???「あれ~?、ここじゃない、ここでもない、どうしよう~!!」
トレセン学園の寮の1室、そこでは色んな物を辺りに散らかし何かを探すウマ娘がいた、彼女の名はスペシャルウィーク、日本一のウマ娘を目指し日々トレーニングに励む明るい性格の少女だが、現在はそんな様子は一切見えず何やら慌てているようだった
???「スペちゃん、そんなに何を探してるの?」
見かねた同居人、サイレンススズカが声を掛ける
スペ「スズカさ~ん、それがお財布を無くしちゃって~」
スズカ「まぁ!、それは大変」
スペ「買い物に行く前はあったんですけど、もしかして落としたのかな~」
スズカ「取り敢えず今日通った道を辿って見ましょう?」
スペ「う~、すいません、スズカさんにまで手伝って貰って」
スズカ「構わないわ、それにしても無いわね」
スペ「はい、交番にも届いて無いって言われましたし、一体何処に」
スズカ「…………う~ん、困ったわね」
2人は1通り探し終えそれでも見つからない財布に次をどうするか考える
ストレンジャー「あれ?、2人ともこんなところで何を?」
そんな時現れたのはチームスピカの中でも特に不思議なウマ娘、ストレンジャーだった、2人はストレンジャーに事の顛末を話す
ストレンジャー「そうだったんですか、分かりました、協力しますよ」
スペ「でも、もう通って来た道は全部見ましたし、交番にも届いて無いって」
ストレンジャーはそう言うスペシャルウィークを他所に服のポケットから
ストレンジャー「……………………」
スペ「あ、ちょっと!!、何処行くんですか!?」
スズカ「追いかけましょう」
ストレンジャーは何も言わず何処かへ導かれる様に歩きだす
そうして歩いて行くと辿り着いたのは小さな湖がある公園だった
スズカ「ここって、公園?」
スペ「でも、こんな所に来るの私初めてなんですけど」
2人がそう言っている間にストレンジャーは湖の中に入る
スペ「あ!!、ちょっと!!」
スズカ「何をしてるの!?、風を引いちゃうわよ!!」
2人が叫ぶ中ストレンジャーはザブザブと湖を進みある場所で止まると何かを拾い2人の元に戻ってくる
ストレンジャー「驚かせてすみません、見つかりました、これですよね?」
ストレンジャーはそう言って小さなガマ口の財布を見せる
スペ「あ!!、それ!!、それです!!、私のお財布!!」
スペシャルウィークは嬉しそうに財布を受け取る
スペ「でも、何でこんな所に?」
ストレンジャー「金に困っている人間が拾って中身を抜き取ろうと思って止めたのでしょう、この財布からは貴女の物とは違う喜びと怒り、それと凄い後悔が見えます、恐らく抜き取ろうと思った手前どうすれば良いか分からず自棄になって湖に投げ捨てたんでしょう、中身も無事だったのは拾った犯人が思い止まったからですね、本当に良かったです」
スペ「へぇ~、本当に良く分かりますね」
ストレンジャー「ええ、まぁ、私見えるんです、そう言うの」
スズカ「何はともあれ良かったわねスペちゃん」
スペ「はい!!、ストレンジャーさん!!、ありがとうございました!!」
その後はストレンジャーは2人を見送り自分も目的の場所へと向かいその後トレセンの寮に戻り1日を終えたのだった