少し早めの投稿です。
「よし!その調子だ!行けるぞ!」
「ミゥミゥミゥミゥミー!」
ガジガジガジガジ…。
「…ミー。・゜・(ノД`)・゜・。」
「うーん…やっぱ無理かぁ…。」
流石にナルガの子供に鉱石は無理だったか…。
変化する事が出来たし、行けると思ったんだけどなぁ…。
かと言って俺が食うわけにもいかんし…。
「ちょ、貴女さっきから息子になにやらせてるんですか!
まさか枷を食い千切らせようとかしてませんよね!?」
「ゲッ…。」
「何ですかその反応!?普通無理に決まってるでしょう!?」
「…え?そうなの?」
「何で不思議そうにしてるんですか!?
全く…親の顔が見てみたいですよ…どんな教育してるんですか…。」
「…そうだな…。」
ごめん…何気にトラウマなんだよそれ…。
結構傷ついたわ…。
そうなると方法は一つだな。
力☆技☆
これしかないな、うん。
多分これ頑張れば引き千切れるし、枷もぶっ壊せると思うんだよ。
ただそれが出来るだけのスペースが無くてさぁ…。
ここでやったら向かい側の檻にまで被害が行くだろうし、何よりこのガキがどうなってしまうか予想もつかない。
もしくは粘菌頼りだな。
見ろよこれ。粘菌が抗菌石の枷を侵食し始めてるよ。
抗菌石って粘菌の天敵だろうが。なんで侵食してんだよ。
じわじわとその範囲を広げてるし、粘菌の操作系統も戻ってきてるし。
あ、でも枷は流石に厳しいんだな。
今の所爆破粘菌しか侵食して無いし…。
…あれ?これもう粘菌使える?
でもまだ爆発する程繁殖出来てないな…。
…する事ないしこの粘菌の応援でもするか。
雷撃ー。頑張れー。なんだかんだでお前が一番侵食して無いから。てかやる気あんのかテメェ。さっきからピクリとも活動してねぇじゃねぇか。
キノコー。お前は充分頑張った。だから無理すんな。抗菌石に当たった所から真っ白に変色してるから。本当に無理すんな。そこだけ操作系統が遮断されてる所からも考えて、完全に死滅してるから。もう頑張んなくてもいいって。…おま、自滅する気か?どんどん白くなってくぞ!?
狂竜粘菌の方は…え?何これ?いつの間にか新しい器官作り出してる!?
何だこれ!?…あぁ、成る程。元々あった粘菌を活性化させる器官を拡大、さらに狂竜ウイルスのプラスな部分だけを合成させて、超強化を図ったって訳か。
てかそんな器官あったんだな。唾液だけに頼らず、これを頼たらよかったんじゃ…。
ん?成る程…活性化させるといっても、起動と停止の役割しか担って無かったんだ…。他にやってくれてたのは粘菌の進化と抑制か…。何気に最重要器官じゃん。
付け加えられる性能は…粘菌のチャージ機能?超活性化?粘菌核の意識的生産?狂竜粘菌と筋肉と甲殻による排熱を再利用した超絶身体強化?
何だこれ。頑張り過ぎだろ。それ一つ潰れたら滅茶苦茶困るじゃん。…あ、そこら辺も考えて器官を量産、全身に均等に三つ配置するんだ…。凄いよ。うん。
自分の体なのに、自分以上に考えていらっしゃる…。
粘菌様様だわ、本当。
てか、俺が粘菌の意図的操作なんて無茶をやらかしたからこの器官が超進化したのか?
何気に自分で新作の粘菌を作ってるしな。
…ふぅ…暇だ…。する事ねぇ…。
ついでに腹も減った…。
あー…抗菌石の枷が美味しそうに見えて来たぞ…。
こりゃ相当参ってるなぁ…。
そもそも枷を食い千切らせないように首輪までかけられてんだ。食うなんてそうそう出来やしない。
あ、キノコ粘菌が完全に死滅した…。
くそ…空気粘菌に続いてこいつもか…。うぅ…。
ーーーーーーーー
…グギュルルル〜…。
流石に限界だお…。お腹すいたお…。
ご飯〜…。飯〜…。肉〜…。鉱石〜…。虫〜…。魚〜…。武器〜…。…武器?
…このリュウゲキソウ…タベ…でも不味…いやクウ…。
…ゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴル…。
「…。」
リュウゲキソウ…タベレルヨナ…?
…ジュルリ…。
ーーーーーーーー
「((((;゚Д゚)))))))」
ゴリゴリゴリ…ボキン…モキュモキュモキュモキュ…。
…ふぅ…。案外いけるもんだな。
薬臭い事を我慢すれば、あらゆる鉱石の味が一緒に味わえるから割と美味しい。
…ガキはドン引きしてるけどな…。
この竜撃槍が原因かどうかはわからんが、爆破粘菌が一気に枷を侵食。後は爆発させるだけとなった。
ついでに謎の器官も完成し、いつでも脱出可能な状況に。
…問題は、それプラス三匹の脱出を手引きしなければいけない所だが…。
雷撃粘菌は相変わらず沈黙を貫き、キノコ粘菌は死滅、唯一動く爆破粘菌がなんらかの進化を遂げた感じがするし、狂竜粘菌に至っては新たな力を作り出した。
なんかもう…色々ありすぎてよくわからん。
狂竜粘菌は龍脈エネルギーに頼り切りな粘菌の為、新機関は動かすことは出来ない。
その代わりと言ってはアレだが、爆破粘菌は今まで以上に強くなった為、龍脈エネルギーの補助無しで増殖出来るようになっていた。
脱出にはこれを使うかな。新しい戦法も試してみたいし。
雷撃粘菌?いや、どうしろと?
脱出の方法は一応考えてあるけど…多分殆どその場任せだろうなぁ…。
1、俺が闘技場の表に出た時、鎖諸々を引き千切って大暴れ。
2、その混乱に乗じてナルガ子供が鍵をピッキング。(その方法は俺が教える。)親二匹の鍵を開け待機。
3、脱出の準備が出来たら子供ナルガが俺に報告。どうにかして闘技場の床をぶっ壊し、親ナルガを救出。
4、子供ナルガと親ナルガはそこでお別れ。脱出したら大空に逃げて貰う。
5、今までの恨みつらみ、捕らえられた事への怒り、個人的に許せない密猟への嫌悪感諸々をひっくるめた報復の開始。ド派手な花火を打ち上げる。
…うん。完璧(?)な作戦だな。
外に出れたら龍脈も使えるだろうし、ほぼ完全復活を果たす事になる。
この作戦はもう親二匹には伝えてある。…かなり疑わしそうだったが…。
子供ナルガは「(´・ω・)」みたいな顔をして親を見ていた。
何か訴えたい事でもあったのか?ま、どうでもいいけど。
さてさて。そうと決まったら色々準備しないとな。
食い残した竜撃槍を使って何か出来るかもしれん。
ブラキさんが抗菌石を食べると思った?残念!正解は子ナルガでした〜。ちょ、やめて!石を投げないで!
ブラキさんが竜撃槍を食べれたのは子ナルガのおかげ。ブラキさんの口元まで、健気に運んでいました。
ブラキさん、鎖に繋がれてるしね…。