ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者 作:ボルメテウスさん
これまで、毎日投稿を続けてきた今作品ですが、次回からは毎週日曜日の投稿に変更させて貰います。
その時の、俺達は、悪魔の存在など知らなかった。
戦っていた現場へと駆けつければ、そこには傷だらけになっているクレーリアさんと八重垣さんの二人がいた。
彼らに向けて、放たれようとした魔力の弾。
それを避ける術はなく、本来だったら、死んでしまうだろう。
だが、ソラは、真っ直ぐと二人の前に立ち、それらを全て、弾き返した。
「えっ」
クレーリアさんは驚きの声を出した。
八重垣さんは、ボロボロでありながらも、クレーリアさんを守るように前に出ていた。
「お前は一体」
そう、俺達に問いかけてきた。
「通りすがりのヒーローです」
そう良い、悪魔達に目を向ける。
「貴様、一体何を目的に!」
「そんなの決まっています。困っている人を助ける為に来ただけです」
そう、ソラは答える。
その真っ直ぐ過ぎる言葉に対して、俺はため息を吐く。
『本当に真っ直ぐなんだな』
その声は、この場では一体化しているソラにしか聞こえない。
クレーリアさんと八重垣さんも、襲ってきた悪魔やエクソシストも、俺の存在に気づかない。
だけど。
「行きますよ!」
『あぁ!!』
この時、ソラだけが聞こえればそれで良い。
同時にソラは走り出した。
悪魔達も、それに対応するように次々と魔法での攻撃を放っていく。
既に二人に対する攻撃がソラに塞がれた以上、先にソラを始末する為に放たれた攻撃。それが、一斉にソラへと向かう。
しかし。
それを全て、ソラは避けていく。
それは、まるで未来予知をしているかのような動きだ。
そして、全ての攻撃を紙一重で避けると同時に、一気に懐へ入り込む。
そのまま拳を叩き込んだ。
悪魔の一人が吹っ飛ぶ。
だが、それと同時に他の悪魔達がソラを囲むようにして襲いかかってくる。
四方八方から来る魔法の雨を、最小限の動きで回避していく。
『おいおい、どんな運動神経をしているんだよ』
「日頃の鍛錬の賜物です!」
そう、ソラは答えながら、更にスピードを上げて悪魔の集団の中に突っ込んでいった。
その速度は最早、常人の目には映らない程の速さだった。
そして、悪魔達の攻撃を掻い潜りながら、次々と一撃で倒していった。
「ぐあああっ!?」
「ぎゃああっ!!」
悲鳴を上げる悪魔達。
しかし、そんな悪魔達を掻い潜るように、次に襲ってきたのエクソシスト達だった。
彼らのその手には武器があり、剣や銃。
種類はバラバラであるが、まさしく凶器だ。
しかし、それらの攻撃を前にしても、ソラは未だに変わらなかった。
目の前に迫る剣による刃が通り過ぎても、弾丸が当たりそうになっても、変わらず戦う。
ソラは、全くと言っていい程に傷ついていないのだ。
勿論、多少なりとも掠り傷などはあるだろうけど、致命的なダメージは全く受けていなかった。
「何がヒーローだ! この二人を殺さなければ、秩序は保たれないのを分かっているのか!」
「知りません! 何よりも、私は知っています! この二人は良い人だって」
「そんな理由でか!」
そう、悪魔もエクソシストもこちらに向けて叫ぶ。
だけど。
「あなた方がどのような理由で戦うのか分かりません。もしかしたら、こちらが間違っているかもしれない。けれど! 二人を殺して良い理由なんて、私にはない! だから、守ります!」
「貴様ぁぁ!」
その一言に対して、悪魔は、自分の魔力を全て籠めた一撃をこちらに向ける。
『……本当、最初は後悔していたよ』
本来の力とは違う女の子になってしまう力。
女装をさせられ、恥ずかしい気持ちにさせられた。
けど、今は少しだけ良かったと思える。
なんだって、こんなにも格好良いヒーローが一緒に戦ってくれる。
『行こうぜ、ソラ!』「はい! 一緒に!」
それと共にソラもまた、構える。
深夜で、夜のはずなのに、その周辺はまるで青空のように晴れ渡る。
同時に構える。
「『ヒーローガールスカイパンチ!!』」
自然と揃った声。
同時に放った拳は、眼前にある攻撃を全て消し飛ぶ。
それと共に集団でいた悪魔もエクソシストも全てが吹き飛ぶ。
「がぁぁぁ!!」
奴らはそのまま倒れる。
『気絶だけ、しているようだな』「勿論です」
そう、ソラは答える。
同時に二人の方へと向ける。
「大丈夫ですか?」
「えっえぇ、けどあなたは」
そうしていると、強い気配を感じる。
先程とは比較にならない程に。
俺達は同時に構えると、そこには慌てた様子の男性が1人。
「クレーリアっ、無事か!」
「兄さん!」
それは、どうやら、クレーリアさんの兄だったようだ。
どうやら、味方だと思って良いだろう。
「この状況は一体」
「助けてくれたんです、彼女が」
そう、クレーリアさんはこちらを見る。
「君は」
「通りすがりのヒーローです。だけど、これで私達の出番は終わりのようですね」
同時にソラは頷く。
「ヒーロー、君は一体」
「では、私はこれで!!」
その言葉と共に去って行った。
それが、俺とソラの初めての戦い。
「懐かしいですね、クレーリアさん達とは、あれからは会えませんが」
「……また、会えると良いな」
「はい!」
エルちゃんとの出会い
「・・・まさか、赤ん坊までもが」
「えるぅ?」
あれから、俺が何気ない一言。
フォームチェンジが出来れば良いんじゃないかなぁという一言。
それに反応するようにソラと同じプリキュアであるましろ、ツバサ、あげはさん。
そして、エルちゃんが現れた。
「どうするんだぁ、さすがに赤ちゃんの世話なんて」
面倒だ。
そう思った時だった。
「えるぅ!」
「っ!」
エルちゃんが笑った。
その瞬間、俺は心臓が止まったような衝撃が襲う。
だが、それだけではなかった。
俺が膝を崩れ、そのままエルちゃんの近くに来ていた。
同時にエルちゃんはよちよち歩きでこちらに近付き。
「つなぁ、よろしくね!」
俺の頭を撫でた。
瞬間、俺のハートはエルちゃんに捕まってしまった。
「おぉ、これは昔、見た事あるわ」
「見た事があるって、一体何ですか?」
「ずばり、ニコポナデポよ!」
次回のヒロインは
-
ソラ
-
ましろ
-
あげは
-
エル