視覚の少女   作:寝心地

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ドーピング

警察署

 

 

忙しなく刑事達が動くそこに1本の電話が入る

 

 

???「はい、○○警察、はい、はい、分かりました、すぐに現場に向かわせます」

 

 

刑事は電話を置くとその場にいる刑事全員に叫ぶ

 

 

???「注目!!、トレセン学園内で再び薬物使用事件が発生した!!、至急現場に向かってくれ!!」

 

 

警察官「「「「はい!!」」」」

 

 

刑事達は返事をすると直ぐ様現場に向かう

 

 

ウマ娘「あ!!、此方です!!」

 

 

刑事が現場に着くと1人のウマ娘が手を振って刑事達を誘導する

 

 

???「刑事の一ノ瀬です、通報した方は?」

 

 

刑事は警察手帳を出しながら一ノ瀬と名乗り話を聞いていく

 

 

ウマ娘「私です」

 

 

一ノ瀬「分かりました、詳しい事が分かり次第此方の責任者の方に連絡します」

 

 

数日後

 

 

とあるウマ娘「ねぇ、聞いた?、この前また出たらしいよ、ドーピング」

 

 

ウマ娘「ええ?、また?、もう今回で4回目よ?」

 

 

ウマ娘「うん、しかも今度は本人に何も言わないでトレーナーが飲み物に混ぜたんだって」

 

 

ウマ娘「うわぁ~、私達も気を付けないとね~」

 

 

現在トレセン学園内ではウマ娘のドーピングが問題となっている、最初は結果を残せないウマ娘に巧妙に近付き薬を渡すと言う物だったがそれが最近では結果を残せないトレーナーに渡す様になりより巧妙化している、更に最大の謎なのがこの薬物を渡してくる人間は代金を受け取らないのだ

 

 

???「一体何が目的なのか、早く捕まって欲しいものだ」

 

 

???「同感です」

 

 

???「対策はどうする?、分かっている情報全部流して警戒させるか?」

 

 

???「馬鹿者、そんなことをすれば余計に生徒達の不安を煽るだけだ、会長、ここはやはり集団下校を促しその薬売りを近付けない様にするのが妥当かと」

 

 

生徒会室

 

 

そこでは何やら会議をする3人ウマ娘、彼女達はこのトレセン学園の全生徒のトップを勤める生徒会役員、会長【皇帝】シンボリルドルフ、副会長【女帝】エアグルーヴと【シャドーロールの怪物】ナリタブライアン、彼女達生徒会役員にとってもこの問題は到底看過できる物ではなく対策に頭を悩ませていた

 

 

ブライアン「おい、それでトレーニング規制何て言わないよな?」

 

 

グルーヴ「最悪それも仕方無いだろう、それより会長、例の症状ついて、どうお考えですか?」

 

 

ブライアン「症状?」

 

 

グルーヴ「はぁ、資料に書いてあるんだから目を通せ」

 

 

ブライアン「………………五感の消失?、どう言うことだ?」

 

 

ルドルフ「書いてある通りだよブライアン、薬物の使用が認められた者達は全員、その後に五感全ての消失が確認された、短期間の使用だった3件目と4件目の者は一時的、もしくは味覚のみや聴覚のみと言った1感覚のみだが恐らく薬物使用の副作用だと思われる、そして薬物に関する共通点がもう1つ、恐らく薬物の名前だと思われるが」

 

 

シンボリルドルフはそう言って手元の資料を1枚捲る、そこには薬物を使用した3件目と4件目のウマ娘の証言が綴られていた

 

 

そこには薬物の名前と思われる名前が書いてあった【LOST】と

 

 

ルドルフ「LOST、失う、か、文字通り感覚を失くしてその分力を増すと言った所だろう、それに」

 

 

ルドルフは更に資料を捲る、そこには更なる証言が書かれていた

 

 

【視覚の消失の前には沢山の色鮮やかな模様が映る】

 

 

 




一ノ瀬刑事の報告書


トレセン学園内で起こった薬物使用事件について


今回で同様の事件発生は4件目になる、事件の流れとしては怪しい男(3件目の被害者の証言では口調は女性口調が目立つ物だったらしいが怒った時には男口調になったと言う)に栄養剤として渡された物を使用したウマ娘達が錯乱すると言う物だった、尚渡す対象をウマ娘からトレーナーに変更する等手口が巧妙化していきている


使用者の落ち着いた後、錯乱した理由を訪ねて見ると突然の感覚の消失と覚えの無い新たな感覚に驚いての事だと言う


感覚の消失から今後は薬物名を【LOST】と仮称する

LOSTの特徴はその綺麗な青い結晶の様な見た目と使用後に副作用と思われる感覚の消失が確認されている事、更に使用者の目には普段見えないものが見えると言う症状が確認されている、使用者は皆


【視覚の消失の前には沢山の色鮮やかな模様が映る】


と証言している


現在、その男について更に詳しい調書を取り指名手配の準備をしている
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