ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

23 / 72
人間界の常識

「レーティングゲームの見学に?」

 

その日、俺は迫る体育祭に向けて、練習を行っていた。

普段ならばやる気も出ないこの行事だが、この日、エルちゃんも来るのだ。

そんな特別な日は、格好良く決めたいと思い、俺は練習に励んでいたのだが、アザゼルがなぜかそんな事を言ってくる。

 

「お前にちょっと興味がある爺さんがいてな、そいつと会うついでに来ないか?」

「別にそれは良いけど、どうせだったら、個人的にはサイラオーグさんの試合は見てみたいかな」

 

これまで以上にプリキュアでの戦いが増えると考えれば、その戦いの幅を広げる必要がある。

その中でも、格闘戦が得意なサイラオーグさんの試合は見てみたい。

 

「まぁ、それは別の機会だ」

「ふぅん、まぁ良いけど」

「まぁ、そういう事だったら、試合の様子はビデオであるが、見てみるか」

「本当か!」

 

それはぜひとも見てみたい。

そういう訳もあり、俺はオカルト研究部へと招かれた。

俺がいる事に対して、珍しそうな表情をしている面々だが、俺の事情を聞くと納得した様子で、サイラオーグさんの試合を見た。

そして、その感想としては、圧倒していた。

その一言だった。

 

「というよりも、戦っている悪魔、どこかで見た事があるような?」

 

今回の試合でサイラオーグさんと戦っている悪魔。

 

「お前がワンパンで気絶させた奴だよ」

「・・・あぁ、エルちゃんの前で卑猥な事を言おうとした奴か」

 

その言葉と共に俺は思い出した。

 

「まぁ、それだったら、勝って当然か」

「あなたの場合は色々と規格外だけど、まぁ良いわ」

 

そうしていると、何やら緑色の魔方陣が現れる。

なんだ?

 

「やぁ、アーシア・アルジェント。会いに来たよ」

「え、えぇと……」

 

突然やって来た男は、他には目もくれずアーシアの元に近づくと、手を握ろうとしてくる。

だけど。

 

「いや、何をしているの、あんた」

「誰かな、君は」

 

俺はそれよりも前に出る。

 

「いや、いきなり会いに来たとか言っているけど、まずは挨拶だろ、普通は」

「そうね、いきなりやって来てここの主に挨拶もしないのかしら?ディオドラ」

「あぁ、すまないリアス・グレモリー。ちょっと興奮してしまってね」

 

そう言ったディオドラは、笑みを崩さずにそのままリアスの元に向かうと、

 

「早速で悪いけど、ビジョップのトレードをお願いしたい」

「とりあえず、ぶぶ漬けをどうぞ」

 

そのまま、俺はそれらのやり取りを見た後、そのままお茶漬けを出す。

 

「ぶぶ漬け?これは一体、どういう意味かい?」

「京都の礼儀です」

 

俺はそのままとりあえずは言う。

それに対して、リアス先輩も頷く。

 

「そうね、彼の礼儀、ある意味間違っていないわね」

 

同時にリアス先輩も同意してくれた。

 

「ふむ、人間界ではこのようなおもてなしがあるのか」

「えぇ、そうですね、おもてなしですね」

「間違っていませんね」

 

それに対して、姫島先輩も塔城さんもまた頷く。

 

「えっと、どういう意味なんだ?」

 

その最中で、ゼノヴィアは首を傾げる。

日本文化には疎いアーシアもまた首を傾げる。

まぁ、最も、仕方ないかもしれないがな。

 

「まぁ、ようするに、礼儀知らずはさっさと帰れという事ですよ」

「・・・ほぅ、人間がそんな事を言うのか」

 

そう、こちらに向けて言っているようだ。

悪魔の常識など、未だに分からない事だらけだが。

 

「いきなり会って、運命だとか抜かす前に常識を知ってはどうですか、上級悪魔さん?ここは人間界ですから、人間界のルールをしっかりと守りましょうか」

 

そう言い返す。

 

「そう言えば、君は確かプリキュアだったけ?君ともぜひ戦ってみたいね」

 

そう、笑顔で言っているけど、こいつの目の奥はよく見えるぞ。

 

「「はははははは」」

 

そこから少しの間、笑った後、ディオドラの奴は帰っていった。

 

「・・・なぁ、あいつって、絶対に何か悪い事をしているように見えるのは、今回は勘違いだと思うか?」

「いや、勘違いじゃないと思うわ」

 

これまでの経緯もあって、勘違いである可能性があると思い、聞いたが、どうやら間違いではないようだ。

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。