ハイスクールB✕H プリキュアになってしまった転生者 作:ボルメテウスさん
俺達の言葉を聞くと共に、ヴァーリは確かな笑みを浮かべる。
同時に、俺達の視界が大きく変わる。
「これは」
「結界さ、まぁ、さすがにあそこで戦うのは君としても嫌だと思ってね」
「なるほど、街に被害を考えなくても良いという訳ですね」
「あぁ、君の全力で戦う姿を見たいからね、なんなら、周りを見て見るが良い」
そう、ヴァーリの言葉と共に、俺達は周囲を見る。
確かに、先程まで感じていた人の気配はない。
その言葉から、ヴァーリの言葉は嘘ではない事は分かる。
「…嘘ではないですね」
「あぁ、勿論、俺は嘘をつくつもりはない、そして、禁手」
同時に、その姿は鎧へと変わる。
真っ白の鎧。
そう表現すれば良い程に白く、その背中にある翼は青く輝く。
「君の全力を見せてもらう」
それが合図だった。
向こうが、こちらに向かって、接近する。
その一撃は真っすぐである事が分かる。
それに対して、俺達は真っすぐと拳で応戦する。
「ほぅ」「むっ」Divide
同時に感じた違和感。
それを感じると共に、ソラはすぐにその場から離れる。
「今、力が」
「ほぅすぐに感じたか、ならばフェアという事で、教えよう。
俺の力は触れた者の力を半分にする。
また、半分にした力を「吸収」して自分のものにすることができ、常に最大レベルの力を維持できるが」
それと共にヴァーリは自らの違和感に対して、思わず笑みを浮かべる。
「君は、本当に何者なんだ」
それはまさしく心からの疑問だったんだろう。
「これまで、多くの奴と交わった。だけど、この力はなんだ、悪魔でも、天使でも、堕天使でも、ましてや神でもない力!本当に未知の力!!」
それが狂気である事はすぐに察した。
「君は一体何者だ!」
その答えに対して、既に決まっていた。
「私達は、プリキュア!誰かの助けるヒーローです!!」
「プリキュア、本当に聞いた事のない名だ!」
それと共に、ヴァーリーは再び近づく。
こちらの力を半減させる事は先程の殴り合いで既に分かっている。
そういう意味では、おそらくはソラとの相性は最悪だ。
だけど。
「行きますよ!」『あぁ!』「来い!」
俺達の言葉に対して、ヴァーリはそのまま激突する。
俺達は真っすぐと、息継ぎする暇もなく、拳を連打する。
それに応戦するヴァーリ―。
拳がぶつかる度に、Divideという音が聞こえ、力が抜ける感覚はする。
だけど。
『「気合!根性!!」』
殴る事を止めない。
『これはどうなっているんだっ!確かに半減しているはずなのにっ』「むしろ威力が上がっている!!面白い!!」
ヴァーリは、そのまま俺達から離れる。
すると、周囲に青い光をまき散らしながら、こちらに向けて攻撃を行う。
それに対して、ソラは周囲を見渡す。
同時に、すぐに走り始める。
周囲の建物には人がいない事もあり、襲い掛かる光の球をパルクールの要領で移動しながら、避ける。
空に飛んでいる事で、本来だったらツバサと入れ替わりたかったが、この場にはいない。
「ならば!」
それと共に、建物で起きる爆発。
それを利用し、そのまま宙を舞う。
それを見たヴァーリもまた、俺達に向かって、必殺の一撃を放つ。
しかし、俺達が宙で態勢を整える。
「なっ、なんだとっ」「空が」
そして、先程まで不気味な色をしていた空は一瞬で青空に。
同時に構える。
「『ヒーローガールスカイパンチ』」
そのまま、一直線で。
俺達はヴァーリに向かって、突っ込む。
その一撃を、正面から受け止める。
「はははぁ、これは、とんでもないなぁ!!」
同時に、地面へと叩き込む。
それによって、地面には亀裂を生みながら、ヴァーリは地面に沈む。
『やったか』「いえ、まだのようです」
それと共に、周囲を見ると、既に結界は破られていた。
だが、ヴァーリは未だに健在だった。
いや、むしろ。
「凄まじいなぁ、こんなに清々しい気分は初めてだぁ!!」
絶好調な様子だった。
『…おい、ソラ、これってどうなっているんだ』
「…もしかしたら、浄化技という事ですっきりしたのでは」
『すっきりというよりも、これは』
そう、俺達が見つめていると、ヴァーリは、そのまま構えていた。
「くくっ、まだ、本気ではないだろう、もっともっとやろうじゃないかぁ」
『…ソラ、どうする?』
「どうすると言われても、正直に言えば、かなり帰りたいですがぁ!」
そのまま、ソラは構える。
「おっと、ストップだ、ヴァーリ」
「…なんだ、アザゼル、邪魔をするな」
すると、そこでストップの声が出たのは、謎のおじさんだった。
「お前なぁ、少しだけ戦うと言ったが、これ以上はアウトだぞ、この後、俺が怒られるんだぞ」
「何を言っているんだ、俺はむしろ、興奮してきたぐらいだぞ」
アザゼルと呼ばれている人物に対して、俺達は思わず首を傾げる。
「…あなたは一体何者なんですか?」
「おぉ、悪いな、俺はアザゼルだ、まぁよろしくな」
「はっはぁ、どうも、キュアスカイです」
「キュアスカイねぇ、にしても、本当に未知だなぁ」
そう、俺達を見つめる。
「男なのに女。女なのに男。しかも、天使とも違う聖なる力、なかなかに興味深いじゃないかぁ」
「…ツナさん、これはもしかして」『あぁ、気づいたか、ソラ』
そのアザゼルの言動を見て、察した。
同時に、俺達はある意味、寒気をした。
まさか、このアザゼル。
「あなた、まさか不審者ですね!!」
「いや、不審者って」
「だって、私達の事情を知っているし、それによく見れば、あなたあげはさんが言っていたストーカーの特徴とそっくりじゃないですか!!」
「ストーカーって、ただ観察していただけだろ」
「世間一般では、そういうのストーカーだぞ、アザゼル」
「おいっ」
それを聞いて、俺とソラは察した。
「という事で、私はここで失礼します!!」
「あっ、待ってくれ、こっちの話をって、速っ!」
「走るだけで、あの速度、やはりもっと」
俺達は逃げながら、そのまま帰っていった。
次回のヒロインは
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ソラ
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ましろ
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あげは
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エル