インフィニット・ストラトスー炎のサムライ参上!ー 作:3kuni
春、それは入学シーズンであり物語の始まりの季節。信玄は今とてもワクワクしていた。この自分以外1人しか男子がいない状況に。
「きったー!俺の春が、俺の春が遂に来たーーーっ!!」
椅子の上に立ち机の上に足をのせ、真上を指差しそう叫ぶその姿は、サムライとしての威厳は無く、ただの高校生だ。最も、鎧を着込んでいない為本当に見た目は16歳くらいなのだが。
「ねえ、ちょっと男子って1人じゃないの?」
「知らないわよ、でもあの騒いでるの、バカっぽい顔してるけど結構イケメンよね」
という女子のヒソヒソ話を聞きつける。戦国武闘会などの武闘大会も楽しかったが、それでもまだまだ若い男、異性は気になってしまう。それは仕方が無い事だ。ただ、信玄はそれまで女性と関わったことがあまりない。その為ーーー
「ねえねえ、なんの話⁉︎俺の話⁉︎」
と、かなり気さくに話しかけにいってしまう。しかし、初対面の、しかもそこまで仲の良くない異性に話しかけられてしまえば尻込みしてしまうのが道理というか、「いえ、なんでもないですぅ…」と言われ、避けられてしまった。
「…え」
まさかこんな反応を取られるとは。サムライのみんなはもっとフランクに話しかけたり答えたりしてくれたぞ…これが女性と男性の違いなのか…と、打ちひしがれながら席に戻る、と思いきやもう1人の男子生徒である「織斑一夏」の元に行き
「気を付けろよ、もう1人の男子…女性と男性は受け答えに差があるぞ……奴らあまりフランクに話してくれないぞ」
「へ?あ、そ、そうなのか…そういや男子…だよな?」
信玄を指差す織斑一夏。一瞬何を言われたかわからないような表情をし、次に呆れた表情に変わる。
「おいおい、俺が女性に見えたらお前目の病気疑った方がいいぜ?いい医者知ってるから教えてやるよ」
「いや、そうじゃなくてさ。俺1人って聞いてたからちょっとびっくりしちゃって…ってか憐れみの表情で見るな」
「何事もイレギュラーってのは発生するんだぜ、もう1人の男子!」
「もう1人の男子って…俺はおーー」
「ストーーーーップ‼︎ちょっと待てお何とか!おま、それは自己紹介の時のお楽しみじゃん!それは絶対やっちゃイカン事だよお何とか!」
「そ、そういうもんなのか?」
「そういうもんなの!ではお何とか、貴君の自己紹介みんなが期待をのせてのせてのせまくってるから面白おかしくやるように!」
「無茶ぶりじゃねえか⁉︎」
そんな織斑一夏の話を聞く事無く、席に戻る。もうすぐかなー先生まだかなー、っと足をブラブラさせながら。
そんなこんなで数分後、先生が入ってくる。その先生は信玄の初戦の相手であった山田真耶であった。
「えー、全員そろっt」
「あー‼︎俺のクラスの担任って童顔緑髪巨乳ドジっ子眼鏡なん⁉︎」
さりげなく名称がアップグレードされており、それを聞いたクラス一同噴き出し、そして山田真耶は既に後ちょっとで泣きそうになっている。
「ドジっ子…うぅ…えっと…ヒグッ、1年間このクラスを、グスッ…うぅ…担当することになりまじだ、山田真耶です、エグッ…よろじぐお願いじばず…」
というか次何か言ったら絶対に泣く。まあ流石のこの男も、少し悪い気はしたのだろうか、気まずそうに「すいませんでした」、と謝る。すると、少しは泣き止んだのか、落ち着きを取り戻し生徒達に自己紹介を促す。
「次は織斑くんの番ですよ」
「………」
今織斑一夏は脳味噌フル回転で面白い事を考えていた。何か面白い事を言わなければ、ならない、なんとしてでも!
「織斑君、織斑一夏君!」
「はっ、はい⁉︎」
山田先生が身を乗り出して一夏に言い出して、やっと気付く。周りはくすくすと笑っているのに対し、信玄は「今日の昼飯何食おう…」としか考えていない。
「あ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる? 怒ってるのならゴメンね、ゴメンね! でも、自己紹介、『あ』から始まって今『お』の織斑君なんです。だからね、その、自己紹介してもらますか? だ、ダメですか?」
「いや、あの、そんなに謝らなくても……ちゃんと自己紹介しますから。とにかく先生落ち着いて下さい」
「ほ、本当?本当ですか?本当ですね?や、約束ですよ。絶対ですよ!」
立ち上がると、周りから一気に注目される。
「えっと、織斑一夏です、宜しくお願いします!」
「かーらーのー?」
後ろの方から煽る声、誰とは言わずわかるだろう。先程まで昼飯の事を考えていた信玄だが、一夏の立った時の姿勢に目をひかれみんなと同じように注目していたのだ。
「えーっと、その、あと、い、以上です!」
強制終了させてしまう。生徒達は面白い具合にこけてしまうが、信玄のみ
「…アリだな」
と言って目を光らせた。
「あ、あれ、俺なんかマズい事したかな?」
当たり前だ、と言わんばかりにみんなは一夏の方を見るが信玄のみは「グッジョブ!グッジョブ!」と拍手する。と、そんな時一夏の後ろから近付く影が…
スッパーンッ。
「その音は…まさか…バジュラ⁉︎」
「なんだバジュラとは…まったく、お前はまともな自己紹介も出来んのか」
「げぇっ⁉︎関羽⁉︎」
かの有名な悪魔神バロムに匹敵する程の圧倒的な威圧力を持つこのクラスの担任である織斑千冬が降臨した。
ズッバーーーーーーンッ‼︎‼︎‼︎
ズッバーーーーーーンッ‼︎‼︎‼︎
「誰が三国志の英雄だ馬鹿者、そしてお前はまた失礼な事を考えてただろ火刀」
前のボードの時とは洒落にならない音と威力で出席簿アタックが行われる。
「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「ん?ああ、山田先生。すまないな。クラスへの挨拶を押しつけてな」
「い、いえ。副担任ですから。これぐらいは……それじゃあ、火刀(かたな)君、自己紹介を宜しくお願いします」
頭を抑えながら信玄が立ち上がる。
「いてて…えっと、ボルb…火刀信玄です、1年間宜しくお願いします、特技は剣技、100人斬りまでなら楽勝です」
火刀(かたな)、これは入学テストをした当日に山田真耶、織斑千冬と共に考えた名字だ。流石にボルベルグと名乗るのはアレなものだし、見た目は見るからに日本人なので日本語の名字が必要になったのだ。因みに色々な登録は千冬に全て任せたのを山田真耶に全て押し付けたので山田真耶は体力的にボロボロである。
「物騒な事を言うな。ったく…諸君。私がこのクラスの担任を勤めることとなった織斑千冬だ。貴様ら新人を一年で使い物になるIS操縦者にするのが仕事だ。私の言うことはよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな?」
何処ぞの鬼教官みてえだな…と考え、ブーイングでも起こるかと考えていた信玄。しかしその予想に反して黄色い声援が湧き上がる。
「……はあ。毎年よくこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か? 私のクラスにだけ馬鹿者を集中させているのか? 迷惑な話だ」
いいのかあんな不機嫌な態度で。いやきっといいんだろうな、言われた奴らなんか嬉しそうだし。
「バシバシ叩くなよ千冬姉…」
ズッバーーーーーーンッ‼︎‼︎‼︎
「織斑先生と呼べ」
「ちーちゃん」
ズッバーーーーーーンッ‼︎‼︎‼︎
「織斑先生だ」
「すんませんでした」
何故真面目な人相手だとこんなにからかいたくなるのだろうか、不思議に思う。まあそんな事よか女子のヒソヒソ話が聞こえてくる。
「え……? じゃあ、織斑君ってあの千冬様の弟……?」
「だから使えるってこと?でもそしたら火刀君の身内にもIS操縦者がいるの?」
「でも火刀なんて名字聞いたことないわよ?」
一夏はともかく、信玄は詮索されると非常に困る。この前戸籍が出来たばかりなのがバレたらなんかヤバいという話を千冬から聞いたのを思い出して焦り始めるといいタイミングでチャイムが鳴る。
「静かに! さて、SHRは終了だ。諸君らにはこれから半月でISの基礎知識を覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で叩き込め。いいか、いいなら返事をしろ。良くなくても返事をしろ。私の言葉には返事をしろ」
『はいっ‼︎』
「なんか思ってたのよか大変そうだぜ学校………」
時は変わって1限終了後の休み時間、一夏は既にボロボロだった。
「よお、大丈夫か…?」
「おう、ぐっすり寝てたからな‼︎」
「なんでお前千冬姉の出席簿アタック喰らっても寝てられるんだよ…」
実のところ、信玄は1限中ずっと寝ており出席簿で殴られようとも一切起きなかった。
「まあ、あれだ、慣れ」
「慣れってもんじゃねえだろ絶対⁉︎」
「まあ落ち着け一夏。きっとお前もいつか慣れて快感になる日が来るさ」
「来ねーよ⁉︎つかお前はそう感じてんのかよ信玄⁉︎」
「んなわけねーだろ一夏」
気が付いたら名前で呼び合うような仲になっていた。元々男子は2人だけだった上に、SHR前に話していた事もあってかすっかり仲良しさんだ。
「…少しいいか?」
「え…箒?」
「知り合い?」
「ああ、俺の幼馴染」
「済まないが一夏を借りるぞ、火刀」
「7泊8日で100円な」
「そ、そんなに借りる気は無い!」
「つか俺安っ⁉︎」
冗談が通じない奴らだ、と思うももう既に行ってしまったようだ。さて、一眠りするかと思った所、だぼだぼの制服の眠そうな女の子が近づいて来た。
「やーやー、ぼるぼるー」
「ぼるぼる?」
「うん、さっき自己紹介の時ボルって言ってたでしょ?だからぼるぼるー」
「俺のあだ名か…あー、…っと本音、だよな?」
「そうそう、本音だよ〜、それで質問があるんだけど〜…」
と、いう所でチャイムが鳴ってしまい、「またねー」と言いながら帰ってしまう。質問が気になって眠れなくなってしまった。
眠れないので珍しく真面目に授業を聞く信玄。山田先生は1限の有様を見ていたので、信玄に対して「やれば出来る子」というイメージを持ったようだ。実際信玄の集中力はかなり高い。それもそうだ、戦国武闘会で生き抜いた猛者なのだから集中力も高いはずだ。それよりも問題は一夏だった。先程から頭を抱えてページをめくったり戻ったりしている。
「織斑君、何か分からないところはありますか?」
運が悪いというか何というか、真耶が一夏にピンポイントで名指ししだした。
「あ、えっと……」
「分からないところがあったら聞いて下さいね。何せ私は先生ですから!」
そう真耶がいいえへんとでも言いそうな表情になる。今まで教師らしくなかったところをここで一気に挽回しがいところだろう。
やがて何か吹っ切れたか、一夏か思い切って質問する。
「先生!」
「はい、織斑君!」
生徒からようやく出てきた質問に張り切って答えようとする真耶。しかし一夏の口から出たのは真耶の予想を遥か彼方をいくものであった。
「ほとんど分かりません!」
場の空気が何度か下がった気がするような沈黙に駆られ信玄も身震いしてしまう。
「え……? ぜ、全部ですか?」
まさか全く分からないとくるとは思わなかったのだろう。先程まで優しい笑顔の真耶の表情が困惑のものとなる。
「え、えっと……織斑君以外で今の段階で分からないっていう人はいますか?」
誰も手を上げない。一夏は信玄の方を向くもちゃんと理解…しているかどうかはわからないが一応わかってはいる為、手を上げない。
「……織斑、入学前の参考書は読んだのか?」
「えっと……あの分厚い奴ですか?」
「そうだ。必読と書いてあった筈だが?」
しばらく一夏は何かを思い出す様な素振りをした後に答える。
「あー、古い電話帳と間違えて捨てました」
ズッバーーーーーーンッ‼︎‼︎‼︎
例の如く出席簿アタックが放たれ、一週間で分厚いの全部覚えろ、というキッツい課題を出されたようだ。南無三。
その後、織斑先生による有難い説教により一夏の顔つきが良くなったがそのときはもう既に集中力が切れていたのか信玄は寝てしまった。
時は移って2限目の休み時間、信玄も一緒になって一夏と勉強していた。
「あーっ、もうなんだこれーーー⁉︎感覚でいいじゃんよ感覚でー⁉︎」
「なんだよ信玄、お前わかってたんじゃ無いのか?」
「いや俺間違えて斬り裂いちゃったしそれ」
「俺よかヒドいじゃねえかそれ⁉︎」
「ちょっとよろしくて?」
何やら上品な言葉使いの女性が話しかけてくるが、もう信玄にはSHR前のような余裕は一切ない。
「え?」
「何のようだよ金髪ダブルドリルロール?」
「なっ…なんて無礼な!」
わなわなと羞恥と怒りに震えているが、そんな事に信玄と一夏が気付く筈が無く。
「ふ、ふん!代表候補生であるこの私と同じクラスになったのですからもっと光栄に思ったらどうですの?」
「そうか。それはラッキーだ。」
「うっわーい、こんな金髪ダブルドリルロールがおんなじクラスだなんてうっれしーなー!」
「バカにしてますの?っていうかドリルロールじゃないですわよ⁉︎」
「当たり前だろうが、つか代表候補生ってまず何?」
「あ、それ俺も知らなかった!信玄も知らねえのか…」
「あ、貴方達ねぇ…いいですか⁉︎代表候補生とは〜」
一応聞く分、この2人は結構真面目なのかもしれない。
「〜という事ですのよ。お分かりいただけたかしら?」
「なるほど、つまりエリートって事か」
「そう、エリートなのですわ!まあISのことで分からないことがあれば、泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
「それってIS動かして戦うヤツ?」
「ええ、そうですわよ」
「それなら俺も倒したぞ?」
「な、なんですって⁉︎」
「ふっ、甘いなお前ら…俺は倒した後に教官を温泉に入れたぞ」
「「何してんの⁉︎/何してるんですの⁉︎」」
あの後信玄は炎水剣オンセン・サバキで疲れている山田先生の為に温泉を作ったのだ。校舎の裏に。
「まああれだ、女子で唯一ってオチだろきっと」
と、一夏が言うととても悔しそうにする女生徒。
「あ、そういやあんた誰⁉︎」
「今頃ですの⁉︎私はセシリア・オルコットですわ!」
「あー、よろしくなセシリア・ドリコット」
「いつまで貴方はドリルの事を言うんですの⁉︎というかドリルじゃないと言ってるでしょう⁉︎」
とからかっているとチャイムが鳴ってしまい「くっ…また来ますわ!」と言うと自分の席に戻ってしまう。
「…勉強出来なかったな、一夏」
「だな、信玄」
2人もそれぞれため息をつきながら席に戻る。
3限、この授業は大切な授業らしく千冬自らが壇上に立ち講義し、後ろで山田先生はメモをとっている。そして信玄は真面目に授業を受けていると思わせて「ぼくのかんがえたさいきょうクロスギア」をノートに書いている。
「ああ、そういえば再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めなければいかんな」
そこでふと思い出した様に千冬が言う。ちなみに例のごとく一夏はよく理解できていない様だ。信玄に至っては聞いていない。
「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席…………まあ、早い話がクラス長だ」
などとクラス代表について千冬がそう説明する。とはいえ、どういっても面倒な仕事に変わりはない。当然手を上げる生徒は誰もいない。自薦を除いてだが。
「はい!私織斑君がいいと思います!」
「へ?」
「はい!アタシは火刀君がいいと思います」
「クロスギアの連続武装で補えねえかなー」
「では候補者は織斑と火刀でいいな?」
「ちょっと待ってくれよ、俺はそんな」
「そうですわ、納得いきませんわ‼︎」
信玄が誰かと思って振り向けば、やはりセシリア・オルコットだった。
「このような選出など認められません! 大体、男がクラス代表者だなんていい恥曝しですわ! わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
セシリアの台詞はまだ続く。それは一夏の怒りのボルテージを上げていく。信玄もイライラし始めたのか態度が悪くなり始める。
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります。わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
セシリアの罵詈雑言に今度はクラスの日本人生徒がムッとする。自分達の住む日本を馬鹿にされたから当然だろう。そもそもそれなら早く自薦でもすればいい話である。
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い屈辱で…………」
「ゴチャゴチャうるせえんだよ雑魚がっ‼︎」
一夏が反論しようとした矢先、粗暴な言葉が響く。
「なっ…」
みんなが声がした方向に注目する。そこには青筋を立ててブチキレた信玄がいた。
「全く、汚らしい言葉遣いですこと。貴方の御友人もそんな感じで汚らしいのかしら?」
ープツン
「てめえが…命懸けで戦った事もねえやつが俺のダチを侮辱するんじゃねえ‼︎‼︎」
信玄の脳裏には仲間のサムライ達がよぎる。バザガベルグ・疾風、バルガライザー、トドロキ、ベンケイ、そして紫電。彼らは命懸けで誇りを守る為に戦ったのだ。そんな仲間達を侮辱されたのだ。怒りに身を任せてセシリアの胸ぐらを掴み拳を振るおうとした刹那、紫電の言葉が胸に響く。
「ヒッ⁉︎」
「やめろ信玄!」
《力に振り回されるな。力に振り回されれば無闇に傷つける事になる。力とは心で制御し暴力にしてはならない》
ゆっくりと拳を下ろし胸ぐらを離して、
「すまねえな…冷静さを無くしちまってた」
と謝る。が
「だが!てめえがダチを侮辱したのは絶対に許せねえ!金髪ウェーブカチューシャ!てめえを絶対に謝らせる!」
「ふ、ふんっ!やれるもんならやってみなさいですわ!」
「お前ら、落ち着けよ…ヒヤヒヤしたぜ…」
「悪いな一夏、実力ねえのに強者ぶってる奴見るとイライラしちまって」
セシリアに実力があることは重々承知している。だが、挑発でもしておかないと、気が済まなかったようだ。
「まったく…1週間後の月曜日の放課後、第3アリーナでクラス代表者決定戦を行う!各々準備しておくように!」
『はいっ!』
「火刀信玄、絶対に叩き潰して差し上げますわ!」
「おもしれえ、やってみろ金髪巨乳ウェーブカチューシャ!負けたらお前ツインドリルロールだからな!」
「セクハラっ⁉︎というかなんですのその罰ゲーム⁉︎」
信玄「危うく殺すとこだった」
作者「紫電さんの言葉を思い出せてよかったな」