もんすたーな世界にもんすたーで転生?   作:ひなあられ

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暴れた後は誰でも賢者

残りの転生者に向けて次々とコンボを決めていく。

地面に落ちそうになったら、咆哮で強制的に打ち上げ、尻尾の斬撃を当てる。

本当は左腕で一纏めに葬ってもいいんだけどね。

やっぱこいつらは苦しめて死なせないと気が済まない。

ほらほら、次の脱落者は誰かなー?

 

ーーーーーーーー

 

よし、死んだな。

抹殺完了!転生者はチリと消え、砂漠は穴だらけ!

龍脈エネルギーを解除しても欠損部分は残ったし、姫様も無事なようだ。

 

いやぁ、やっちまったなぁ…。

どうすんのこの地形。

二個か三個くらい山が抉れてるぞ。マジで。

どんだけ凄いんだよこのパンチ。

 

後は王女を何処に届けるかだよなぁ…。

本当なら、あの転生者に預けるつもりだったんだけど、全員あの世逝きだし…。

確か、王女はこの辺りに王国があるとか言ってたな。

だったら俺が擬人化して運べばいいんじゃないか?

結果はどうであれ、俺の背中を守る為に戦ってくれたし、ある程度の恩も感じてるし。

人になっといたら、人里に行ってもバレない事はわかってるからね。

 

あ…人里にどうやって行こう…。

うーん…王女に頼むか?

道に迷って困っているとか言えばいいかな?

 

確か王女は…と、いたいた。

緑化粘菌で繭みたいに包んでおいたから、この砂漠だと結構目立つ。すぐに見つけることが出来た。

擬人化して王女入り繭を引きずっていく。

…ベースキャンプ何処だろう…。

 

「にゃ、にゃにゃぁ!?竜が人になっちゃったにゃぁぁあ!!」

 

「んぁ?」

 

どっから声が…?

あ、下か。

こんなの猫しか居ないよな。

でもなんで一匹気絶してんだろ?

もう一匹も気絶寸前だし。

 

「にゃぁぁあ!こっち見たにゃ!殺されるにゃぁぁあ!」

 

「は?いや、殺さないけど。何言ってんだし。」

 

「だ、騙されにゃいにゃ!あんなムカつくボケ畜生にも劣るお下劣ゲロ糞野郎でも実力はあったにゃ!

そんにゃ奴らが手も足も出せないままやられるなんて…正直ザマァww。だけど、僕たちまで殺しておけば情報は漏れにゃいにゃ!お前は絶対に僕らを殺すにゃ!」

 

何言ってんだこいつ。

擬人化は人前では使えないし、竜化も人前では使えない。

使うには人目を避けないといけないのだ。

呂布…ラオ爺が言ってたから間違いない。

その理由は、人は人以外が喋る事を基本信じないからだそうだ。

要するに人外相手なら見られても別に困らないって訳だ。

よって情報が漏れるのを恐れる心配は皆無である。

 

…てか、えらい嫌われようだな転生者。

どんだけ悪口言われてんだよ。

 

「だから、殺す気無いし。

殺してどうすんだよ。食うにしても不味そうじゃんお前ら。」

 

「うにゃぁあ!?く、食う…食べ食べられれられ…。」

 

パタン。

 

気絶しやがった…。

気弱過ぎだろ。

 

「う…にゃぁあ?ミーは一体にゃにを…。」

 

あ、もう一方が起きた。

しょうがない。こいつにベースキャンプへの道を聞くか。

 

「あぁ、起きたか?

もうなんでもいいからベースキャンプまで道案内してくれねぇ?

気絶はもう勘弁だわ。」

 

「にゃあ?まぁ、いいにゃ。

こっちだにゃ。あ、その馬鹿は放っておいて大丈夫にゃ。」

 

「はぁ…。いや、いいんならいいけど…。

でも、なんでお前気絶してたんだ?」

 

「…クソ共の攻撃が当たったにゃ…。

ホント死んで欲しいにゃ。

三乙して死んだ事にしてギルドに帰るかにゃあ…。」

 

「…お、おう。」

 

不憫というかなんと言うか…。

まぁ、あいつらは俺が強制死(ヨン)乙にしてやったから、問題は無さそうだけど。

道案内はしてくれるみたいだ。

緑化粘菌を解いて自由になった王女をおぶり、放っておいていいと言われた猫も持っていく。

首根っこ掴んでだけどな。

 

うぇぇ…歩きにくい…。

暴れすぎたか?

 

しばらくしてベースキャンプについた。

王女を送るための特別料金ってことで、王女の国までタダで乗せてくれるらしい。

これはラッキーだ。

最悪、龍車の後ろから走って追いかけようと思ってたからな。

王女は…まぁ、適当に誤魔化せばなんとかなるだろ。

なんか馬鹿っぽいし。

 

「そんじゃ行くにゃよ〜。

あ、相棒はこっちに置いといてにゃ。」

 

「りょーかい。」

 

龍車の前の席に猫を下ろし、王女と一緒に荷台に乗る。

…まだ気絶してんのかよ…一応脈もあるし、呼吸だって安らかに…ん?

 

「こいつ…寝てやがる」

 

まさかのあの状況で寝こけ済ましやがってたよこいつ。

あの緊張状態から解放されたんだから、気持ちはわからんでも無いけど…ねぇ…。

 

あー…。なんか平和だなぁ…。

 

今夜は新月なのか、空には月が浮かばず、星々が煌々と輝いている。

屋根の無い龍車なので、余計にそう感じる。

いつも寝る前に見る景色とは言え、こんな風に移動しながら見るのはいつぶりだろうか。

…寝れそうに無いなぁ…。

 

…ギターでも弾くか。

 

あ…でもあれエレキギターじゃん。

流石にこの雰囲気でエレキギターはちょっと…。

…うーん…もしかしたら音色を変えれるかもしれん。

ちょっと実験してみるか。

 

ーーーーーーーー

 

なんか簡単に出来たわ。

アンプに入っている玉の位置と、エレキギターにかける電圧を調整してみたら、見事にアコースティックギターの音色に変わった。

今は龍車の枠を背もたれ代わりにして、アンプを足掛けにしながらゼ○ダの子守唄を弾いている。

 

いや、なんか思いつく曲がこれしか無かったわ。

たまにエ○ナの唄に変えてるけど。

ゼ○ダいいよねゼ○ダ。

モンハンに勝るとも劣らない名曲だと思うんよ。

 

ちなみにサ○アの唄を弾いたら、荷台から樹木が生えてきた。

流石にこれはまずいので、サ○アの唄は弾かないようにしている。

俺、一番好きな曲なのになぁ…。

 

今夜は眠れそうにないし、このギターで夜を明かしますか。

さーて、次は…メ○トでもいってみるか。

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