もんすたーな世界にもんすたーで転生?   作:ひなあられ

22 / 87

やっぱり三人称は難しいですね…。



そして迷子のブラキさん

「モードチェンジ!コード!トリプルセブン!

…ハッ!?」

 

…な、なんか変な電波を受信した気がする…。

 

ん?

 

なんで喋れてるんだ?

…あり?人型?

いつの間に人型になったんだろう…。

最後の記憶は…イラついて転生者を消し飛ばしたんだっけ?

正直、ブチ切れ過ぎて記憶が曖昧なんだよなぁ…。

 

…それに場所も変わってるし…。

 

樹海の中で戦った筈なのに、今は黒焦げた土の上にいる。

クレーター状になっており、青い空しか見る事が出来ない。

…ここどこだよ…。

 

「んー?おっかしーなー?

無意識にどっかへ移動でもした…ぬぁぁあ!?」

 

な、え、ちょ!?

なんで俺の背後にブラキディオスが!?

と、とにかく竜型に…

 

…なれねぇ…。

 

あ、あれ?

うわぁ…これ詰んだわぁ…。

取り敢えず逃げ…なんで襲って来ないんだ?

てか、よく見ると拳を振り下ろした形で止まっているな…。

…振り下ろされた所が丁度クレーターの中心になってる…。

つまり、このクレーターはこいつが作ったのか?

 

…うわぁ、なにそれ引くわぁ…。

 

「なんで動かないんだ?こいつ。

…あれ?なんか真っ黒なんですけど?」

 

…何故だろう…こいつの姿にとても見覚えがあるんですけど…。

腕の粘菌は休止してるけど、真っ赤だし。

赤い粘菌を持ってる個体なんて、自分以外いないはず…。

取り敢えず叩いて確かめてみる。

 

ゴンッ!

 

ゴーーーン…ゴーーン…ゴーン…。

 

ウワォ!見事な空洞音!

…と言う事は、こいつには中身が無い?

一体何故?

 

「…ん?あー成る程。

そう言う事か…。」

 

…うん。独り言が多くなるな…。

そんなことより分かった事が一つ。

 

これ、俺の抜け殻だ。

 

こんだけ俺の特徴を持った個体が、突然このクレーターを作るなんて可能性はほぼ無いだろう。

つまり、これは俺がやった事。

あの転生者を消し飛ばしたとき、このクレーターが出来たんだと思う。

 

…さっきは、自分で自分の事をけなしたのか…。…鬱だ。

 

まぁいい。

 

そしてその時点で意識を失い、何故か抜け殻を使ったと。

竜型になれないのは、シークレットさんの言ってた副作用だろう。

 

…となると、ここを移動した方がいいな。

誰かに見つかると面倒だし、竜型になれないから無防備だし。

…この抜け殻持って行こうかな…。

このまま人に拾われるのも癪だし、何より勿体無いし…。

…持って行くか。

でもどうやって持って行こうか?

こんなデカイ物、チビの俺には無理…ん?

 

「な、なんじゃこりゃぁああ!?」

 

ひ、人型状態の姿が変わってる!?

ウワッ!背が伸びてる!嬉しい!これは嬉しい!

 

ヒャッホイ!

 

ー五分後ー

 

…よし、落ち着いた。

側に水が無いため詳しくはわからないけど、ほぼ原型が無いほどに変わってる。

顔は…わからんが、髪型はほぼ同じだ。

逆立っていて先の方がほんのりと赤い。

そして全体的に伸びていて、背中の辺りまである。

 

…変わった所は色と長さか…。

 

俺的にはこのヘアスタイルが変わって欲しかったんだが…。

 

身長は165㎝ほど。

これが一番嬉しかった。

 

服はロングコート。

フード付きで、あちこちに銀の装飾がある。

…装飾と言っても、何故か無駄にあるポケットの装飾なので、全体的に地味だが…。

手首の辺りまで袖がある上に、革製なので非常に暑苦しい。

…何故か暑く無いんだけどね。

前を留めるボタンなどは一切無かった。

それと、真っ黒だ。

 

中の服はよれた黒いシャツ。

…良かった…。半裸じゃ無くて…。

 

ズボンは革製の長ズボン。

腰のあたりに大量の鎖。ベルトのバックルは髑髏を模している。

…簡単に言えば、エレキギターを持ったご機嫌な人が着ていそうなヤツだ。

いや、学生ズボンよりかマシだけどさ…。

そして黒である。

 

靴は…編み上げブーツ?みたいなヤツ。

靴底は薄く、紐では無くベルトで編まれている。

…下駄より断然いい。

これも黒である。

 

背負っていた武器も変わっていた。

 

まず火縄銃(笑)

何故かロープになっていた。

鱗のような素材で出来ており、俺の意思で伸縮自在である。

背中では無く腰のあたりにしまっておく所がある。

…一見すると鞭に見える…。

…てか、原型どこ行った?

 

日本刀は小型のサバイバルナイフに。

粘菌は赤く、刃は黒だ。

これも腰のホルスターに差せるようになっている。

 

声は相変わらず女声でした。

 

結論。

 

厨二病も程々に。

 

…まぁ、このおかげで抜け殻を運べるなら別に良いんだけどね。

幸い、ロープがあるし。

…なんか魂の武器的な物じゃ無かったんだ…。

あっさり形変わったし…。

 

取り敢えず、抜け殻の解体から始める。

 

まず、ひっくり返してお腹の鱗を中に押し込める。

散らばったのを集めるのは面倒だしね。

次に、頭と胴体の継ぎ目と尻尾と胴体の継ぎ目にナイフを当てて、継ぎ目に沿ってナイフを動かす。

こうしておけば…

 

ドムッ!ガランガラン…。

 

…と、まぁ、こんな感じで楽に解体できる。

粘菌様様です。

 

後は足を同じように解体して、胴体に入れてロープで縛るだけである。

こうすれば俺でも運ぶ事が出来るのだ。

…筋力は足りてたんだけどね…いかせん身長が足りなくて運べ無さそうだったんだよ…。

まぁ、身長が伸びたから良かったんだけどさ…。

 

そう言えば、未だに樹林の中でした。

クレーターの外に出た時は愕然としたよ…。

ある程度予測は出来たけどさ…。

 

ー10分後ー

 

「お、いい隠し場所発見。」

 

それは高い木の上にあるうろだった。

…うん、十分にスペースはあるな。

よし!拠点はここにしよう!

 

取り敢えず、下に置いて来た抜け殻を運び入れる事にする。

ロープの先端を、うろの中にあった丈夫そうな枝にくくりつける。

後は俺の意思で伸縮させるだけだ。

こうすれば簡単に運び入れる事が出来る。

 

…よし、上手くいったな…。

某薬中の探偵坊主にこんな秘密道具があった気がする…。

まぁ、気にしてもしょうがないか…。

 

それにしても、何時ここから出られるんだ?

記憶が曖昧な所があるから正確な事はわからないけど、もう一週間くらいだよな?

 

…絶賛遭難中かぁ…。

 

しばらくはここが俺の住処になりそう…。

なんとか脱出し無いと…。

…サバイバルにならない所は幸いです。

食料なら困らないしね。

 

それとあの黒い霧には注意し無いとな。

なんになるかわからんぞ…。

 

…もう夜か…。

寝よう…。

 





ブラキさんは割とお気楽な正確です。
と言うか驚きまくったせいで悟りを開いちゃってます。
多分鬱展開にはならないはずです。

もう擬人化はし無いと言ったな?
あれは嘘…ちょ、止めて!物を投げないで!

とまぁ、お察しの通り擬人化してます。
読者の皆様の期待を裏切ってしまいすいませんでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。