ストレンジャーのレースを終え数日たったある日
ストレンジャーと沖野は再び前の個人病院を訪れていた
沖野「それでどうなんだ?、ストレンジャーの目は」
医者「ああ、前回よりは良くなってるな」
そう言いながら医者は2枚の写真を差しながら言う
医者「と言っても腐った死体が生きの良い死体に変わった程度だがな」
沖野「前にも言ったがもっとマシな例えあるだろ!!」
医者「兎に角、いつかは失明してしまう事に変わりは無いんだ、それで例の手術の話、もう少し詳しく調べてみたぞ、ここがその病院だ」
医者はそう言って1冊のパンフレットを渡す
沖野「…………分かった、こうなったらもう手段を選んでられない、あいつらにも手伝って貰おう」
医者「それが良い、一応目薬は補充しといてやる、ただし念を押しておくが」
沖野「多用はするな、だろ、分かってる、管理も俺がするからな」
更に数日後 チームスピカ
沖野「ってことでストレンジャーの勝利を祝って海に行くぞ~!!」
テイオー「お~、今度は海か~!!、沢山泳ぐぞ~!!!!」
マックイーン「他にも持っていく物を考えないといけませんわね」
ウォッカ「トランプ持っていこうぜ!!」
スカーレット「あんた、自分の分はちゃんと自分で用意しなさいよ?」
スペ「スズカさんは何かやりたいこと決めてますか?」
スズカ「そうね、やっぱり砂浜を走ろうかしら、前回はトレーナーさんに止められてしまったし、海を見ながら走ったら気持ちよさそう」
キタサン「え、えっと」
沖野「キタサンは初めてだったな」
キタサン「え?、は、はい」
沖野「普通祝いって言ったら豪華な飯でも用意するんだろうが、ストレンジャーには視覚しかないからな、時々こうして景色の良い場所に連れてってやるんだ、こいつらの気分転換も兼ねてな」
キタサン「へぇ~、良いですね!!楽しそう!!」
しかし数日後、事態は一変する
トレセン学園の食堂のキッチン
テイオー「………………何してるの?」
ストレンジャー「ん?、見ての通り料理だよ、今日のお弁当、これくらいはね」
何でもない風に言うストレンジャー、しかしトウカイテイオーはその顔を真っ青にしケータイを取り出し何処かに電話を掛ける
テイオー「すぅ、ストレンジャーが料理しちゃってるよ~!!!!」
その声はトレセン中に響きに響きキタサンを除くスピカのメンバーが慌てて集まってきた
スペ「テイオーさん無事ですか!?」
マックイーン「まだ生きてますの!?」
バタバタと皆叫びながらキッチンに集まる
テイオー「う、うん、何とか」
キタサン「はぁ、はぁ、はぁ、み、皆さんどうしたんですか?」
遅れてやってきたキタサンブラックは見てみるとトウカイテイオーの体を撫で回すスピカのメンバーがいた
キタサン「???、うわぁ~!!、凄いですね!!」
訳が分からずキッチンを見回すとそこにはストレンジャーが作った見事な御馳走が並んでいた
ストレンジャー「ありがとう、少し余ったから良かったら味見してみる?」
キタサン「良いんですか!?」
そう言って差し出された卵焼きを摘まみ1口頬張る
キタサン「あ~ん、………………ヴァ!?」
キタサンブラックは一口卵焼きを口にするとそのまま倒れる
テイオー「キタちゃん!?」
トウカイテイオーがそれに気付きキタサンブラックに近付き様子を伺う
テイオー「キタちゃん!?、キタちゃ~ん!!」
ウォッカ「ああ、また犠牲者が」
マックイーン「今回は運が悪かった様ですわね」
スカーレット「まさか、あれ私達も食べさせられる所だったの?」
キタサン「い、一体何が?」
テイオー「ストレンジャーの卵焼きを食べて失神したんだよ、ストレンジャー!!、何時も言ってるけどちゃんと計量スプーンとか使ってよ!!」
ストレンジャー「ごめん、一応ちゃんと味は視たんだけど」
そう、ストレンジャーには味覚が無い為正しい分量が分からない、その為ストレンジャーの作る食事は基本無味に近い薄すぎかショック死する程味が濃いかのどちらかだ
マックイーン「そう言って何時も濃ゆすぎか薄すぎではないですか!!」
スカーレット「薄すぎって言うかほぼ無味だったけどね」
沖野「お~い!!、お前ら!!、そろそろ出発するぞ!!」
するとそこで沖野がスピカのメンバーを呼びに来る、ストレンジャーも弁当を詰め皆に渡す、ここで受け取り拒否しない辺り彼女達の面倒見の良さが伺えるだろう、或いは既に諦めているのかもしれない
沖野「良し!!、全員乗ったな!?、では海に向けていざ!!」
スピカ「「「しゅっぱ~つ!!!!」」」
こうして一行は海に向かった