは?」
「19であります」
「アカツキそんな年上やったんやな」
「童顔とよく言われるでありますからな」
『トクサネシティ、トクサネシティに入港致します。降りるお客様は荷物を持ってスロープ入口近くにて待機をお願いします』
トクサネシティに到着し、港に降りると、そこからで街の端にあるロケットの発射台が見えた
「おお、デカいな」
「デカいでありますな」
他地方の2人は呑気に発射台を見ているが、トモは元気よく
「二人共いくよー」
と声をかける
二人もトクサネ宇宙センターに向けて歩き出す
トクサネ宇宙センターにてホウエン全体の衛星写真が欲しいと頼むと係の人がコピーして地図をくれた
そこから各島についての情報をパソコンで調べるが、そこら辺はアカツキが素早く調べ、どの島なのか絞り込んだ
「ありましたであります。カイナシティから南西に進んだ小島のようでありますな。無人島でありますが、定期的にホウエンのポケモン協会が巡視船を送り込んでいるでありますな」
ポケモン協会
その地方の政府とも言うべき存在であり、カントーとジョウトは一緒だが、ホウエン、シンオウと各地にポケモン協会が存在する
特にホウエンのポケモン協会の会長は優秀なようで、このトクサネ宇宙センターや海洋博物館等の数多くの施設を保有し、噂では一時期伝説のポケモンすらも支配下に置いていたという
「最果ての孤島には夜中に上陸する必要があるな」
「ねぇ最果ての孤島にはいったい何があるのさ」
「幻のポケモンが居るかもしれん土地や」
「幻のポケモン!?」
「せや、良い響きやろ?」
「ちょ、良いのでありますかヨウコ殿」
「別にええやろ。知られても、かまへんかまへん、それよりもやっぱり空を飛ぶのは見つかるリスクが大きいな。カイナシティから2時間ほど空を飛んでその後はホエルコを進化させてホエルオーにしてそれで移動やな」
「あとどれくらいで進化するのですかね?」
「わからんが進化させんと話にならんからな」
島の正確な位置情報をUSBにダウンロードし、3人は宇宙センターから出る
「さぁここからは鍛えて鍛えて鍛えまくるで! アカツキも貰ったポケモン育てんといけんし、トモは渡したポケモンの制御をせんとイカン。うちも全体的なレベルアップや、せっかくジムもあるしな、バトルをしてバッチでも獲得するで!」
それからジムに毎日挑み、ジムトレーナーやジムリーダー、ジムリーダーの子供のフウとランとも仲良くなった
「いやー、3人共に強くなったね、ヨウコちゃんはポケモンの強さ頼りに戦う感じだったけど自身の実力とポケモンのレベルが合致してきたんじゃないか? アカツキはポケモンのレベルが低かったけどここで鍛えれたし、トモちゃんは地面タイプのエキスパートになれるよ!」
そう言うのはジムリーダーのリン
双子の子供の母親である
このトクサネジムはダブルバトルを主流とするジムで父親のテンと2人で1つのジムを運営している
「毎日押しかけて悪るうことしたな」
「いやいや、ジムなんてそんなものだろ。フウとランやジムトレーナー達も良い刺激になったし、こちらこそ礼を言いたいよ」
「2ヶ月、長いようで短かったでありますな」
「ボク、ジムバッチ初めて取れたよ」
「うちもこれでバッチは3つ目や」
テンがヨウコ達に話しかける
「ジムバッチはジムリーダーが実力を認めた相手に渡す物だからな。カントーでもそうだろ?」
「まぁそうやな」
「ヨウコ、お前から見てフウとランはどうだ?」
「不思議な力を持っとりますな。息ぴったりでも怖いくらいですわ。まだ荒削りやけどそのうちジムリーダーになれるんちゃうか?」
「だろ? 自慢の子供達だからな」
「親バカやったか」
ガハハと笑い合う
「うちらそろそろ旅に戻らなイカン、またホウエンに来ると思うからその時はなんか御馳走してや、フウ、ラン、また会おうな」
「「お姉ちゃん達またね!」」
準備を整えてヨウコ達はいよいよ最果ての孤島に向かう
ポケスペの二代目カガリですね
本名不明だけどトモ(灯火から)でいきます