「今ロケット団の敵対する勢力ってどんなもんなんや?」
ヨウコはアカツキに聞くとアカツキはこう言った
「まずニビシティ、ハナダシティは完全に正義のジムリーダーという存在が街を掌握しているでありますな」
「カントーの守護を自負する存在達で自分達を正義とか言っちゃう痛い連中でありますが、普通に実力はあるであります」
「正義のジムリーダーのリーダーはタマムシシティのエリカでありますが、町内に秘密研究所が作られているでありますが統率能力はボスには劣るでありますが普通に高いであります。自警団を組織してあの街でロケット団の服装をするのは捕まる危険が高いであります」
「中立はトキワとシオンでありますが、トキワの森はバイオポケモンの育成場になっているでありますし、シオンにも前線基地が設置されているであります。無関心はマサラタウンくらいでありますな」
「カントーの7割は支配下に置いてるやん、やるやんかロケット団」
「そりゃジムリーダーが5人もこちらならばバランスもこちらに傾くでありますよ」
ミュウツーが完成したらロケット団のカントー支配の駒は揃う
ただそれでも敵対する勢力の調査をヨウコに依頼すると言うことは、サカキはまったく油断をしていないということだろう
「まあ雇われのうちはうちでやることやるだけやね、トモどないしょかな? 今ロケット団の技術部のとこに入り浸って勉強しとるもんなぁ」
「そうでありますな。一応メッセージを送っておくであります」
「明日にはうち出発するで」
「了解したであります」
結局トモは今開発している物ができるまで帰れないと連絡があり、うちは1人で出発したまずはハナダシティの偵察であるが、ジムリーダーはどうやらお月見山にいるらしい
一応ロケット団と敵対地域なので制服は着てないし、ハナダはよく仕入れに使っていた街なので住民の方々とは知り合いである
店の人に久しぶりと挨拶をしていき、お月見山まで向うと、洞窟の入口付近でジムリーダーのカスミと男の子が倒れていた
「何や落盤事故でもあったんか?」
カスミとは一度対戦した事もあるし、あくまでうちの役割は偵察であり排除ではない
ロケット団的には排除したほうがええかもしれんが、うちは人としてまだそこまで終わっとらん
「ユンゲラー、2人を念力で浮かせてカスミの屋敷に送るで」
カスミの屋敷に到着するとカスミのメイド達がカスミと男の子、それにポケモン達を治療していく
「カスミ様はここ最近お月見山でロケット団が出没していると聞いて張り込みに出かけていました。ポケモン達の傷からバトルをしてこの様な傷を負ったのでしょう」
とメイドが言う
少年とカスミは治療後直ぐに起きて礼を言いに来た
「助けてくれてありがとう、そして久しぶりねヨウコ」
「久しぶりやなカスミ、ずいぶんと無茶したみたいやな」
「お姉さん俺も助けてくれてありがとう。俺はレッド! マサラタウンのレッドだ」
「うちはヨウコやよろしゅうな」
「ヨウコ最近ハナダに居なかったらしいじゃない半年間近くもどこに居たのよ」
「あー、修行の旅やホウエン地方に仕事の関係で行っとった」
「ホウエンねぇ」
「何や? 珍しい水ポケモンでも見るか? カスミ好きやろ?」
「え! 見たい見たい」
「ほれ」
うちはミロカロスを出した
「うわぁ! 凄いきれいなポケモンじゃない!」
「せやろ〜まぁホウエンで(ポロックと)交換してもらったポケモンやけどな」
「凄え、でもデータに出ないポケモンだ」
レッドは手帳型の機械をこちらに向けていた
「レッド何やそれは?」
「あぁ、ポケモン図鑑だ。カントーのポケモンなら記録される図鑑だってオーキド博士が言ってたんだ」
「ほーん、あの博士また凄いもん作ったんやな」
「え? また?」
「オーキド博士ちゅうとなタマムシ大学の名誉教授でもあり、様々な論文や新説を出しとるんや、コイキングからギャラドスに進化するのを最初に確認したのも若い頃のオーキド博士やし、ポケモンのタイプを体系化させたのも彼やで」
「へぇ、やっぱりオーキド博士って凄いんだな」
「ところでお月見山で何があったんや?」
メイドさん達にから出された食事を貰いながら二人に話を聞く
二人も食事を取りながらうちに話してくれた
「なるほどなぁ、ロケット団っちゅう連中がお月見山でポケモンを乱獲したり、街道を私的に封鎖したり、採掘禁止区域でダイナマイトを使って発破してたりしていたと、確かに悪い連中やな」
カスミが
「私が最初に止めに入ったんだけど幹部っぽいやつにやられてしまって、そこをレッドに助けられた感じなの」
「へぇ、レッドやるやんかこのこの」
「へへーん、まーね···」
「どうしたんや?」
「なんでもね〜よ」
男の子やな
女の前では見栄を張りたいお年頃ってやつやろうな
レッドがこの後俺が本気を出せばロケット団なんか敵じゃないという発言をして、正義のジムリーダーであり、ロケット団の脅威を最も理解しているカスミはレッドと口論となり、喧嘩してしまった
「ねぇヨウコ、私は彼が強くなると思うの」
夕方、ヨウコが客室で休んでいるとカスミが入ってきてレッドのことをそう評価した
「ほーん、ずいぶんと買ってるんやな」
「レッドのバトルセンスは荒削りだけど私達ジムリーダーに劣るものではないわ、鍛えればロケット団の脅威を退ける手伝いをしてくれると思うの。彼もポケモンは仲間だと言う人だし」
「うちも特訓を手伝えってことか?」
「駄目かしら?」
「あいにくうちも仕事中···って断るのは簡単やけど、数日くらいだったらええで鍛えても。うちの手持ちもそろそろパーティーを決めんとなぁ···ただうちもそこまで上手いトレーナーやないで?」
「同じくらいのレベルの方が実力は上がりやすいとは思わないかしら」
「ははーん、そういう事が、わかった。やったる」
翌日、レッドはカスミに焚きつけられてジムバトルをすることとなり、自身の弱さを痛感して修行を行うことに決めた
ヨウコもこの修行に合流する
「レッド、ポケモンバトルに必要なことって何やと思う?」
「そりゃトレーナーの判断力とか知識量とかか?」
「せや、それも勿論大切やが、いちばん大切なのは発想力や」
「例えば悪党が1対1の正々堂々のバトルをしてくることは稀や、うちが今思いつく事をやったる。うちに攻撃をしてみい」
場にはゴルバットが、ヨウコの横にはユンゲラーが控えている
「いいのか? ···よし、ニョロ(ニョロゾ)ヨウコに水鉄砲」
「ニョロ!」
ニョロゾの攻撃はヨウコの眼の前で壁の様な物に防がれてしまう
滴る水滴をユンゲラーが念力で固め、ゴルバットがそれつかみ上空から落とすとバシャっとニョロゾはずぶ濡れになる
「な、なんだ?」
「まず水鉄砲をバリアで防ぎ、それを念力で集めて固形化し、ゴルバットがそれを掴んで空から落とした。水やからまったくダメージないけどこれがもし炎だったらどうなんやろな。空からトレーナーに向けて炎を落とされたら大変やろ」
「確かに」
「ポケモンの可能性は無限大やで〜」
(まぁ最も敵を効率的に無力化するんやったらモンスターボールの開閉スイッチを破壊するのが手っ取り早いんやけどな。うちは持ってないけどスーパーボールやハイパーボールといった頑丈なボールでも開閉スイッチは弱点やからな〜)
「じゃあ次のバトル行くで〜」
「おう!」