もんすたーな世界にもんすたーで転生?   作:ひなあられ

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草原道中、行先は雨の中【改】

外っていいね!

 

降りしきる太陽!何処までも続く緑!爽やかな風!快適な温度!柔らかい土!ヤバイよこれだけでもうなにもかもがどうでもよくなるくらい幸せだよ。

 

火山?いやあそこはクソだわ。ヤベーくらいクソだわ。朝も夜も終始薄暗いし太陽は赤いし月も赤いし。ひったすらに赤しか色が無いし。何処にいようが熱風、所により熱突風。暑い以外に何も考えられない暑さ。馬鹿みたいに岩だらけな上に固過ぎる岩盤。いつでもどこでも有毒ガスが吹き出し、迂闊に近寄ろう物なら眼を焼かれる…。ヒデーな。うん。ヒドイわ。

 

くあーっと欠伸をかましながら、悠々と草原を行く。たまに小型の肉食竜がアオアオ鳴いてるが、まぁ些細なもんである。この快適な道のりの足止めにはならない。

 

ついでにいうと、移動速度が人間の時より段違いに早い。一歩がデカイってのも勿論あるけど、休憩を殆ど必要としないのが何より楽だ。考えてみれば、ちっこい時から一日中走り回ってたもんな。今思えばよく体力が保ったよ。

 

飯もとにかく美味い。とくにアプノトスが絶品だ。油こってりのジューシー肉にカリカリの噛みごたえある骨、血生臭さよりも肉本来の甘みがハッキリと感じられるって言うね。

 

結論、マジ美味ぇ。

 

……ただなぁ、ちょっと脂っこいと言うか。ここ最近ガチガチのバトルもしてないし、環境も快適そのものなので普段のカロリー消費が低い。偶にならいいかもしれないけど、流石に毎日食うのはなぁ…。

 

なので今は専ら鉱石です。ここら辺の鉱石も美味いもんだよ?味は…なんだろ、枝豆…か?うん、豆類が一番近いな。

 

 

そんなこんなで怠惰…怠惰?な日々を過ごす。行き先なんかは特に決めてはいなかったが、ちょっと気になる事があって雨雲を目指している。

 

いや、大した事じゃないんだ。ただどうしても気になる事が一つあるというか。

 

…モンスターハンターというゲームには『耐性』が存在していた。火、水、氷、雷、龍。それぞれの属性に対する有利や不利があり、モンスターを狩る時はそのモンスターに対する有利な属性の武器を担ぐのがセオリーだ。

 

当然俺も何度かハンターと交戦して、それらしき武器は目にしている。だけど自分の弱点がイマイチ掴めないのだ。火は全く効かないと言ってもいい。氷も同様だが火ほどではない。雷と水はよくわからん。そもそも火山地帯でそんな細かいこと感じられる訳がない。

 

一応原作では水>氷で弱点が入った筈だ。そもそも水属性とはなんぞやと言われたらおしまいではあるが、自分の弱点くらいは知っときたい。なまじゲーム知識があるだけ色々と不安な事も多いのだ。

 

そもそも俺自身が色々と変わり過ぎだと思う。粘菌は発現してないし鉱物食だし体色黒だし、全体のシルエットもなんかおかしいし。その時点で耐性が同じというのは考えづらい。モンハンには亜種という存在だって普通にいる訳だし。

 

ブラキディオスの亜種なんて聞いたこと無いし、もし亜種がいるなら大抵は耐性が反転するはずなのだ。アグナコトルが顕著な例だと思う。火と氷で完全に真反対だし。

 

自分がそうだとは考えていないが、亜種で体色が黒くなる種類は少ないながらも居る。ジンオウガ亜種、ティガレックス亜種、グラビモス亜種、ディアブロス亜種……。

 

元の体色と真反対という訳でも無く、ただ黒くなる。それだけでも亜種と呼べるなら、俺もそうだという可能性は高い。続編か何かで亜種が出現した可能性もある。

 

…だとしても粘菌は残ってると思うけどな!なんだろう、氷の爆発を起こす粘菌でも出てくるのか…?そんな馬鹿な。

 

いや、これでも気になって色々試してみたのだ。嫌々ながらも腕を舐めてみたり、粘菌の残ってそうな地中を掘ってみたり。でもダメでした。活性化する気配は無く、腕は黒いまま。

 

やっぱり切り札で使えるこの…なに?ドーピング?的なパワーを使うしか無い。すごく寿命削ってそうな技だけど、使わないと死ぬし。

 

話が逸れた。つまり何が言いたいかといえば、耐性の無い属性を持つ場所に行った時、果たしてどうなってしまうのか。それが知りたかったのである。

 

……うん、流石に警戒しすぎだと言われても仕方ない。火山にいる限り、水責めに会うことなんてまず無いからだ。人間が鬱陶しかったら、別の火山に行けばいい。遠くに噴煙も見えてるし、それを辿れば容易く他の火山へと行けるだろう。

 

ただ、この世界はモンスターハンターであり、モンスターハンターという世界なのだ。もう何日経ったかなんて忘れてしまったが、産まれてきて様々なピンチに会い、それだけは痛感した。

 

強者なんて幾らでもいる。それがこの世界だ。元の世界の強者とは意味合いが全く違う、生物としての強者。イビルジョーは言わずもがな、ウラガンキンでさえあの強さだ。

 

なら古龍はどうだろう?天変地異として扱われる存在が、火山にやってきたとしたら。果たして火山は火山のままなのだろうか?

 

そう、火山が水責めに会うなんていう、非常識な事が起こり得てしまう。絶対が絶対に無い世界。絶対に安全な場所なんてどこにも無いのだ。

 

だったら自分の苦手くらい知っておきたい。水属性とかいうよく分からん属性がどういう物なのか、そもそも属性とはなんなのかを知るためにも、敢えてその場所に言った方が良いと思うのだ。

 

ずっと雨雲があるって事は、水没林かなんかだと思う。いかにも水属性という感じの場所だし、水属性を使うモンスターもそこそこ居るはずだ。

 

この分だと数日中には着くはずである。もうひと踏ん張り、頑張りましょうかね。




この場を借りて、読者の皆様にお詫びを。
この作品、【改】とついた話とそうで無い話とで完全に乖離してしまっております。これは作者の不注意と言いますか、ハーメルンの仕様を理解していなかった為に、旧作を残しておくつもりが、そのまま消してしまったのが原因です。

ログとかバックアップとか、そういう類の備えもなく、相変わらずの見切り発車で進めている為、元の作品の復元も不可能な状態です。

ですのでこのようなチグハグな状態のまま、どうすることも出来ず放置していたのですが、やはりこのまま放っておくのもどうかと思いまして、批判覚悟で改訂作業を続ける事にしました。

まぁ、批判があったところで、このままの形式で進めますが。他人の言う事なんて聞いてられませんので。

読者の皆様には、ご迷惑をお掛けしております。付き合う気が無いのであれば、お気に入りなどから外して頂ければ幸いです。
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