佐々木「一ノ瀬さん大変です!!、ストレンジャーさんのご両親について調べていたらこんなものが!?、み、みみみ見て下さい!!」
佐々木は一ノ瀬にそう言いながら資料のあるページを見せる、一ノ瀬は佐々木から資料を受け取りそのページを読み進める
一ノ瀬「元製薬会社の研究員?、それが何だ?」
佐々木「それがこの会社、ウマ娘に効果のある増強剤を開発してたんですがとある研究が凍結されてるんです」
一ノ瀬「それで?」
佐々木「その研究に関わっていた研究員の中にストレンジャーさんのご両親とその他2名それと、こいつが」
佐々木はそう言うと1枚の写真を見せる、その男は【LOST】を使った事件で指名手配されていた男だった
佐々木「一ノ瀬さん、もし、仮にストレンジャーさんのご両親の事故がこの男と関係があるとしたら」
一ノ瀬「彼女の目的はこの男への復讐か!!、佐々木急いで彼女を見つけるぞ!!」
佐々木「はい!!」
チームスピカ
同じ頃、チームスピカは皆で部室に集まっていた、普段なら練習する時間なのだがストレンジャーが行方不明になった事が皆の心に影を落としとてもそんな気分にはなれなかった、そんな中キタサンブラックは未だにあの時の既視感の正体に悩んでいた
キタサン「…………ストレンジャーさん」
誰も何も喋らない中、突然ドアを叩く音が聞こえた、扉を開け外を見るとそこにはストレンジャーの担当医が立っていた
医者「よっ!!」
沖野「ドクター」
医者「前回の検査結果を持ってきた、ん?ストレンジャーはどうした?」
沖野「ちょっと色々あってな、今行方不明だ」
医者「そうか、いや実はストレンジャーの感覚について分かったことがあるんだ」
沖野「分かったこと?」
医者「ああ、あいつの感覚何だが、厳密には感覚が無くなった訳じゃなかったんだ」
キタサン「え?、でもストレンジャーさんは視覚以外は無いって」
医者「ああ、確かに視覚以外は機能していない、だがそれはそれらの感覚が『眠っている』からなんだ、それらの感覚を呼び起こす……何か強い出来事があれば」
テイオー「ストレンジャーの感覚も皆みたいに聞いたり味わったり出来るってこと!?」
医者「あくまでその可能性があるってだけだがな、望みはある」
マックイーン「でも、そんな強い感覚何てどうやったら?」
医者「う~ん、例えばウーマンボウだ、あれはストレンジャーにとって思い出深い味なんだ、だからあれだけは味を感じる事が出来る、それと同じ様にあいつにとって何か懐かしい物に触れさせれば感覚が戻る可能性が高い」
キタサン「懐かしい物、あの歌、あれは一体」
キタサンブラックは自分とストレンジャーのみが知っている歌について考える
キタサン(あの歌は絶対何かあるはず、私とストレンジャーさんの間に何かあるように、でも一体何が)
テイオー「キタちゃん大丈夫?」
キタサン「あ、はい、少し考え事を」
スペ「悲しいですよね、併走の約束をした後にいなくなるなんて」
キタサン「…………併走…………歌………………居なくなった………………あ、ああ、ああああああ!!」
キタサンブラックはぶつぶつと呟くとその声がだんだんと大きくなる
キタサン「そうだ!!思い出した!!、何で今まで忘れて」
全てを思い出したキタサンブラックの目には大粒の涙が浮かんでいた