視覚の少女   作:寝心地

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最終回


取り戻した

数分前まで遡りストレンジャーサイド

 

 

ガソリンに火を付け火事を起こした、その火は【LOST】を焼きそよ成分が徐々に煙へと変わり部屋に充満していく

 

 

男「ゲホッ、ゴホッ、ゴホッ!!、ちょっと!!、窓開けなさいよ!!」

 

 

ストレンジャー「お断りします、貴方にも是非視て欲しいので」

 

 

すると男のその目が青色に輝く、それと同時に聴覚、触覚、味覚はどんどん衰える様に鈍くなっていく

 

 

男「わお、何これ?、綺麗」

 

 

しかし男はそんな事全く気にする事はなく目に映る物を興味深そうに視ていた

 

 

男「これがあんたが見てる世界って訳?」

 

 

ストレンジャー「ええ、まぁ」

 

 

男「ハハハ!!、あんたから出てるそれ何!?、スッゴいわね!?」

 

 

男の目にはストレンジャーからヤマタノオロチの様な黒い何かが出ているのが見えていた、その正体はどす黒い感情、殺意、憎しみ、恨み、有りとあらゆる負の感情を表していた

 

 

男「アハハ!!、冥土の土産に良いものがみれたわ!!、もっと見せて、私を恨めばもっと出るんでしょう?、なら、もっと私を恨みなさい!!!!、アハハハハハ!!!!」

 

 

男はまるでこの状況を楽しんでいるかのように高笑いを続ける、それに反応するようにストレンジャーから更にどす黒い感情が溢れ出す

 

 

男「アハハ!!、また出た!!、アハハ!!、ハァ、ハァ!!、ゲホッ、ゴホッ!!」

 

 

しかし男も薬物から出る煙を吸いすぎたのか徐々に咳き込み顔色が悪くなっていく、その時ストレンジャーの携帯が受信するがストレンジャーは気付かない

 

 

男「あら、何これ?、ポケットに向かって光が」

 

 

ストレンジャー「ああ、すいません、携帯です」

 

 

そう言うとストレンジャーは携帯を取り出す

 

 

キタサン「あ、出た!!」

 

 

沖野「何!?」

 

 

キタサン「ストレンジャーさん!!」

 

 

テイオー「ストレンジャー!!」

 

 

沖野「ストレンジャー!!、おい!!」

 

 

スペ「ストレンジャーさん!!」

 

 

ストレンジャー「はぁ、はぁ、今……皆が私に向かって話してくれてるのかも知れないけど…………ごめん…………聞こえない」

 

 

キタサン「ストレンジャーさん?、何しようとしてるんですか?、馬鹿な事は止めてください!!」

 

 

テイオー「ねぇ、何かストレンジャー呼吸早くない?」

 

 

マックイーン「シッ、何か喋りますわよ」

 

 

ストレンジャー「皆には、迷惑をかけたし……沢山………嘘をついた、キタサン…………併走の約束…………守れなくてごめん…………もう一度貴女と走ってみたかった、それだけは嘘じゃない………………切ります」

 

 

ストレンジャーは携帯を切り男に止めを差そうとした時

 

 

キタサン「僕たち 仲良し お日さま あびて♪」

 

 

スピカサイド

 

 

キタサン「僕たち 仲良し お日さま あびて♪」

 

 

沖野「おい、キタサンブラック」

 

 

キタサン「この歌はストレンジャーさんが昔私と歌った歌です、私とストレンジャーさんの思い出の歌、これならきっと」

 

 

テイオー「そうだ!!、この歌を皆で歌おう!!」

 

 

マックイーン「良い考えですわ!!、さぁ、皆さんも一緒に!!」

 

 

そう言うとスピカのメンバーは静かに頷いた

 

 

ストレンジャー サイド

 

 

スピカ【僕たち 仲良し お日さま あびて♪ 父さん母さんお友達♪ のぞみの遊ぼうよ】

 

 

ストレンジャー「…………あ」

 

 

スピカ【僕たち仲良しそよ風ふいて 父さん母さんお友達 おて繋いで 笑おうよ♪】

 

 

ストレンジャー「ああ!、聞こえる、皆の声が」

 

 

スピカ【僕たち仲良し夕やけこやけ 父さん母さんお友達 皆でおうちに 帰りましょ♪】

 

 

ストレンジャー「グスッ、皆、こんな声してたんだね」

 

 

キタサン『おねーちゃん!!』

 

 

ストレンジャー「ああ、うん、キタサンの声だね、あの時、約束守れ無くてごめんね」

 

 

その後、ストレンジャーと男は無事見つかり男は逮捕された、ストレンジャーさんも拉致・監禁の罪で勾留されたが後にあの男が「もう、逆よ、あの子が私を拉致ったんじゃなくて私があの子を拉致したの」と証言したことで釈放された、何故そんな証言をしたのか聞くと「あんな良いもの見せて貰ったんだもの、そのお・ん・が・え・し♪」とのこと

 

 

半年後 キタサンブラック

 

 

あれからストレンジャーさんの目は更に悪化してしまった、今はもうサングラスをかけると何も見えないのだと言う、もうレースに出ることも出来なくなってしまった

 

 

ストレンジャー「………………」

 

 

ストレンジャーはガードレールに手を合わせる

 

 

キタサン「ストレンジャーさん!!」

 

 

ストレンジャー「フッ、キタサンかな?」

 

 

すると不意に背後から大声で呼ばれ振り返るとそこには沖野を含めたスピカのメンバーがいた

 

 

キタサン「帰りましょう、ストレンジャーさん!!」

 

 

ストレンジャー「うん」

 

 

でもきっと大丈夫、これからは私達が彼女の目の代わりになるのだから、彼女が視てきた以上の物を見て、彼女に教えてあげよう、彼女が視てきた物に負けないくらい彼女の世界を彩ってあげよう

 

 

私達で




これにて視覚の少女完結です、ここまで読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました、良ければここまで読んだ感想お待ちしております、本当にありがとうございました
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