インフィニット・ストラトスー炎のサムライ参上!ー   作:3kuni

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信玄「俺の名前ねえんだけど」

作者「S・H・Arknight出ねえんだけど」


8話「中華来襲!」

「おい…冗談…だろ…?」

 

信玄の目の前でIS学園が燃えている。見る方も無く破壊され尽くされ、見知ったクラスメイトや先生も火傷や傷を負い倒れており、ISですら溶かされている。

 

「ーーー!!」

 

聞きなれた声がし、聞こえた方を見れば一夏、箒、セシリア、この前あったちびっ子、そして見知らぬISを纏った銀髪の少女と金髪の少女、青い髪の少女二人がと信玄の鎧にそっくりだが更に強化されたような鎧武者が戦っていた。

 

「ーーー…」

 

信玄は一夏達に声を掛けようとするも、声が出ない。どういう事なんだ、と思ってると、鎧武者に一夏達が攻撃を仕掛ける、その形相はまるで大切なものを奪われ、憎しみのみで動いているようにも見えた。

 

「……消えろ、雑魚が」

 

低い声で唸るように呟き、一夏達を迎え討つ。多勢に無勢であったがそんなものは関係ないとでも言わんばかりに一夏達を圧倒していく。

 

(やめろ…!やめてくれ‼︎)

 

そう願う信玄の心とは反し、遂に一夏達をシールドエネルギー0まで追い詰める。

 

(止まれ…止まれぇぇぇぇぇ‼︎‼︎)

 

そう思い身体を動かそうとするが、まるで身体の機能が停止したように一切動かない。鎧武者は炎を放ち、I一夏達をISごと飲み込み、絶命させた。

 

「…なん…なんだ…よ…?」

 

ようやく口を開けるようになり言葉を発した信玄の方を鎧武者が向き、姿を変える。

 

「弱者は強者に淘汰される、これは自然の摂理であろう?」

 

鎧武者の姿から巨大な二足で立つ人型のドラゴンへと変わる。

 

「貴様も火のドラゴンなら分かっている筈だぞ、信玄」

 

「何を善人ぶっているのだ、破壊する事がドラゴンの生存意義であろう」

 

その姿を信玄は知っていた、いや、信玄だけではない、超獣世界の者ならば知らない者などいなかった。

 

「我は貴様だ、信玄。全てのドラゴンの魂に居する者」

 

最強最悪のドラゴン、大地すら根絶やしにするドラゴン。

 

「我が名はーーー」

 

その名はーーー

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」

 

叫びながら飛び起きる。時刻は7時37分、場所はIS学園内に設置された信玄用のテントの内部である。

 

「…夢?」

 

テントから出て、寮などを見回すも燃えているところなどない。

 

「あ、火刀くんおはよー」

 

「あ、ああ…おはよう…」

 

目を擦ってもう一度見ても風景に変わりはない。

 

「夢、かぁぁーーーー……」

 

安堵の息を吐き、再びテントに戻ろうとして先ほど挨拶した女子をふと思い出す。

 

「そーいえばあの子って、教室来るの最後の方だったよな…」

 

嫌な予感がする。ちょっと待て今何時だ、と時計を見て固まる数瞬。テントから大声が響き渡った。

 

数十分後、信玄は廊下を全力で走っていた。途中で真耶にも会ったりした。しかし流石の信玄でも時間がヤバいという事は分かっていたのか、「おはよう巨乳!」とだけ挨拶して走り去っていった。因みに信玄が走り去った後、真耶の顔は真っ赤で涙目だったとか。

 

「おい火刀、廊下ははsーーー」

 

「うっせえ仏頂面の鉄面皮!そんなんだから万年独身なんだよ、どーせ一夏にしか興味ねえんだろこのブラコン近親相姦せんせー‼︎」

 

遅刻ギリギリの為パニックになってしまったのか、なんと注意しようとした千冬にかなりの罵詈雑言を浴びせ走り去ってしまう。

 

「ええ、あの時の織斑先生は背後に阿修羅すら見えてましたね。私はあれの闘気に当てられて恥ずかしながら小を漏らしてしまったんですけど…あの後火刀くんが死んで無かったのが不思議でしょうがなかったです」byたまたま通りかかった5組の女子

 

残り数mの距離に達した信玄。

 

「宣戦布告ってーー」

 

「どうしたー、似合わな---」

 

一夏と誰かが話しているのが見える。しかしそんな事はどうだっていい、そう、どうだっていいのだ。兎に角遅刻しな、たったそれだけ、それだけである。

 

後少し、後少し、って女子が邪魔だ、どいてくれ、いやもうそんな時間はない、そう判断した信玄は………

 

「せいっはぁーーー‼︎‼︎‼︎」

 

一切減速無しでスライディングし、ちびっこい女子を転けさせながら教室にゴールイン。

 

「へぶっ⁉︎」

 

「ちょっ、鈴⁉︎」

 

「ゴールイン!信玄選手まさかの、大逆転ゴールインです‼︎」

 

どこで知ったかボルトの真似をしながら自賛する信玄、その背後でちびっこい女子が立ち上がる。

 

「いったぁ……あんた、何すんのよ‼︎………ってあんたこの前の‼︎」

 

「…おい一夏、この子守衛さんのとこに連れてってやれよ。迷子だろ?」

 

「いや信玄、こいつ高校生だから」

 

「この身長で?」

 

「あんた取り敢えずあやまんなさいよ‼︎」

 

ちびっこい女子がキーキーと騒ぐ。信玄はやれやれ、と言った具合に首を振り、

 

「そんなんみんなの邪魔になるような場所に立ってた自分が悪いだろ」

 

と言う。確かにそうではある為ちびっこい女子は黙り込んでしまう。

 

と、其処へ阿修羅が来襲した。

 

「ひっ」

 

と情けない声を上げるちびっこい女子。それも当然だ、にこやかで安らいだような面構えとは反対に、雰囲気はまさに阿修羅、いや、阿修羅すら凌駕しこの威圧感、かの伝説のドラゴン「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」と肩を並べるくらいとも言えよう。因みにちびっこい女子はそそくさと自分の教室に帰っていった。

 

「やあ、おはよう火刀くん」

 

「………鉄面皮つってスンマセンした」

 

ズッガァァァァァァァァァァァァンッ‼︎‼︎‼︎

 

その日、信玄が起きる事は無かったという。




作者「S・H・Darknightはいらねえんだよ」

信玄「S・H・Arknightで一攫千金なんて無理だから」

作者「S・H・Arknight出ると思ったんだよ」
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