表の顔は探偵で、裏の顔は忍び   作:カオスカラミティ

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英語で話してる時は、○○『』と書きます。


原作開始1年前⑤・ゴールデン・アップル〈中編〉

お互いに自己紹介した後、シャロンとアリサによってファントム劇場の楽屋へと案内された。

 

そして、その楽屋にはメイクアップした4人の女優がいた。そのうちの3人がシャロンのもとへと駆け寄る。

 

リラ『まぁ、シャロン!!』

 

アカネ『本当に来てくれたのね!!』

 

ローズ『感激〜〜!!』

 

闇影「彼女達は?」

 

アリサ「リラ、アカネ、ローズ。この劇場の女優達で皆さんは母に憧れているんです。ちなみに母はこの劇場の座長と知り合いなんで、チケットも用意出来たんですよ。」

 

雪泉「さすが大女優ともなると、色々なツテがあるんですね。」

 

その時、女優達の方が騒がしくなっているので、そちらの方を見ると新たにもう1人の女優が加わって、何かを話していた。

 

闇影「何かあったんですか?それに彼女は?」

 

アリサ「彼女はイベリスといって、彼女もここの女優です。それで、何かあったかについてなんですが、実はこの劇場に金色のスプレーでコーティングされたリンゴが届いたんですよ。動物の血で書かれた『最も美しい女性(ひと)へ』っていうメッセージと共に。」

 

雪泉「そのせいで、楽屋の雰囲気が暗かったんですね。」

 

ヒース『まぁまぁ、落ち着いて僕の女神達。どうせ、ただの悪戯さ。』

 

闇影「キザだな。」

 

アリサ「彼はここのトップスターのヒースです。映画の主役の話が来てて、今夜の舞台が最後らしいですよ。」

 

 

 

その後、闇影と雪泉、新一と蘭と有希子は舞台裏に案内された

 

闇影「ちなみにアリサさんは――」

 

アリサ「待ってください。」

 

雪泉がアリサの話に驚いていると、闇影がアリサに再び話しかけるが、それにアリサが待ったをかけた。

 

闇影「何か?」

 

アリサ「先ほどから気になっていましたが、多分、私の年齢は貴方達2人より下なので、タメ口で構いませんよ。」

 

雪泉「えっ?そうなのですか?」

 

闇影「失礼ながら、いくつですか?」

 

アリサ「19歳です。」

 

2人「っ!?」

 

闇影「俺より5歳下で、雪泉より1歳下か。」

 

アリサが闇影達より年下なので、タメ口で良いと言ってきたので年齢を聞いたら、なんとまだ成人していなかったのだ。

 

闇影「驚いたな。」

 

アリサ「ウフフ。結構大人びて見えるからか、本当の年齢を言うと今の貴方達のようによく驚かれるんです。」

 

雪泉「ところで、アリサさんもお母様と同じく女優の道を目指すんですか?」

 

アリサの年齢に驚いた後、雪泉が闇影が聞きたかった事を代わりに聞いてきた。

 

アリサ「いや〜、私は探偵になりたいなぁ〜と思ってるんですよね。」

 

雪泉「あら、それじゃいつかは同業者になるんですね!!」

 

アリサ「同業者?という事はお2人は探偵なんですか?」

 

闇影「ああ。日本の米花町という所で〈天宮探偵事務所〉をやっている。」

 

アリサ「へぇ〜、そうなんですか!!それじゃ、もし私が探偵になったら遊びに行かせてもらいますね。」

 

闇影「楽しみにしているぞ。」

 

―ビンッ!!

 

2人「っ!!」

 

闇影と雪泉とアリサの話が一段落すると、どこからか「ビンッ!!」という音が響き、上に吊ってあった鎧が落ちてきた。

 

各々、当たらないように避けるがローズが服を『NO SMOKING』の看板の釘に引っ掛けてしまい、動けないでいた。

 

このままでは鎧が彼女に当たってしまう。そう思った時、毛利蘭が駆け出してローズを救出した。それを見届けたアリサはすぐに鎧に駆け寄り、調べ始める。

 

ローズ『やっぱり私よ!!誰かが私を狙ってるんだわ!!』

 

すると、ヒースはアリサが調べている鎧に歩み寄る。

 

ヒース『ロープが古くなって切れただけさ。そうだろうアリサ?』

 

アリサ『ええ、そのようです。ダメじゃないですか、こんな重い鎧を上げたら。』

 

そう言ってくるヒースの意図をアリサは理解し、彼の言葉を肯定した。実際はロープの半分は切り込みを入れられていたのだが……。

 

イベリス『でも、不幸中の幸いね。側にあったあの大鏡が割れなかったんだから。』

 

ローズ『ええ。私達の守り神だもの。』

 

シャロン『感謝するのは鏡でも神でもないわ。この娘にでしょ?』

 

イベリスとローズの言葉に、シャロンは少し語気を強くしてそう言いながら、蘭を指さす。

 

ローズ『オー!ありがとう、助かったわ!』

 

蘭「あ、いえ…。」

 

ヒース『おっと、そろそろスタンバらないと。』

 

ローズ『じゃあね!』

 

そろそろ時間が迫っている為、舞台関係者の5人は準備へと向かった。

 

蘭「痛っ。あっ、擦りむいてる。」

 

シャロン「やっぱり、神様なんていないわね。いるなら、こんなむごい仕打ちはしないもの。」

 

そう言って、シャロンは持っていた自分のハンカチを蘭に渡す。その後、シャロンは帰ると言って出口へと向かっていくが、立ち止まってアリサへ一言。

 

シャロン「そうだ、アリサ。舞台が終わったら――」

 

アリサ「いつもの所だよね?分かってるよ。」

 

シャロン「なら良いわ。」

 

そして、今度こそシャロンは劇場から立ち去った。

 

闇影「何か約束ごとでもしてるのか?」

 

アリサ「ウフフ、内緒です。それより、そろそろ舞台が始まるので観客席に行きましょうか。ついてきて下さい。」

 

そう言うと、アリサは舞台裏の出口へと向かい、闇影と雪泉、新一と蘭と有希子も一緒についていく。




次でゴールデン・アップル編は終了し、その次から原作が開始します。
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