表の顔は探偵で、裏の顔は忍び   作:カオスカラミティ

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幕間②は一回書いたんですが、充電の為に1時間放置してたら書いた内容が消えたので、やる気がガクンと下がりしばらく書いてませんでした。

ようやくやる気取り戻したんで、これから徐々に書いていきます。


幕間②、月閃の闇・刹那、アメリカへ

とある女性からの依頼電話から3日後。私は予定通り、アメリカに来ていた。時差の影響で、こっちは夜だけどね。

 

そして、空港から出て帽子のジャケットを着た女性を探していると…

 

刹那「見つけた。」

 

空港の出入り口やタクシー乗り場から、少し離れた場所に依頼人の女性がいたので、そちらへ向かう。

 

刹那『こんにちは。貴女が依頼人かしら?』

(外国語で喋っている時は『』を使います)

 

?『ええ、そうよ。』

 

刹那『お待たせしました。刹那と申します。』

 

?『遠い所まで来てくれてありがとう。』

 

刹那『いえいえ。ご依頼があれば、どこへでも行くのが私ですから。』

 

?『フフッ。それじゃ、ついてきてくれる?今後の事を話しておきたいけど、内容が内容だからここじゃあね。』

 

刹那『分かりました。』

 

そして、2人は空港から少し離れた駐車場に入り、停めてあった依頼人の車に乗り込む。

 

?「念の為に、ここからは日本語で話しましょうか。」

 

刹那「そうですね。クリス・ヴィンヤードさん。」

 

?→クリス「あら?私の正体に気づいていたの?」

 

そう言ってクリスが帽子を取ると、プラチナブロンドの長髪がるあらわになる。

 

刹那「まっ、会った瞬間に分かりましたよ。一般人には出せない芸能人や女優特有のオーラみたいなのが、“見えてました”し、声を聞いたらね〜。」

 

クリス「オーラが見えるって……。声も少しは変えてたのだけれど?」

 

あり得ないというように、刹那を見るクリス。しかし刹那はニヤリと笑って一言。

 

刹那「まぁ、同じ裏の人間と言っても、生きてきた環境が違うんでね。そのおかげで、下手な変装なら簡単に見破れるんですよ。」

 

クリス「凄いわね…(汗)」

 

刹那「まぁ、そんな話はさておき。今後の事ですよね?」

 

クリス「えっ、ええ。電話でも言った通り、貴女にはこれから1年の間は私の娘であり、妹になってもらうわ。」

 

刹那「承知しました。ではこちらの契約書にサインをお願いします。」

 

そう言って、刹那は手提げ鞄から1枚の書類を出して、クリスに渡す。すると刹那はクリスの耳元で囁く

 

刹那「ちなみに、この契約書には呪いがかけてあるので契約内容を破ったら……死にますよ。」

 

クリス「まっ、まさか……。呪いなんて……。」

 

刹那「あり得ないと思ってます?なら、今ここで貴女に何かしらの呪いをかけて差し上げましょうか?」

 

暗い瞳で自分を見つめながら、そんな事を言う刹那に背筋が凍りつくような感覚になるクリス。

 

クリス(この目、嘘や冗談じゃなさそうね。さすが、裏の世界で一目置かれるだけの事はあるわ。)

 

クリス「いえ、貴女の言う事は信じるわ。それじゃ、契約書にサインさせてもらうわね。」

 

刹那「お願いします。」

 

人懐っこい笑顔でそう言う刹那を横目に、クリスは契約書にサインし、刹那に渡す。

 

刹那「確かに。これで今日から1年間、貴女の目的が終わるまでに私に何かあったら、貴女が呪いで死にます。もちろん、貴女の家族も。まっ、最後の『家族』は貴女に関係無いかもね。」

 

クリス「調べたの?」

 

刹那「いくら依頼人とは言っても、信頼出来る相手かどうかは調べますよ。」

 

クリス「賢明ね。それじゃ、これからよろしくね。MyDaughter&MySister。(私の娘であり、私の妹。)」

 

刹那「よろしくお願いします。MyMother&MySister。(お母さんであり、姉さん。)」

 

 

 

その後、クリスと夜食を食べた後、彼女の運転で彼女が住むマンションに到着した。

 

刹那「アメリカの大女優なだけあって、住んでる所が豪華ね〜。」

 

マンションを見上げながら、そう言った刹那。

 

クリス「今日から貴女の家でもあるけどね。」

 

刹那「こういう豪華なマンションって、入口にコンシェルジュだっけ?がいるんじゃないの?」

 

クリス「いるわよ。それが?」

 

刹那「今まで貴女には妹がいなかったのに、突然現れたら怪しまれない?」

 

クリス「フフッ、大丈夫よ。こうすれば…」

 

そして数分後に刹那の手を握り、エントランスへと歩いていくクリス。

 

『お帰りなさいませ、クリス様。』

 

クリス『ただいま。』

 

コンシェルジュの言葉に返事を返すクリス。そして当然、クリスが連れて来た刹那に気づく。

しかし、その容姿はクリスと同じプラチナブロンドの髪をして、クリスと同じ瞳のカラコンをしていた。

 

『あの、そちらの方は?』

 

クリス『私の妹のアリサよ。遠くの大学に行っていたのだけど、飛び級で卒業して帰ってきたのよ。』

 

刹那→アリサ『初めまして。母、シャロンの娘でクリス姉さんの妹のアリサ・ヴィンヤードと申します。』

 

クリス『帰ってきたばかりで、住む場所がまだ決まってないって聞いてね。それなら、私のマンションに来なさいって言ったのよ。良いわよね?』

 

『一応、身分を証明出来る物を見せていただいてもよろしいですか?』

 

アリサ『どうぞ。』

 

そう言って、アリサはコンシェルジュにパスポートを渡し、受け取ったコンシェルジュは中身を確認し、中の写真とアリサを見比べる。

 

『はい。大丈夫ですよ。』

 

クリス『ありがとう。』

 

アリサ『これからよろしくお願いします。』

 

 

その後、クリスとアリサ(刹那)は最上階の部屋に入ると、クリスはワインセラーの中を物色する。

 

クリス「アリサ、これから1年間よろしくって事で何か飲む?」

 

アリサ「姉さんのオススメで良いわ。」

 

クリス「フフッ。早速、設定になりきってるわね。感心だわ。」

 

アリサ「仕事上、潜入とかもあるからね。切り替えは早いわよ。」

 

クリス「やはり、貴女に依頼して正解だったわ。」

 

そう言って、アリサの前にワインが入ったグラスを置き、クリスは自分のグラスをアリサの方に向ける。それを見たアリサは、グラスを持ち上げ…

 

クリス「それじゃ、作戦が成功する事を祈って。」

アリサ「ええ。貴女の作戦が成功する事を祈って。」

 

2人「乾杯。」

 

こうして私は1年間、アメリカでクリスの妹であり、シャロンの娘としての生活が始まったのだ。

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