ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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黒い姉の思いとは

迫り来る魔力弾に対して、俺達はその攻撃を素早く避ける。

変身するプリキュアの中でも、特にスピードに優れているこの姿ならば、まるで雨を思わせる攻撃に対しても有利に働く。

 

「それにこれは」

 

その戦闘の最中、ツバサは何かに気づいている様子だった。

激しい魔力の攻撃の最中に感じた違和感を取り払うように風で振り払っていく。

 

「本当、面倒にゃ、これじゃこっちがやりたい事を阻止されるじゃないかにゃ」

 

それに対する答えのように、後ろを見る。

そこにはリアス先輩と塔城さんが倒れている。

 

「何がっ」

「まぁ、毒の霧にゃ、向こうの赤龍帝には効いていないし、お前は空気を常に乱しているせいで吸えなかったようだけどにゃ」

 

まさか、こんな手を使うとは思わなかった。

 

「どうするかにゃ?このままじゃ死んじゃうにゃ」

 

そう、黒歌は塔城さんに向けて問いかける。

それに対して。

 

「…行きたくない…。私は塔城小猫、黒歌姉さま、貴方と一緒に行きたくない!私はリアス部長と一緒に生きる!生きるの!」

「・・・あっそ、なら「やらせません」ちっ」

 

ツバサは、そのまま黒歌を蹴り上げる。

それによって、集中を乱され、後ろに下がる。

 

「お前、本当に邪魔にゃ」

「何度だって、邪魔をします!何よりも、塔城さんの笑顔の為に!」

「っ」

 

その言葉に、黒歌は、僅かに反応した。

 

『ツバサ、もしかしたらだけど』「分かりません、だけどっ」

 

それと同時に後ろから何かを感じた。

俺は思わず後ろを振り返る。

そこには、赤い龍を思わせる鎧を身に纏った人物がいた。

周囲の空気を一変させる程に。

そして、どこか見覚えが。

 

「赤龍帝、まさかここで」

「あれが、禁手」

 

確か、兵藤がずっとなろうとした姿。

まさか、この土壇場でなれるとは。

そう考えていた時だった。

 

『あががががががっ?』

「んっ?」『あれ?』

 

何やら、不穏な声が聞こえた。

俺達は思わず首を傾げたが。

 

「よっしゃぁ、待たせたなぁ、ツナ!!」

 

その疑問よりも早く、兵藤がそのままこちらに迫る。

同時に、その拳は、真っ直ぐと黒歌に向けていた。

 

「ハッ!面白いじゃないの!

なら、妖術仙術ミックスの一発お見舞いしようかしら!」

 

黒歌の両手がそれぞれ違う力を纏い始める。

そのまま両手から二種類の波動を撃ちだした。

俺達はすぐにそれを避けたが、兵藤はそれを真正面から受け止める。

 

「なっ」

『さっきの攻撃、あげはさんとエルちゃん以外でもかなりダメージを受けるはずなのに』「これが赤龍帝の」

 

そうしている間にも、兵藤はすぐに黒歌の元へと接近し、そのまま拳を突き出す。

 

「俺の可愛い後輩、泣かすんじゃねぇよッ」

「ッ」

「次に小猫ちゃんを狙ったら、この一撃を止めない。

あんたが女だろうが、小猫ちゃんのお姉さんだろうが、俺の敵だッ!」

 

兵藤が拳を引くと、黒歌はすぐさま後方へ飛び退き距離を取った。

 

「…クソガキがっ!」

 

それと共に、こちらに攻撃を仕掛けようとしたが、それを誰かに止められる。

 

「まったく、遅くなったと思って来てみたら」

 

それと同時に、その人物に目を向ける。

 

「あなたは」

「初めましてと言いますか、あなたがプリキュアの1人ですか、なるほど」

 

そうしながら、俺達を見つめる。

 

「ヴァーリから聞いていましたが、なるほど。

あなた方の力、光という以外はまるで分からない。

興味深いですね」

「なに、あんたまでホモになった訳?」

「まさか、私にそんな趣味はありませんよ、さて、逃げ帰りましょう」

 

そのまま彼はその手に持った剣で空を斬ると空間の裂け目が更に広がり、人が数人潜れるだけのものになる。

 

「それでは、また」

 

その一言と共に、消えていった。

同時に、黒歌もまた、その場から立ち去ろうとした。

 

「・・・あなたは、本当は」

 

同時に変身を解除した俺は黒歌に問いかける。

それに対して、彼女は答えずに、立ち去った。

 

「ツナさんは、どう思います」

「・・・分からないよ、ただ、ちょっとした誤解もあるかもしれない」

 

世の中には、勘違いによって起きる事など、掃いて捨てる程あるからな。

 

「どちらにしても、俺はこの後、大変な戦いがあるからなぁ」

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
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