表の顔は探偵で、裏の顔は忍び   作:カオスカラミティ

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原作開始3年前・2つの爆弾part2

11月7日・朝9時頃

 

プラーミャとの戦闘の翌日、闇影は自宅マンションでゆっくりしていた。

 

フォロス「今日は珍しく依頼がありませんね、マスター」

 

闇影「たまには、こういう日があっても良いだろう。」

 

スピカ「そうですね。毎日事件事件じゃ、気が滅入りますからね。」

 

闇影「だが、依頼が無いからといって部屋でだらける気は無いがな。」

 

トゥバーン「おっ、鍛練か?」

 

闇影「いや、今日は鍛練も無しの完全な休養日にする。だから、近場を散歩しようと思ってな。」

 

フォロス「良いですね、休むのも鍛練の内ですし。」

 

今日を完全な休養日にする事にした闇影は、散歩に出かける為に着替えてマンションを出た。そして、ブラブラとあてもなく色んな所を歩き回る。

 

 

―3時間後

闇影「もう昼か。どこかで昼食を……ん?」

 

3時間歩いて、かなり遠出した闇影はどこかで昼食を取ろうと思い、周囲を見渡すと少し遠くに見える観覧車に人が集まっていた。

 

闇影「何だ?」

 

フォロス(マスター、観覧車に集まっている人達の感情が恐怖で支配されています。)

 

闇影(何だと?)

 

トゥバーン(しかも、観覧車の下から煙が上がってるぜ。)

 

闇影(また事件か?仕方ない、また忍び装束に着替えて、様子を見よう。)

 

 

―その後、闇影は忍び装束に着替えて観覧車近くの建物の屋上から、他の人に悟られないように気配を消して様子を見ていた。

 

闇影「なるほどな。煙が出ていたのは観覧車の制御盤か。そして、ちょうど頂上のゴンドラには人が1人乗ってるな。」

 

すると、様子を見ていた闇影の側にゴンドラの中の様子を見てきたコスモビースト達が戻ってきた。

 

フォロス(マスター、大変です!!あのゴンドラには爆弾が仕掛けられています!!)

 

闇影(爆弾だと!?まさかプラーミャの仕業か!?)

 

トゥバーン(いや、あの野郎の爆弾とは形が違っていた。別人が仕掛けたんだろうぜ。)

 

闇影(そうか。という事は、中にいる奴は逃げ遅れか処理班かだな。)

 

フォロスの報告に昨日、やり合ったプラーミャがまた爆弾を仕掛けたのかと思った闇影だが、それはトゥバーンの言葉で否定された。

 

スピカ(マスター!!たっ、たたた大変です〜〜〜!!)

 

闇影(お前がそんなに慌てるという事は、余程の事があったんだな?)

 

スピカ(そっ、そうなんです!!私はしばらく残って様子を見るように、フォロスさんとトゥバーンさんに言われて残ってたんです!!そしたら、爆弾の液晶画面に『勇敢なる警察官よ。君の勇気を称え、2つ目の爆弾の在り処を教えよう。ただし教えるのは、爆発3秒前。』っていうメッセージが!!)

 

闇影(なんだと!?)

 

フォロス(最初から、警察官の誰かを爆発に巻き込むつもりだったのか!!)

 

トゥバーン(なんて野郎だ!!)

 

闇影(とにかく、善忍としていや、人としてその警察官を見殺しには出来ない!!救出に行く!!)

 

慌てて戻ってきたスピカの話を聞いた闇影は驚き、フォロスとトゥバーンは爆弾を仕掛けた犯人に怒りを覚える。そして、闇影は爆弾処理を行っている警察官を救う為に、手で印を結び始めた。

 

闇影「ハッ!!」

 

印を結び終えた闇影の足下に陣が出現し、その陣が光ると闇影の姿は消えていた。

 

 

―ゴンドラ内

陣平「そろそろだな。」

 

携帯を手にした陣平は、犯人からのメッセージを待っていた。すると、液晶画面に次の爆弾の場所―〈米花中央病院〉の文字が……。

 

それを見た陣平は高速で携帯に打ち込み、自身の教育係である佐藤美和子に送信した。

 

そして……、目の前の爆弾は爆発した。

 

 

 

 

陣平「あれ?あの世ってのは、ずいぶんと近代的なビルが多いんだな?」

 

闇影「何を言っている。お前はまだ死んでいない。」

 

陣平「っ!?」

 

爆弾に巻き込まれて、死んだと思った陣平はアホな事を呟くが、それに対して反論の言葉が返ってきたので慌てて振り返ると、仮面を付けた1人の男が立っていた。

 

陣平「なっ、何だお前!?」

 

闇影「間一髪だったな。俺が間に合ってなかったら、お前は木っ端微塵だぞ?」

 

そう言って仮面の男が指さす先を見ると、先程まで自分がいたはずのゴンドラが爆発していた。

 

陣平「えっ?じゃあ、ここはあの世じゃねぇのか?」

 

闇影「そうだ。」

 

陣平「話から察するにお前が俺を助けた事は分かるんだが……。」

 

闇影「まぁ、気にするな。それよりも、もう1つの爆弾の在り処が分かったんなら、さっさと爆発物処理班に連絡した方が良いぞ。じゃあな。」

 

陣平の問いには一切答えず、闇影は次にやるべき事を伝えると建物から建物へと跳躍し、この場から去って行った。

 

陣平「……何だったんだ?」

 

 

その後、陣平は下で待機していた目暮や佐藤に合流する。当然、何で無事なのかを問われたので陣平は正直に黒服で仮面の男に助けられたと話した。しかし……

 

佐藤「松田くん、頭大丈夫?どこか打ったりしてない……(汗)」

 

陣平「至って正常だわ!!」

 

まあ、こうなるのも無理はない。ちなみに米花中央病院にあった爆弾は同期の萩原がちゃちゃっと解体した。(もちろん、防護服はちゃんと着て。)

 

 

―その頃、闇影は

闇影「まさか、2日連続で爆弾事件に遭遇するとはな……。」

 

フォロス「ですが、何とか救出出来て良かったですね。」

 

スピカ「でも、爆弾を仕掛けた奴は捕まらずじまいですね。」

 

トゥバーン「だが、いつまでも逃げ切れねぇよ。悪人にはそれ相応の罰が絶対に下る。」

 

闇影「トゥバーンの言う通りだ。だが、もし甘い罰が下されるなら代わりに俺が、生まれてきた事を後悔させる程の罰を下してやろうかな?」

 

3人(さらっと恐ろしい事を……(汗))

 

フォロス「それはさすがに容認出来ませんマスター。」

 

闇影「冗談に決まってるだろ。それより今日はこれ以上、何も起きないだろうし帰るか。」

 

スピカ「そうですね。」

 

トゥバーン「さっさと帰って俺は寝てぇ。」

 

そして、闇影は遠くに見える警察官達が移動していくのを見届けると、自宅マンションへと帰還した。

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