ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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最強の女王

英雄派によって起きたテロ。

それによって、兵藤達は危機的状況に陥っていた。

九重の母は既に実験台にされ、暴走している。

木場を含めたメンバーの多くは英雄派との戦いで怪我をして、戦線に復帰出来ない。

歴代の赤龍帝の導きによって、新たな力を得たが、それでも危機的状況は変わらない。

そんな時だった。

 

「–––む? 空間に歪みが……?」

「始まったか?」

 

それと共に感じた異変。

それを何が起こるのかと思っていると、空間に裂け目の様な物が生まれつつあった

 

「いや、まだ時間が掛かる筈だ。これは……?」

 

そう、曹操が疑問に思っている時だった。 

 

「これはグレートレッドではない。まさか彼が?」

「馬鹿な、今の奴には脱出の手段などない。

何よりも、あそこには監視をしている人員とアンチモンスターが」

 

そう、ゲオルグが言った次の瞬間、それは変わった。

砕かれた空間。

そこから飛び出たのは一つの人影。

遠くで、それが一体何なのか分からない。

そして。

 

「ひろがるマジックアワーズエンド」

 

突然聞こえた声。

それと共にその一閃によって、暴走していた八坂は一瞬で静かになった。

それは、殺された訳ではない。

 

「なに、暴走が解かれているだとっ」

 

八坂を暴走する際に携わったゲオルグはその現象に驚きを隠せなかった。

敵対する勢力が八坂の暴走を止める為に行動する事をある程度は読んでいた為、それを止める為の対策は何十にも行っていた。

何よりも、八坂の中にあったエネルギーはたった一閃で浄化される程の量ではなかった。

だからこそ、それを行った人物に目を向ける。

 

「あれって、まさか」

「プリキュアか」

 

それはまるで絵本の中から出てきたようなドレス。

まるで夜を思わせる紫色の髪を靡かせながら、そのまま曹操達を見つめる。

それに対して、彼らもまたその武器を構えていた。

 

「これは、驚きを隠せなかったな。

君は一体何者なんだい?プリキュアに変身する為の条件は既に把握しているつもりだったけどな」

 

そう、彼らは呟く。

未だに謎の多いプリキュアであるが、その最低限の変身条件は知っている。

それは、プリキュアに変身する為の少女がいる事。

そして、これまで把握している四人が、この京都にはいない事も知っている。

転移される危険性も考慮して、絶霧での結界を張っていた。

 

「そうね、ならば名乗らせて貰うわ、降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

その名乗りを上げた。

 

「マジェスティ、プリキュアの王と言う事か、だが」

 

その宣言と共に、キュアマジェスティに向かって、ミサイルが向かう。

英雄派の1人であるヘラクレスの神器である巨人の悪戯の禁手である超人による悪意の波動の一撃。

それが、向かっていた。

だが、ミサイルを目前にしても、彼女はまるで動揺する様子はなく、手を前に出した。

そして、次の瞬間、ミサイルは当たり、爆発する。

 

「おいおい、こんなもんかよ、まったく!女王様って言うから」

 

それと共にヘラクレスはそのまま既に倒したと思い、笑みを浮かべる。

だが。

 

「ヘラクレスっ避けろ!」

 

だが少し離れた故にそれに気づいたゲオルグが叫ぶ。

 

「なにをっ!」

 

ヘラクレスがその答えを聞く前に、その腹部に衝撃が襲われる。

それは、既に眼前まで接近していたキュアマジェスティによる一撃によって放たれた拳。

キュアマジェスティよりも遙か巨体であるはずのヘラクレスをその一撃だけで気絶させた。

 

「嘘だろっ!」

 

それは、先程まで隣にいた兵藤だからこそ知っていた。

一連の動作を全て見ていたから。

同時に彼女を油断出来ない相手だと判断した英雄派の行動は早かった。

ジャンヌは、既に聖剣で形作った巨大なドラゴンを造りだし、攻撃を仕掛けさせる。

だが、まるで踊るように、キュアマジェスティは飛ぶ。

 

「飛んだっ」

 

同時に、その手に集めた紫色の光球が放たれる。

それは、聖剣で造られたはずのドラゴンを簡単に貫き、同時にジャンヌに当たり、吹き飛ばす。

 

「バリアに飛行能力、さらには光の球。

まさか」

 

そして、すぐにジークフリートもまた、6本の剣による攻撃を行う。

 

「はぁ!!」」

 

6本の斬撃。

それらに対して、キュアマジェスティは冷静に受け流す。

迫る斬撃に対して、後ろで避けながら、時折、その手で造りだしたバリアで受け流す。

 

「ふんっ!」

 

同時に放たれた拳。

残像を見せる程の数であり、空中で浮かせる程の数。

 

「がぁぁ!」「はぁ!」

 

そうして、ジークフリートは、そのまま吹き飛ばされる。

 

「マジかよ、あいつらを一方的に」

 

それまでの状況を見ていたからこそ、兵藤は彼らの強さを知っていた。

同時に、まるで別次元の強さを持つキュアマジェスティに驚きを隠せなかった。

 

「・・・まさか、ここまでとは、だけど、一体」

「エルちゃん!!」

 

同時に聞こえたのは、九重の声だった。

その声に対して、九重の方へと目を向ける。

 

「母上は無事だったぞ!!」

「九重、良かった」

「エルちゃん、まさかっ!」

 

それと共に、キュアマジェスティが、ツナが一体誰とプリキュアになったのに気づいた。

 

「あのエルちゃんがっ、キュアマジェスティ!」

次回のヒロインは

  • ソラ
  • ましろ
  • あげは
  • エル
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