ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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母の為に

「おーい、ツナって、これって、どういう状況!?」

 

ようやく到着したと思われる兵藤。

だが、兵藤は俺の状況を見て、思わず叫んでしまう。

それは、なぜかと言うと。

 

「まさか、サインと記念撮影をさせられるなんて」

「ごっごめんなさい」

「いや、別に良いけど」

 

なぜか、九重という子と一緒に記念撮影をする事になった。

緊急事態だと分かっているけれども、せっかくの機会という事で、彼女と一緒にいた妖怪の人達の勧めで行う事になった。

だが、残念ながら、ソラ達はこの場にいないので、変身できるのは1人だけ。

 

「サインって、どういう事なんだ?」

「この子達、どうやら京都の妖怪らしいんだ。それで、とんでもない事が起きているんだ」

「とんでもない事?」

「どうやら、誘拐されたみたいなんだ、この子の親」

「確かにとんでもなかった!?」

 

それに対して、兵藤は思わず叫んでしまった。

その後の流れはかなり早かった。

どうやら、既にアザゼル先生の方にも情報が入っており、その誘拐犯を捜す為に行動していたらしい。

 

「にしても、まさかここでプリキュアの知名度が役に立つとは思わなかったぜ」

「今は、それよりも」

「とりあえず、整理するぜ」

 

その一言と共に、ここで起きた事件を。

どうやら、裏京都の『八坂姫』、つまり九重の母親が何者かに誘拐されたらしい。

その誘拐に関して、未だに分からない事が多い。

 

「とにかく、お前達にも協力して欲しいのだが」

「まぁ仕方ないだろうな」

「しかし、お前は普段はこういう事件には関わらないだろ」

「まぁ、仕方ないだろ。何よりもエルちゃんは助けたいんだよな」

「えるぅ」

 

同時にエルちゃんもまた頷く。

エルちゃんにとっても、母親がいなくなったと聞けばな。

 

「といっても、お前って、戦えるのか?」

「まぁ、いざという時はな」

「確かに戦えるが、さすがに」

 

まぁその気持ちは分からなくもない。

だけど、エルちゃんも戦う気だったら。

 

「本当は嫌だけどな、エルちゃんの為にもな」

「えるぅ」

 

エルちゃんの気持ちを無碍にするつもりはない。

この子が望むんだったら、俺はどんな事でも絶えられる。

 

「まぁ、私達も出来る限りサポートします。

だから、エルちゃんの為にも」

「あぁ、分かっているよ」

 

そう、俺も答える。

 

「普段はプリキュアに変身出来ているが、今は生身だ、ツナをあまりに無理をさせないようにしないとな」

「あぁ、エルちゃんが泣いている所なんて、見たくないですし」

 

向こうで何か喋っているようだけど、よく聞こえない。

まぁ、でも。

 

「もしもの時は一緒に頑張ろうな、エルちゃん」「えるぅ!」

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
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