沖野「と言うわけで、暫く1人での行動は控える様に、チームでのトレーニング以外で何か外に用事がある時はルームメイトなりチームの誰かと一緒に行動するように」
スピカ「「「「「は~い」」」」」
沖野「良し!!、じゃあ解散!!」
皆が帰り支度を進めていると扉をノックする音が響く
沖野「はい?」
沖野はそう言って扉を開けると右手にキャリーバックを持った男が入ってくる
沖野「ど、ドクター!?」
それは普段ストレンジャーが良く世話になっている個人病院の医者だった
医者「よっ!」
沖野「何でここに!?」
医者「何でって、お前が昨日電話してきたんだろうが、外は最近物騒だから訪問診療に変えてくれって」
沖野「あ」
医者「ったく、此方も暇じゃないんだぞ?」
沖野「嘘付け、普段患者なんかまともに来ない癖に」
ストレンジャー「すいません先生、ここまでわざわざ来ていただいて」
医者「ハッ、良いってことよ、これが俺の仕事だからな、おい、ストレンジャー、ちょっとこれ持ってそこに立っててくれ」
そう言って医者はストレンジャーに棒の様な物を渡し壁際に立たせる
テイオー「ねぇトレーナー、あの人誰?」
ストレンジャーの診察が続く中、トウカイテイオーが声をあげる
沖野「ああ、お前らは会うの始めてだったな、あの人はストレンジャーの目を見てくれてる医者だ」
マックイーン「眼の検査には見えませんが?」
医者「ストレンジャーは目以外の感覚が無いからな、怪我でもしてたって分からないから全身の検査をするんだ、以前も家に見せに来た時検査をしたら手を骨折してた事があった」
スペ「そう言えば以前手にギプスしてた事がありましたよね?」
スズカ「そう言えばしてたわね」
マックイーン「あれも貴方が処置されたのですか?」
医者「ああ、まあな、確か全治3ヶ月位だったかな?、結構酷い折れ方でな~、…………良し!!、結果は4~5日位で出るから出たらまた来よう」
沖野「ああ、ありがとうな、ドクター」
医者はそう言うと立ち去った
沖野「良し、お前らも早く帰れよ~、くれぐれも念を押しておくが怪しい奴にはついて行くなよ」
テイオー「もう、分かってるってばトレーナー、皆行こう!!」
スペ「はい!!、それじゃあトレーナーさんお疲れ様でした!!」
マックイーン「また明日宜しくお願いしますわ」
そう言ってスピカのメンバーは部屋を出た
キタサン「ストレンジャーさん!!、明日何ですけど併走一緒にお願いしても良いですか?」
ストレンジャー「うん、良いよ」
テイオー「お~い!!、ストレンジャー!!キタちゃん!!、ハチミー買って行こう~!!」
キタサン「あ、はい!!、ストレンジャーさんも買いましょう!!、お礼に何か奢りますよ!!」
ストレンジャー「ありがとう、じゃあ小さいのを頼むよ、あんまり大きくても飲めないから」
キタサン「はい!!、ちょっと待ってて下さい!!」
キタサンブラックはそう言うと嬉しそうに蜂蜜ドリンクを買いに行く
その隙にストレンジャーはカバンに手を伸ばし中からウーマンボウを取り出す
ストレンジャー「ん?」
しかしカバンの中を探るがなかなか出てこない、カバンの口を大きく開き中を見てみるとそこにウーマンボウは1本も入っていなかった
ストレンジャー「………………」
キタサン「ストレンジャーさん買ってきましたよ~!!、どうかしたんですか?」
ストレンジャー「ウーマンボウ無くなったみたい」
キタサン「そうですか、あ!!、これ蜂蜜ドリンクです!!」
キタサンブラックはストレンジャーに蜂蜜ドリンクを渡す
ストレンジャー「ありがとう」
ストレンジャーは素直に礼を良い1口分中を飲む、やはり味はせず蜂蜜らしい舌触りも無い、ストレンジャーは味の感じないそれを飲みながら皆と同じ道を歩いて帰った
その翌日、ストレンジャーはトレセン学園に現れなかった