ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者   作:ボルメテウスさん

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最終日デート

 京都の修学旅行はいよいよ最終日。

 

 それも相まってか、京都での最後の思い出作りを行う為に行動していた。

 

「ほら、九重! こっちも行こう!」

 

「あっ慌てないでくれ、エルちゃん!」

 

 そう、俺は目の前にある光景にほっこりとしながら見つめている。

 

 エルちゃんは相変わらず可愛く、一緒にいる九重も驚きを隠せない様子だ。

 

 そんな最中、兵藤が俺の肩に手を叩く。

 

「なっなぁ、ここまでの道中で聞けなかったんだけど」

 

「なんだよ、いきなり?」

 

「いや、エルちゃん、なんで成長しているんだ」

 

 そう、今は京都を歩いているエルちゃんに向けて、兵藤は思わず目を向けながら言う。

 

「さぁ?」

 

「さぁって!」

 

「俺も詳しい事は分からないけど、時々あぁやって成長した姿にもなるんだよねぇ」

 

「いや、それで納得するのかよ!」

 

 そう兵藤は思わず叫んでしまうがな。

 

「エルちゃんはどんな姿でも可愛いから良いんだよ!」

 

「お前、本当にエルちゃん関連になると」

 

 そうしているとエルちゃんがこちらに近づく。

 

「ほら、ツナも一緒にお土産を選ぼう」

 

「もぅ仕方ないなぁ、エルちゃんは」

 

 俺はエルちゃんに手を引かれながら、そのままお土産コーナーへと向かう。

 

「なんというか、あれを見るとバカップルの片割れと見るべきか」

 

「それともファザコンと娘を溺愛する父親として見るべきか」

 

 そう後ろで何やら言っているが関係ない。それよりもエルちゃんのお土産を選ばないと。

 

「おっこの饅頭美味しそうだね、エルちゃん」

 

「うん、これならきっと喜ばれると思うぞ」

 

 エルちゃんは笑顔を見せてくれる中、俺達はその饅頭を買う事にした。

 

 普段は赤ちゃんの姿という事もあって、普段は食べられない物やお菓子を食べさせたいと思い、こうして買う事にしたのである。

 

「よし、これで後は帰るだけだな」

 

「まぁまだ時間もあるだろうし、もう少しだけ観光しようよぉ」

 

「仕方ないなぁ」

 

 エルちゃんの言葉に俺は少し苦笑いを浮かべてしまう。

 

 そして再び京都の街を見て回っていく。

 

「なんというか、あいつ本当にエルちゃんになると色々と変わるな」

 

「だが、同時に疑問に思うのだが」

 

「どうしたんだ、ゼノヴィア?」

 

 その最中、ふと後ろから聞こえた会話。

 

「そもそも、ツナと彼女達は、どのように出会ったんだろうか?」

 

 それと共に、俺は過去の、この世界に来たばかりの出来事をふと思い返す事になった。

 

「あっ」

 

「どうしたんだ、エルちゃん」

 

「お腹空いちゃった」

 

「えぇ!?」

 

 だが、その最中のエルちゃんの言葉と共に、俺は慌てた。

 

 周囲には人影には見られないように注意している間にも、エルちゃんは再び赤ちゃんの姿に戻った。

 

 なんとか、エルちゃんの事は隠す事が出来た。

 

「ふぅ、本当に危なかった」

 

「えるぅでぇとぉ」

 

「また今度な」

 

 俺はそう、エルちゃんをあやしながら、修学旅行の終わりを一緒に迎える。

プリキュア番ドキドキデート大作戦編

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