ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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逃げた魔王

「お前達、そういう事情を本当に知らないようだな」

「うっうん」

 

俺達の言葉を聞いて、呆れたようにアザゼルさんに言われる。

 

「前四大魔王の末裔と、彼らの掲げる三大勢力の戦争の続行を求めた悪魔だ」

「かつての三大勢力の戦争終結に対して内乱の結果敗北し、辺境に追いやられた」

「その復讐の為に」

 

そう、ましろはカテレアを見つめる。

 

「サーゼクス、今日この会談のまさに逆の考えに至っただけです。

神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私達はそう結論付けました」

 

神の不在、三大勢力の和平、それを全て知った上でのクーデター。

俺達にとっては、さっきまで全然知らなかった事だ。

 

「オーフィスの野郎はそこまで未来を見ているのか?そうとは思えないんだがな」

「オーフィス?」

『また知らない名前が出たよ。

 

アザゼルさんの問いかけにカテレアは息を吐くだけだ。

 

「彼は力の象徴としての、力が集結するための役を担うだけです。

彼の力を借り、一度世界を滅ぼし、もう一度構築します。新世代を私達が取り仕切るのです」

 

「セラフォルー、私から『レヴィアタン』の座を奪っておいて、よくもぬけぬけと!

私は正統なるレヴィアタンの血を引いていたのです!私こそが魔王に相応しかった!」

 

「カテレアちゃん…。わ、私は!」

 

「セラフォルー、安心なさい。今日、この場で貴方を殺して、私が魔王レヴィアタンを名乗ります。

そして、オーフィスには新世界の神となってもらいます。

彼は象徴であればいいだけ。あとの『システム』と法、理念は私達が構築する。

ミカエル、アザゼル、そしてルシファーサーゼクス、貴方達の時代は終えてもらいます」

 

そう言ったカテレアの言葉に対して、俺もましろも怒りを隠せなかった。

だからこそ。

 

『ただ単に逃げているだけなじゃないかよ』

「なに?」

 

それは、普段は一つになっている事で、俺の声は出なかった。

それでも、その怒りが、俺とましろの心を一つになった結果だ。

 

「貴方達は、ただ、今の世界ではどうにもならないから。だからこそ、こんな事をした」

『自分達では何も出来ない。何もしようとしない。ただ辺境にいるだけで、変わろうとしなかった』

「レヴィアタンという名前が、どれ程の価値があるのか分からないけど、あなたは、それを自分で名乗る為の努力をしなかった。

 

俺とましろは、そのままカテレアに向かって歩く。

 

「黙れ、人間如きが」

「そうだね、私は人間だよ、それでも私はあなたよりも強い」

『それを、誰よりも、俺達は知っている』

 

それと共に、俺とましろは真っ直ぐと見つめる。

 

「『だって、夢から決して逃げないから』」

 

その言葉が戦いの始まりであった。

カテレアが、自分の魔力で作りだしただろう黒いエネルギーをこちらに向かって放った。

それに対抗する為にましろもまたエネルギー弾を放つ。

 

「先程の戦いを見させて貰いましたが、その程度の威力しか出せないあなたに私の」

 

カテレアの、その言葉は止まる。

なぜならば、カテレアのその魔力を切り裂き、真っ直ぐとましろのエネルギー弾が向かって行ったからだ。

それに驚きを隠せずに、カテレアは横に避ける。

 

「一体、なぜっ」

「私、人を殺す事なんて、一切考えていないから」

 

その言葉に対して、カテレアは怒りを隠せない様子だった。

 

「ならばっ」

 

同時に彼女は既に切札を使うように小瓶を取り出す。

それと共に、迫力を増している様子だった。

 

「これで、貴様を殺すっ!」

 

そのまま、その黒い魔力と共に、こちらに向かって行く。

しかし、俺達は、そのまま構えていた。

両手を頭上で作り出した巨大な光球。

 

「『ヒーローガールプリズムショット』」

「っ」

 

互いの一撃。

始めは拮抗した。

だが。

 

「っ!」

「『はああぁぁぁ!!』」

 

そのまま、俺達の一撃は、そのままカテレアに当たる。

そして、そのままハートのエフェクトと共に爆発する。

同時にカテレアは、そのまま地面へと転がった。

 

「まさかとはいえ、ここまでとはな、しかもカテレアの奴は生きているのか。

本当に何者なのか」

 

そう呟いている間にも、俺達の変身は解除される。

 

「もぅげんかいっ」

「あぁ、ツナ君!!」

 

そのまま、俺は地面にめり込むように倒れる。

 

「なっ、一体何が!」

「これは」

 

そのまま、全員が近づく。

だけど。

 

「はっ恥ずかしいっ」

「・・・これは一体」

「あははは、ツナ君は、その、変身後の羞恥心でこうやって気絶しちゃうんですよねぇ」

「はぁ、能力はとんでもないのに、こんな弱点があるのかよ」

 

そんな声が聞こえるが、俺はそのまま気絶する。

とりあえず、あとは頼んだぞ、マジで。

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
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