もんすたーな世界にもんすたーで転生?   作:ひなあられ

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古龍観測隊より本部へ2【改】

古龍観測隊より本部へ

 

ハンターからの要請により、火山での捜索を開始。今回は未確認の大型種の幼体の為、地上での捜索となります。書記は前任者に変わりまして私が行います。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

書記の引き継ぎを容認。調査を続行して下さい。

通達。

今回の調査において、重点的に調べるべきは火山の生態調査です。大型種の幼体、もしくは鳥竜種の発見はあくまでサブに過ぎません。依頼書の再確認をお願い致します。

 

 

古龍観測隊より本部へ

 

了解。

依頼書に語弊があった模様。環境調査に視点を置いての調査に切り替えます。

 

報告。

イビルジョーによる環境破壊はかなり深刻な模様。草食種は軒並み全滅。それに伴いエリアの極端な収縮が見られます。火山の採取ポイントも荒れており、貴重な鉱石が殆どありません。生態系の回復率は1割を切っています。

 

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

生態系の完全な回復、及び大型種の存在確認までは調査を続行して下さい。報告は変化があった場合のみで結構です。

 

 

古龍観測隊より本部へ

 

了解。

調査を続行します。

 

 

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古龍観測隊より本部へ

 

報告。

調査開始より1ヶ月。現在の生態系の回復率は5割を超えました。草食種も増殖し、小型の鳥竜種も確認できます。

大型種の痕跡有り。調査開始より現在まで、気配を匂わせながらも全く姿を見せない竜種がいる模様。足跡の深さより獣竜種の可能性大。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

回復率が10割となった時点で調査を終了して下さい。種族が不明とはいえ、大型種もいる様ですので順調とみてよいでしょう。

現在、火山周囲に大型種の目撃情報はありません。

 

 

古龍観測隊より本部へ

 

了解。

 

報告。

大型種の種族は獣竜種である事が確定。しかし未だに全容は見せず。相当に危機察知能力が高いか、幼体であるが故に見つかりにくいかの何方かでしょう。危険性は極小。敵性行動は見せず。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

引き続きの報告をお願いします。

 

 

古龍観測隊より本部へ

 

了解。

 

 

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古龍観測隊より本部へ

 

報告。

回復率は6割を突破。獣竜種は未だ確認出来ず。侵食されたエリアの整備中、大量に積まれた草食竜の骨群を発見。調査の結果、それが人によってなされたものである事が確定しました。

 

武器種は大剣。力任せに首を両断する等、かなり暴力的な所業。骨の状態から、どうやら大型種の罠餌として使われた模様。規定量を超える毒が検出されました。これは重大な規則違反であり、また、イビルジョーによる生態系破壊に拍車の掛かった原因としても推測されます。

 

至急、ハンターリストを洗って下さい。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

報告。

調査の結果、一致するハンターは約一名。村木明宏。

 

只今を持ってハンター権を剥奪。また、ギルドナイトへ指名手配通達。同時に情報収集を開始します。

 

 

古龍観測隊より本部へ

 

了解。

報告。

獣竜種の足跡より、未確認のモンスターはブラキディオスでは無いかと推測されます。しかし、そうなると不可解な点が幾つか存在。

 

先ず、かなり成長している事。この大きさは、イビルジョーと同時期に活動していなければ得られません。つまり生態系破壊以前、もしくは破壊中に生まれた模様。

 

第二にかなり臆病である、もしくは警戒心が強い事。イビルジョーと共に過ごしたのであれば納得ですが、ブラキディオスにしてはその獰猛性が見られません。

 

第三にかなり小型である事。サイズで言えば金小冠程度でしょうか。雄という事は先ずありえない大きさです。恐らく、食生活に難点があったものとみられます。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

新たな事が判り次第、こちらに報告して下さい。

報告。

調査の結果、『問題児』による生態系の破壊が深刻なまでに拡大しています。其方の草食竜の死滅によるケースの他にも、ジンオウガが狩り尽くされた上にガーグァだけが狩られず、後追いで雷光蟲が死滅したケース。ネルスキュラが大量に狩られ、ゲリョスが大量発生し土壌が汚染されて不毛の地になったケース。屍肉が大量に放置され、吊られるようにヤオザミが大量発生したケース、etc…。

 

その惨状は人が手出し出来る範囲を超えており、現状は静観するしかなさそうです。

 

 

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古龍観測隊より本部へ

 

報告。

生態系の回復率は9割を突破。順調に回復している模様。

 

また、推測されていたモンスターがブラキディオスである事が確定しました。しかし、通常種と比べると、あまりにも外見に差があります。

 

体色はほぼ真っ黒であり、腹等の甲殻が薄い箇所だけ灰色。また、ブラキディオスの特徴とも言える粘菌が存在していません。その影響でしょうか。甲殻に爆発による融解の後は無く、通常種に比べて随分と刺々しい印象を受けます。

 

体長もかなり小柄で、おそらく金小冠程度しかありません。

 

客観的な判断ですが、どうやら通常種よりも弱体化した個体のようです。イビルジョーによって天敵が排除された結果でしょうか。

 

 

本部より古龍観測隊へ

 

了解。

報告。

ギルドは火山の生態系の完全回復を宣言。一週間後、火山をハンターに向けて解放します。

 

それに伴い、調査隊を撤収。この封書を持って、調査の任を解きます。お疲れ様でした。

 

報告にあったブラキディオスですが、現時点で討伐対象とみなします。ギルドの見解では、ハンターの討伐を待たずして死亡する可能性が高いようです。

 

その為、クエストとして扱う程では無いようです。

 

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