沖野「居たか!?」
テイオー「ううん、寮にも居なかった」
マックイーン「教室にも居ませんでしたわ」
沖野「くっそ、ストレンジャー、何処行ったんだよ」
沖野は朝から忙しなく動いていた、と言うのも今日は朝からスピカでのチームトレーニングがあったのだがストレンジャーは現れず最初はまだ寝ているのかと待っていたのだが時間が進む毎に心配が増していき現在に至ると言うわけだ、つまりストレンジャーが行方不明となった
キタサン「駄目です、ビデオ通話も出ません」
沖野「くっそ、俺は取り敢えず理事長にこの事を知らせてその後警察に行く、お前らはひとまず部屋で待機だ」
沖野はそう言うと直ぐに理事長室に走って行った
キタサン(あれ?、前にも似たような事があったような、何だっけ?)
キタサンブラックはその光景に既視感を覚えながらも答えに辿り着く事は出来ずその間に警察が捜査を始める事になる、しかし、1日、2日と過ぎていく時間とは裏腹に全く手掛かりが掴めない
一ノ瀬「くそ、何でこんなに手掛かりが出てこないんだ?」
???「何かこの事件変な感じっすね」
一ノ瀬の横に立つ刑事は事件の事が簡潔に書かれたホワイトボードを見ながら一ノ瀬に言う、この刑事は佐々木と言いまだ若い新人刑事だ
一ノ瀬「何がだ?」
佐々木「いや、だって普段は言い付けを守る素直な娘何でしょ?、素行の悪い娘なら兎も角、それがある日突然消えるって、それにこの娘が居なくなってから例の【LOST】を使った事件?、あれもぱったり無くなりましたし、この2つ無関係じゃ無いっすよね?」
一ノ瀬「………………!?、おい、確かこの娘ご両親亡くなってるってあのトレーナーさん言ってたよな?」
佐々木「え?、えっと、はい、大体10年位前ですね、この子が5歳の時に交通事故で亡くなってます」
佐々木は手帳を開きながらそう言う
一ノ瀬「この娘の過去を洗ってみよう、何か分かるかも知れない」
一ノ瀬はそう言うと警察の資料室へ向かった
数日後 ストレンジャーサイド
ストレンジャー「……………………」
???「ねぇ、そろそろ教えてくれない?、私を襲ったり・ゆ・う♪」
男は頭から血を流し椅子に縛り付けられていた、周りには何故かガソリンの臭いが充満している、良く見ると1ヶ所だけ水溜まりが出来ている
ストレンジャー「私の顔に見覚えは無い?」
ストレンジャーがそう言うと男はストレンジャーの顔を覗き込む
男「ん~?、知らないわ」
ストレンジャー「そう、私は忘れた事は無かった、お前のその目を、今日まで一瞬足りともね」
ストレンジャーはそう言うと部屋の端に置いてあるスーツケースを取り出し中身をぶちまける、中から巨大な青い宝石の塊の様な物が出てくるとそれはガソリンの水溜まりお上に落ちた、男はそれを見た途端目を輝かせる
男「そ、それは!!」
ストレンジャー「ええ、貴殿方が作った違法麻薬です、ああ、確か違法では無いんでしたっけ?」
男「そうよ!!、それは体の弱いウマ娘達の身体能力を向上させる目的で作った薬よ!!」
ストレンジャー「ええ、知ってます」
男「それの副作用が分かった途端この計画は凍結されたわ、でも、でもでもでもでも!!、私は確信したわ!!その薬がそれだけあれば!!」
ストレンジャー「お金儲けが出来ますか?」
男「フフフ、いいえ、それだけの薬があれば、世界中の人間を狂わせる事が出来るわ、なのにあいつらはそれを邪魔してきたの!!」
ストレンジャー「…………だから殺したんですか?、ブレーキを壊して」
男「!!、何故それを、………………ああ、あんたあの時の」
ストレンジャー「ええ、貴方が事故に見せかけて殺した夫婦の娘です」
男「成る程、復讐って訳?、あの2人には悪いことしたと思ってるわ、最後の最後まで私を怨んで死んで行ったでしょうねフフフ、フハハハ、アーハハハ!!」
ストレンジャー「…………怨んで死んで行った?、違う!!、何も知らない癖に適当言うな!!、あの2人が最後に抱いてたのは愛情だ!!、私への、愛情だ」
ストレンジャーはガードレールに残っていた2人の最後の感情を思い出しながら心から叫ぶとマッチを取り出しガソリンに引火させた、それと同時に携帯が鳴るがストレンジャーはまだ気付いていなかった