Fate/DisspectOrder   作:一般デーモンコマンド

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またネタが思いついたので投下。

サガの話もまだ終わってないのに...


第一弾 特異点F 炎上汚染都市 冬木
龍魂珠in冬木


 

 

「馬鹿なァァァァァァ!?」

 

 

 

 Volzeos・Balamord(ヴォルゼオスバラモルド)が崩壊していく。こんなはずでは無かった。勝利し、新世界を創る。ただそれだけだった筈なのに。

 

 

 

 

 

 自らの崩壊を感じ取りながら、龍魂珠(アントマ・タン・ゲンド)が最後に聞いたのは、鬼の王の声だった。

 

 

 

 

 

 

「モモキングよ、貴様もちょうど『龍の王の歴史』を経てきたようだな。『鬼の王の歴史』とどちらが真の王の歴史か、決着をつけようぞ」

 

 

 

 

 

(おのれ...!我は眼中にないと!?

おのれ、おのれぇぇぇぇぇ!)

 

 

 

 

(まだだ!まだ終わらぬ!必ず、新世界の創造をしてくれる!)

 

 

 

 

 

(また我は蘇ってやる!それまで覚えていろ!過去の超獣共ォォォォォォ!!!)

 

 

 

 

 

こうして、龍魂珠は超獣世界から消滅した。

 

 

 

 そして、本来ならばここで煉獄に囚われしものにその力を奪われる筈だった。

 

 

 

 

 

...しかし、そうはならなかった。なんの因果か、龍魂珠は別の時空へと消えたのだ。

 

 

 

 

龍魂珠の行き先。それは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

  ――2004年:特異点F 炎上汚染都市 冬木――

 

 

 

 

            ◇

 

 

 

 

「オノレ、オノレ...」

 

 

 

 許せぬ、許せぬ。奴らへの怨みが絶えぬ。この怨み、はらさでか...

 

 

 

「いや熱っ!?」

 

 

 

「何だ!敵か!?...いや、違うな。ただの炎か」

 

 

 

 

 気付けば、我は燃え盛る都市にいた。何処だ、ここは。

 

 

 

「超獣世界ではない。マナと似たような気配は感じるが...というより、何だ?人間界か、ここは?」

 

 

 

 

 我以外のクリーチャー共の気配がない。一瞬外の世界かと思ったが、違う。

 

 

そして、少し考えて一つの結論に辿り着いた。

 

 

「パラレルワールド、というヤツか。成る程、それならこの妙な世界に説明がつく」

 

 

 

「...クックック、ハーハッハッハ!!!」

 

 

 

 

「良いだろう!これは我に与えられたチャンス!ここで再び駒を揃え、再び計画を発動させよう!」

 

 

 

と、その時である。妙な骸骨がやって来た。

 

 

 

「―――!!」

 

 

 

 

「何だ、貴様は」

 

 

 

骸骨は言葉無く、我に襲いかかってきた。

クリーチャーではないらしい。

 

 

 

「そうかそうか。つまり、貴様は我に歯向かうのか。

...ならば死ねぇ!!!」

 

 

 

 

こんな一目でわかる序盤の雑魚ごとき!

ディスタス共で充分!

 

 

 

 

「霊峰メテオザ−1!腐勇ドルマーク−2!召喚!」

 

 

 

 

 かつての英雄共と共に戦ったクリーチャー達を傀儡に堕とした存在。それがディスタス。

 

 

 

 今回我が出したのはメテオザウルス、ドルマークスをディスタス化したものだ。

 

 

 

「――!?」

 

 

 

 

 骸骨は2体の攻撃であっという間に破壊された。やはり雑魚か。

 

 

 

 

「他愛ない!っと、こんなのにかまっている場合ではないのだ」

 

 

 

 

 こうして、この世界の手がかりを探して前へと進むのだった。

 

 

 

            ◇

 

 

 

 

 突然の爆発。それによって特異点に送られてしまったカルデア一行。

 

 

 

 藤丸立香、マシュ、そしてオルガマリー所長はなんとかベースキャンプを作り、ロマニと通信に成功。そこで衝撃の事実が告げられた。

 

 

 

 職員はほぼ全滅、マスター候補は全員危篤状態。まさしく最悪の状況だった。

 

 

 

 

『―――報告は以上です。現在、カルデアはその機能の八割を失っています。

残されたスタッフの人数では、できる事に限りがあるでしょう。なのでその限られた人材は、こちらの判断でチームを二つに分けて運用...レイシフトの修理及び、カルデアスとシバの現状維持に割いています。

外部との通信が回復次第、補給を要請してカルデア全体の立て直し...というところですね。

これまでの内容に、所長の方から何か確認はありますか?』

 

 

 そのロマニの報告に、所長は毅然とした態度で答える。

 

 

 

「結構よ。わたしがそちらにいても同じ方針をとったでしょう。...はあ、ロマニ・アーキマン。納得はいかないけど、わたしが戻るまでカルデアを任せます。レイシフトの修理を最優先で行いなさい。わたしたちはこちらでこの街...特異点Fの調査を続けます」

 

 

 

 

 こうして、彼女たちがこの特異点の調査を始める...時であった。

 

 

 

 

「―――!」

 

 

 

 

 怪物が現れる。咄嗟にマシュが飛びでて、盾を使い守ろうとしたときだった。

 

 

 

「行けっドルマーク!不遜な雑魚どもを蹴散らせぇ!」

 

 

 

 現れたのは黒いロボットのような何か。そして、鈍い虹色の浮遊している球体だった。

 

 

 

「何!?何なの!?」

 

 

 

 立香達は突然の乱入者に驚きを隠せない。

暫くすると怪物はロボットにやられ消滅した。

そして、球体が此方に気づく。

 

 

 

 

「...人間?何故こんなところに...」

 

 

 球体が喋った。それに驚きつつも、所長は冷静に分析した。

 

 

「喋れる...知性があるようね。あれがこの特異点の原因かしら」

 

 

 

「成る程...それなら、この状況にも理屈がつきますね」

 

 

 

オルガマリーがそう言い、マシュが肯定する。

 

 

 

「つまり、ラスボスが直々に来た、ってこと...?」

 

 

 

 立香はまだ上手く状況が呑み込めていないようだった。

 

 

 

 

 戦闘態勢を取る所長達に対して、球体は声をかけてきた。

 

 

 

 

「待て待て、一回落ち着け」

 

 

 

「落ち着くも何も、あんたがこの特異点の原因なんでしょう?」

 

 

 

「待て、本当に何の話だ?特異点?我はここに急に飛ばされ、迷っているだけだ」

 

 

 

 

「それが信じられるとでも?」

 

 

 所長は震える声ながら、球体を睨みつける。正しく一触即発。緊張した空気が流れる中...それを止めたのは、通信してきたロマニだった。

 

 

 

 

『はいはいはい、一回止めてください、所長』

 

 

 

「何よロマニ!特異点の原因が現れたのよ!?何で止めるわけ!?」

 

 

 

『もしかしたら現地民かもしれないでしょ。

...多分違うかもだけど。相手に言葉が通じるなら、交渉するってのも手の一つでしょう?』

 

 

相手の正体も謎だし。と、ロマニにそう言われ、うっ、となる所長。ロマニは続ける。

 

 

 

『一旦、どちらも落ち着いて。状況を整理しましょう?立香ちゃんもそう思うでしょ?』

 

 

 

突如話を振られ、困惑しつつも立香は答えた。

 

 

 

「え、まぁ、そう、ですね...?」

 

 

 

『立香ちゃんもこう言った事だし!さ、落ち着いて、先ずは自己紹介でもどうかな?』

 

 

 

「...分かったわ」

 

 

 

「...まぁ、良いだろう」

 

 

 

 

 

 

こうして。

 

 

 

人理を継続させることを目的とする組織、カルデア。

 

 

 

歴史を破壊し新たな世界を創ろうとする龍魂珠。

 

 

 

 

相反する2つが、出会ったのだった。

 

 

 




続くかも。...多分。
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