―翌日、とある森の入口にて
剣「全員、揃ったな?」
真姫「はい。100人全員、集合済みです。」
その後、2人が森の中に入るとそこには真姫が集合をかけた100人の善忍達がおり、真姫が現れると善忍達は片膝をついて頭を下げる。
そして、その中の1人が話しかける。
善忍「真姫様、お待ちしておりました。善忍100人、集結しました。」
真姫「ご苦労さまです。それと、こちらは助っ人として来てくださった黒影様の養子の剣様です。」
善忍2「剣様って!!あのコスモ幻獣拳を3つも会得した……あの剣様ですか!?」
善忍3「あの伝説の忍び、半蔵様のライバルであり友である黒影様の養子である剣様が助っ人に!?」
真姫が剣を紹介すると善忍達はどよめくが、剣は軽く咳払いすると、どよめいていた場が静かになる。
剣「皆も知っていると思うが、東京妖魔異変が原因でこの土地の妖魔が活性化している。人々を守る為にも、今から妖魔討伐を行う。」
善忍達「はいっ!!」
その後、善忍達は何組かのチームに分かれて200いる妖魔の大群の討伐に向かった。
剣「火炎赤龍弾!!」
―ズドォォォンッ!!
剣「フッ!ハアッ!」
―ザシュッ!!
「「ギャアァァァッ!!」」
剣は火炎赤龍弾の放った後、すかさず振り返って背後から奇襲を仕掛けてきた妖魔を一刀両断した。
それから2時間後。剣や真姫、善忍達の活躍であらかたの妖魔は討伐されていった。
真姫「出現していた妖魔は、あらかた討伐しました。……がまだ妖気が収まっていませんね。」
剣「まだ
善忍達「はいっ!!」
それから数十分後、森の奥から二足歩行の妖魔の親玉が現れた。
顔は恐竜っぽく、額のトサカのような箇所にも顔があり、右手はハサミで左手は巨大な目玉になっており、下半身の腹部にも顔があり、さらには背中には翼がある異形の妖魔だ。
剣「なかなかヤバそうな奴だな。」
真姫「どうしますか?」
剣「俺とお前で行こう。集めたメンバーは下がらせろ。」
真姫「承知しました。」
そう言った剣は黒い剣と槍を持ち、真姫は忍刀を持って妖魔の親玉の前に立つ。
剣「くらえ、火炎赤龍弾!!」
―ズドォォォンッ!!
「ギュアァァァッ!!」
―キュウゥゥンッ!!
剣「どうやら、あの巨大な目玉にはエネルギー系の攻撃を吸収する能力があるようだな。」
真姫「ならば、お任せを!!」
剣が槍先から放った火炎赤龍弾が吸収されたのを見て真姫は驚くが、すぐに忍刀を構え直して妖魔に斬りかかる。
「ギャシャアァァッ!!」
―ガギンッ!!
妖魔は今度はハサミになっている手で真姫の忍刀を受け止め、そのまま投げ飛ばすが真姫は体制を整えて着地する。
そして、すぐに真姫の側に剣が来て一言。
剣「どうやら、体のパーツ1つ1つが強力な武器なようだな。」
真姫「という事は、あの腹部の顔やトサカの顔も?」
剣「何かしらの武器だろうな。」
真姫「どうしますか?」
左右の手、腹の顔、そして恐らく恐竜のような顔の上部にあるトサカも武器であろう最悪の妖魔。いったいどう対処すれば良いのか分からず、絶望しかける真姫だが……。
剣「簡単だ。1つずつ潰していけばいい。上忍であるお前となら、出来ると思うんだが。どうだ?」
真姫「っ!!フフッ、良いでしょう。」
剣の言葉に一瞬、驚く真姫だがすぐに微笑んで剣の案に頷く。そして2人はすぐに行動に移し、妖魔の周囲を走り回り始めた。
剣「火炎赤龍弾!」
「ギュアァッ!」
真姫「ハッ!」
―バシッ!
―ズガァァァァンッ!!
「ギュアァァァンッ!?」
剣は火炎赤龍弾を放つが、妖魔はまたしても吸収しようと目玉の手を突き出す。しかし、その瞬間に真姫が忍刀で目玉の手を上に弾いた事で攻撃は吸収されず、命中して目玉の手を破壊した。
剣「やはり、あの目玉の手は突き出した状態じゃないと、攻撃を吸収出来ないようだな。」
真姫「剣様の予想通りでしたね。このまま他のパーツも破壊しましょう!!」
剣「ああ!!」
厄介な目玉の手を破壊した2人は再び妖魔の周囲を走り回る。そして…
剣「くらえ!!」
「ガアァッ!!」
―ガギンッ!!
剣は黒い剣でハサミの手に攻撃を仕掛けるが、やはり受け止められたが、剣はそんな状態なのにニヤリと笑っていた。
真姫「
―ザシュウゥッ!!ズドォォォンッ!!
「ガアァァァッ!?」
そう、剣は囮で本命は真姫の炎を纏った斬撃だったのだ。そして斬撃を受けたハサミの手は爆発し、ボロボロになる。
「オォォォォォッ!!」
―バシュシュシュ!!
剣「おっと。」
真姫「はっ。」
真姫「やはり、あの腹の顔からも攻撃が放たれるんですね。」
剣「だが、焦る必要は無い。」
真姫「はい。」
2人は妖魔の腹部から放たれる光弾を見切り、全て避けていく。すると…
剣「高速凍豹拳!!」
―バシュシュシュ!!
―ガギンッ!ガギンッ!ガギンッ!
真姫「剣様の武器、お借りします!!ハアッ!!」
―ズドッ!!
「ガフウゥゥゥッ!?」
剣は腹部からの光弾を避けるのやめて、高速凍豹拳によって繰り出される氷の
その間に真姫は剣から槍を借り、その槍を伸ばして妖魔の腹部に突き刺して、光弾を撃てなくした。
剣「後は頭だけ。もう一踏ん張りだ!!」
真姫「はい!!」
「ゴガアァァァッ!!」
―ギィィィンッ!!バシュウゥゥゥッ!!
2人「っ!?」
―ズガァァァァンッ!!
「ギシャアァァァッ!!」
残る攻撃手段は頭部のトサカのみとなった為、気合を入れ直す2人。すると、妖魔はその頭部に2種類の異なるエネルギーをチャージし、2人に向かって撃ってきた。
先程までの攻撃とは違い、強力なエネルギーを感じた2人は一瞬、動きが止まってしまい、その攻撃を受けてしまった。
そして、2人が爆発に包まれるのを見届けた妖魔は、勝利の雄叫びを上げる。
剣「おい、なに勝った気でいやがる?」
真姫「まだ、私達は生きてますよ。」
「グアッ!?」
爆発の中から剣の声が聞こえ、さらには真姫の声まで聞こえた為に妖魔は驚く。そして、徐々に爆発が収まっていくと、そこには黒い剣を中心に結界が張られていた。
剣「危ない危ない。間一髪だったぜ。」
真姫「まさか、これほどの威力とは……。剣様が結界を張って下さらなかったら、どうなっていた事か。」
「グッ……ゴガアァァァッ!!」
剣「させるか!!白虎電撃波!!」
―バリィィィッ!!ズガァァァァンッ!!
「ギギャシャアァァッ!?グガ……グッ…アッ……。」
自身の1番強力な攻撃を防がれた事で妖魔は怒り、再び頭部のトサカにエネルギーをチャージしようとするが、剣がそれを黙って見ているはずもなく、電撃白虎拳の技で頭部のトサカを破壊した。
遂に全ての攻撃手段を失った妖魔は、ようやく自分がとんでもない奴と戦っていた事を悟り、背中の翼を広げて逃げようとする。
剣「逃がすか!!閃光烈破弾!!」
真姫「火炎旋風!!」
―ズガガガァァァンッ!!!
「グギャギシャアァァァッ!!?」
真姫「剣様、トドメを!!」
剣「ああ!!」
しかし、逃げようとした妖魔の翼めがけて剣と真姫はそれぞれの得意技を放ち、翼を破壊した後、真姫はトドメを剣に任せた。
剣「完成したばかりの新技を見せてやる!!フッ!ハッ!ハアァァァァ〜………
―バシュウゥゥゥゥッ!!!
「グッ…ギャッ……ガアァァァァァァッ!!!!」
―ズドォォォォォォンッ!!!!
剣「フゥ〜…」
真姫「やりましたね、剣様!!」
剣「ああ。真姫もお疲れ様。」
剣は、最近完成したばかりの電撃白虎拳と火炎赤龍拳の力を1つにして放つ新技―〈白虎赤龍弾〉を妖魔に放つ。
そして、攻撃をくらった妖魔の体の中心には穴が空き、体のあちこちから炎や雷がほとばしり、とうとう体を維持する事が出来ずに爆発四散した。
これで、四国の妖魔異変は決着した。
本来なら、この妖魔退治の後にもう1人の救済したい人物の話を入れる予定でしたが、それをするとめちゃくちゃ長くなりそうなので、その話は次回にします。
ちなみに、今回出した妖魔の元はウルトラマンギンガSに初登場した〈超合体怪獣ファイブキング〉です。
戦い方はファイブキングとの再戦まんまです。