ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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この小説を書いたきっかけは、簡単に言うと、思いつきです。
ガッチャードは青い。プリキュアの主人公が青い。
仮面ライダーはヒーロー。プリキュアがヒーローと名乗っている。
勘違いで面白くないかという思いつきで書いてしまいました。
なので、続くかどうかは、感想次第と考えていますが、良かったらどうぞ。


選択肢を選ぶ時は慎重に

 人生で重要な選択がある。

 

 その選択肢を間違えてしまえば、その後の人生に大きな間違いがあるだろう。

 

 それに関して、俺はこの世界に転生した頃から既に抱いていた。

 

「ツナさん! ツナさん!」

 

 俺は元々、この世界とは別の世界で生きていた人間だ。

 

 だけど、何の因果か、転生者として選ばれてしまった。

 

 当初こそ不満を持っていたが、俺自身、英雄願望が強かったのか、当時、放送していた仮面ライダーガッチャードがとても好きだった。

 

「ツナさんってばぁ!!」

 

 だけど、事故の影響なのか、その時、俺はガッチャードの名前が出てこなかった。

 

 そうしている間にも、転生の時は迫っていた。

 

「ツナさん!!」

 

 だからこそ、すぐに思いついたキーワード、ずばり『青いヒーローの力』を頼んでしまった。

 

「いい加減、気づいて下さいよ!!!」

 

「あぁ、五月蠅い! こっちは黄昏れている時に、一体何なんだ! ソラ!!」

 

 そして、現在、俺の隣で騒いでいる女の子。

 

 それこそが、俺の特典として共に来たヒーローこと、ソラ・ハレワタールである。

 

 どうやら、彼女は、仮面ライダーの前に放送しているプリキュアの主人公であり、青いヒーローらしい。

 

 まさかの間違いに気づいた時には遅く、俺はそのまま、彼女の力を得てしまった。

 

 そんな彼女だが、普通に人間としての身体を持っており、俺と一緒に行動している。

 

「何を言っているんですか! 今、この町、とてもピンチなんですよ!!」

 

「いや、ピンチって、どういう感じで」

 

「分かりませんか、あそこ、なんか変ですよ」

 

 そう、ソラが指を指したが、その方向には何もなかった。

 

「いや、何もないんだが」

 

「いいえ、何かあります! これはずばり、ヒーローの出番です!」

 

「いや、出番じゃない、俺は帰る!」

 

 町のピンチという事で不確かな状況で行く訳にはいかない。

 

 そう、俺がすぐにその場を離れようとしたが、ソラが俺の手を握り締める。

 

「何を言っているんですか! 私達は相棒同士!」

 

 そう、まるで離す様子はない。

 

「離せぇ!」「離しませんよ!!」

 

 俺達は、互いに意地になって、全く引き下がらない。

 

 しかし、そんな、ソラの意地が勝ったように、地響きが起きる。

 

「ツナさん!!」

 

 同時にソラは、こちらに向かって見つめる。

 

 既に、危険な状況なのは、分かる。

 

「ぐっ、仕方ないっ」

 

 だからこそ、俺はある意味、決意を固めるしかなかった。

 

 同時に、俺の手元にはペンがあった。

 

 それに合わせるように、ソラの身体は青い光となって、俺を包み込む。

 

 全体的に青空を思わせる清涼な青系で纏められたカラーリングで、水色のツインテールやドレスにはピンクのグラデが掛かっていて、朝焼けを思わせる色合いをしている。

 

 左肩から豪華で長いマントがたなびいており、凛々しい印象も感じさせる。

 

「無限にひろがる青い空! キュアスカイ!」

 

 そう、俺と一体化したソラことキュアスカイが宣言する。

 

 現状の俺の状況は、いわば、仮面ライダー電王のような憑依システムである。

 

 しかも、厄介な事に、この姿になっている間、俺は完全に女の子になっている。

 

 いわゆるTSである。

 

 さすがに、男で、この格好には恥ずかしさがあるが、変身している間の意識はソラことキュアスカイに完全に任せている。

 

「それじゃ、行きますよ!!」

 

 同時にキュアスカイはそのまま走り出す。

 

 そのまま、遠く、離れた異変の場所へと、瞬く間に辿り着く。

 

 その場所が、なんと俺の通う学校であった。

 

 そのまま学校の中へと入り込むと同時に、こちらに気づいた奴がいた。

 

「貴様、何者だ」

 

 そう、その存在がこちらに目を向ける。

 

「ヒーローです!」

 

 そう、キュアスカイは宣言する。

 

「ヒーローだと、巫山戯ているのか」

 

「巫山戯ていません、何やら大変な事が起きていると感じ、ここまで来ました。あなた、この町で何を企んでいるんですか」

 

「巫山戯ているか、その格好を見ているとムカつくがあえて言おう、戦争だ」

 

「戦争?」

 

 それに対して、俺もキュアスカイも目を見開いて驚く。

 

「さて、既に話した所だし、すぐに消えて貰おうか」

 

 そう、奴はその手に光の槍を作りだした。

 

 そのまま、真っ直ぐと光の槍を放ってきた。

 

 だけど、キュアスカイは、そのまま軽く薙ぎ払った。

 

 それだけで、光の槍は吹き飛ばされた。

 

「ほぅ、どうやら見た目よりも面白そうだな、どうやら他の奴らと違って、この俺の暇潰しになりそうだな」

 

 そう、奴は空高く飛ぶ。

 

「光栄に思えよ、このコカビエルの暇潰しになる事を」

 

 空中では自由に動けないと思ったのか、コカビエルは不敵に笑う。それは余裕の表れであり、周囲には光の槍を無数に浮かべていた。

 

 しかし、それが仇となった。光の力である槍を空中に浮かせたことで視界が悪くなり、隙が生まれてしまったのだ。

 

 そこを狙い澄ましたかのように、キュアスカイは上空からの落下速度を利用して渾身のドロップキックを放つ。

 

 そして見事に命中すると、コカビエルは背中から地面に激突する。

 

「ぐっ、何が起きたっ」

 

 一瞬、何が起きたのか困惑するコカビエル。だが、過去の戦争を生き残り、名を残した堕天使である事もあり、瞬時に光の槍を再度作りだし、キュアスカイに突き刺そうとする。

 

 だが、その瞬間には既に、キュアスカイの姿はそこには無かった。いつの間にか、コカビエルの背後に移動しており、そこから渾身の回し蹴りを放つ。まともに喰らったコカビエルはそのまま吹き飛ばされるが、すぐに体勢を立て直す。そして、反撃に転じようと翼を広げようとした時だった。不意に視界が揺れたかと思うと、自分の体が地面に落ちていく事に気付く。

 

 そうしてようやく、自分が上空数十メートルまで打ち上げられていた事を知った。

 

 慌てて羽ばたこうとするも、何故か力が入らない。その時になって初めて、自分の全身がズタボロになっている事を自覚した。

 

 見れば、それは、コカビエル自身の黒い翼だった。

 

「お前っ一体何者っ」

 

 コカビエルは、そう、目の前で既にボロ雑巾のように成り果てていた。

 

 それは既にコカビエルの面影はない。もはや、その姿は虫けら同然だった。

 

 そして、キュアスカイは、既に倒れたコカビエルに対して、宣言する。

 

「通りすがりのヒーローガールです!」

 

 そう、宣言した。

 

「あなたは一体」

 

 そう、こちらを見ていた人物達が見えた。

 

 見ると、この学校で、かなり有名な人達ではないですかぁ。

 

『逃げるぞ、ソラ! さすがにヤバいだろ!!』

 

「えぇ、でも、名前を聞かれた以上は、答えないと」

 

『ヒーローは正体を隠す事も大事だ! というよりも、バレたら、俺が死ぬ! 恥ずか死ぬ!!』

 

「仕方ないですねぇ、すみません! 少し用事がありまして、ここで失礼します!」

 

「えっ、ちょっ

 

 そのまま、こちらに向けて声をかけるが関係ない。

 

 今は、とにかく、俺の尊厳の為に、逃げるのみ!!

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
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