ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者 作:ボルメテウスさん
二日目。
初日にして、まさか京都の裏を仕切っている九重のお母さんである八坂を救出する為に動き出す。
「それにしても、九重ちゃんが案内してくれるなんてな」
「昨日は迷惑をかけたお詫びだから、気にしないでくれ、それにエルちゃんと一緒に歩きたかったし」
「えるぅ」
そう、俺達は九重の案内の元、嵐山の様々な場所へと赴き存分に観光を堪能させて貰った。
京都での様々な光景に対して、エルちゃんもまた満喫していた。
そんなのどかな時であった。
「なんだ、霧か?」
「これは?」
突然、霧が俺達を包み込んだ。
それに対して、疑問に思っていると、俺はふと気づく。
「エルちゃん?」
俺が抱えていたエルちゃんがいなくなっていた。
「なるほど、この子がエルちゃん、君の弱点という訳か」
「・・・」
それと共に見つめた先には、光の槍を持つ男がいた。
その横には並び立っている奴らと共に、眼前には気味の悪いモンスターがいる。
「はじめまして、アザゼル総督、そして赤龍帝にプリキュア。
俺は曹操と名乗っている。三国志で有名な曹操の子孫──いちおうね」
そう、言っているが、それはどうでも良い。
「おい、エルちゃんをどうするつもりだ」
そう、エルちゃんを抱えている無駄に筋肉がある奴に向かって、指を指す。
「なに、彼女は君との交渉の為に来て貰ったんだ。
人間でありながら、数々の強敵を打ち倒した君のね」
「ふぅん交渉って、どんな?」
「なに、俺達の仲間になって貰えないかなぁ?」
「仲間だと」
それに対して、兵藤もまた反応する。
「プリキュアという名は俺達は知らない。
だが、これまでコカビエルを、暴走した赤龍帝を、そしてついには神であるロキをも倒した。
人間である君達がだ。
それを知れば、ぜひ仲間にしたいと思ってね」
「それで、エルちゃんを攫ったのか」
「まぁね、英雄になる為にかな」
「そうかよ、悪いけど」
それと共に、俺はまずは構える。
「俺は英雄じゃなくて、ヒーローだからな。
英雄とかには興味はない、何よりも」
「つぅなぁあぁ!!」
眼前で、不安な表情と共に泣き始めたエルちゃん。
同時に、既に俺のやる事は決まった。
「全力でお兄ちゃんを遂行する!!」
「えっ?」
それと共に、俺の一言に呆気を取っている奴ら。
だが、それと共に、俺はそのままエルちゃんを捕まえている奴に向かって、正拳突きを放つ。
「がはぁ!?」
「なっ」
そのまま、俺はエルちゃんを抱えたまま、後ろへと下がる。
「ほぅ、まさかプリキュアに変身していなくても、ここまでの力を持っているのか、それは一体、何なんだ」
「スカイランド神拳だ」
「・・・まるで聞いた事のない拳法だが、仕方ない。これ以上は厄介だな」
瞬く間の出来事だった。
「ヘラクレスが気絶した以上は、これ以上を続けても厄介だな。
だが、祭りの始まりとしては上々だ。アザゼル総督!我々は今夜この京都という特異な力場と九尾の御大将を使い、二条城でひとつ大きな実験をする!ぜひとも制止するために我らの祭りに参加してくれ!」
それと共にさらに霧が発生し、英雄派の全員が薄い霧で包まれ、曹操が霧の奥から楽しそうに宣言した。その直後、俺たちの足元を這っていた霧が顔にまで迫り、全身と視界を覆う。
「撤退したのか、おい、大丈夫か」
「あぁ、なんとかな、エルちゃんは」
「うぅ」
未だに涙目になりながら、俺に顔を埋めている。
それを見ながら、俺は情けなさと同時に、エルちゃんを泣かせた奴らは絶対に許さん。
次回のヒロインは
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ソラ
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ましろ
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あげは
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エル