ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者 作:ボルメテウスさん
特訓は無事に終わりを迎える事が出来た。
夏休みのほとんどを使ったが、それでも成果は一応は得られた。
「だけど、どうします。これを使おうにも」
「制限時間がこれまで以上に短くなると思いますから、当分はこれまで通りにしておきましょう」
「それは、良いけど、またパーティか」
特訓を終えた俺達は、そのままサーゼクスさん達からまたパーティを呼ばれた。
理由としては、これからのレーティングゲームに備えている。
「まぁ、それでも、負けるつもりはないけどね」
「あぁ、けど、どうしようかって、んっ?」
そう考えていると、ツバサがどこかを見つめていた。
俺もまた、気になって、その視線を追うと、その先には視界の端に小さな影が映る。
見つめると、そこには塔城さんがおり、急いでいる様子だった。
「気になるのか?」
「はい、なんだか、嫌な予感がして」
「そうか、なら、少し行くか」
「はいっ」
俺はそのままツバサと共に、すぐに会場の外へと向かう。
外に出ると共に最後に通った場所から、しらみつぶしに探す。
「確かに、ここに、うわっと!?」
そうしていると、俺達は飛びだしていく。
「んっ、なんにゃ?」
「ツナ先輩、それにツバサさん」
俺達が飛びだした先には塔城さんがいた。
だけど、彼女以外にも黒い着物を着ている女性がいた。
一体、どういう集まりかと疑問に思っていると。
「あぁ、あんたが例のヴァーリが狙っている男にゃ」
「おい、その話を出すな!というよりも、まさかとは思うが、ヴァーリの知り合いか?」
「まぁ、そういう所かにゃ、それに後ろにいるあんた達も」
同時に振り返れば、そこには兵藤とリアス先輩もいた。
「えっ、何時の間に!」
「さっきね、貴方達も追ってきてくれたのね」
「彼女が走っている姿を見たから、それよりも彼女は」
何やら、塔城さんに親しく話しかけているが。
「黒歌、はぐれ悪魔であり、彼女の姉よ」
「お姉さん!」
「・・・はぐれ悪魔って、なに?」
それに対してツバサがリアクションを取った後、また聞いた事のない単語に俺は首を傾げる。
「にゃはははは、まさか、ヴァーリとタイマンで戦っていた奴がそんな常識も知らないとはにゃ、なかなかに面白いじゃない。
それに、そっちのもね」
同時にツバサの方を見つめる。
「まぁ、ここの用事は白音を連れ帰る事。だから
この空間の空気が様変わりしたのはわかる。
リアス先輩とお姉さんが睨み合って、一触即発の様相を帯びてきた。
先に睨みを止めたのは黒歌だった。
ニッコリ笑うと言う。
「めんどいから殺すにゃん♪」
その瞬間、言い知れない感覚が俺達を襲う。
風景は変わらないのに、
空気と雰囲気だけが変わったようだ。
「結界に似ているような感じがする
「…黒歌、あなた、仙術、妖術、魔力だけじゃなく、空間を操る術まで覚えたのね?」
リアス先輩が苦虫を噛んだ表情で言う。
「時間を操る術までは覚えられないけどねん。
空間はそこそこ覚えたわ。
結界術の要領があれば割かし楽だったり。
この森一帯の空間を結界で覆って外界から
遮断したにゃん。だから、ここでド派手なことをしても外には漏れないし、
外から悪魔が入ってくることもな。貴方達は私達にここで殺されてグッバイにゃ♪」
そう軽々と言いながら、こちらを見る。
「…姉さま。私はそちらへ行きます。だから、二人は見逃してあげてください」
突然塔城さんがそんなことを口走る。
「何を言っているんだ」
俺が言い掛けようとするが、
「何を言っているの!?小猫!貴方は私の下僕で眷属なのよ!勝手は許さないわ!」
リアス先輩が間髪入れずに小猫ちゃんを抱きしめる!
しかし、塔城さんは首を横に振る。
「…駄目です。姉さまの力を私が一番よく知っています。
姉さまの力は最上級悪魔に匹敵する者。
部長とイッセー先輩、ツナ先輩では、幻術と仙術に長けている姉さまを捉えきれるとは思えません…」
「いえ、それでも絶対に貴方はあちら側に渡すわけにはいかないわ!
あんなに泣いていた小猫を目の前の猫又は助けようともしなかった!」
リアス先輩の激昂に黒歌は笑う。
「だって、妖怪が他の妖怪を助けるわけないじゃない。ただ、今回は手駒が欲しいから白音が欲しくなっただけ。
そんな紅い髪のお姉さんより私の方が白音の力を理解してあげられるわよ?」
黒歌の言葉に塔城ちゃんは首を横に振る。
「…イヤ…あんな力いらない…黒い力なんていらない…人を不幸にする力なんていらない…」
ふるふると震え、涙をポロポロこぼし始めた。
そんな彼女に対して、俺達は。
「どんな力も不幸にするかどうかは、その人次第だ」
「えっ」
俺はゆっくりと息を吸いながら、前に進む。
「望んだ力じゃなくても、その力は使い方によっては人を幸福にも不幸にも出来る。
それに、不可能なんて、やってみないと分からないからな」
「へぇ、でも、そう言うけど、その証拠はあるのか」
「あぁ、ソラ達の中でも誰よりも証明したのが、ツバサだよ」
それと同時に、ツバサの身体は煙を覆う。
それと共に、その姿は、ツバサ本来の姿となった。
「えっ、鳥!?」
「これって、一体」
『変化か、まさかここまで人間に近い姿に変化出来るとは』
「まさか人間になれる事がその証拠かにゃ?」
「全く違うぜ、なんだって、ツバサは、空を飛べなかったんだよ」
「?」
その返答に首を傾げる。
「僕達の一族は、人間の姿になる力を得る代わりに空を飛ぶ力を失った。
だけど、僕は諦めなかった。その成果で、空を飛ぶ事が出来るようになりました」
「それで、まさか弱さ自慢かにゃ?」
「全然、けれど、これだけは言えるぜ。とりあえず、今の俺達がやりたい事は塔城さんの笑顔を取り戻す事。その為にお前と戦う」
「・・・へぇ、だったら見せて貰おうかにゃ!」
それと同時に、こちらに向かった魔力の弾。
瞬時に、俺はツバサと共にキュアウィングへと変わり、真っ直ぐと突っ込む。
次回のヒロインは
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ソラ
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ましろ
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あげは
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エル