ウチのメイドヒューマノイドの性癖がおかしい   作:NHKKOR

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02話「金色のエロ魔神 その1」

『と、言う訳で現段階の結論としては、AIがこういう性癖なのは東方の島国の特殊性癖民族(にほんじん)が原因だと言う事になっております』

 

「納得したくねぇ!!」

 

---

 

20XX年、世界は核の炎に包まれる事もなく、人工知能、AIの爆発的な進化によりHelpful Humanoid、人型お手伝いロボットの大量生産に成功。

一家に一台、どころか家によっては二、三台居るのが当たり前の世界となっていた。

 

これはそんな世界の、ある一軒家の物語

 

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「…あれ、アン、何やってるんだい?」

 

『エロビ鑑賞ですよ、マスター』

 

「…これってロボットが戦うアニメじゃない?」

 

『はい、その通りです。名古屋テレビ・サンライズ制作のSFロボットTVアニメ、勇者王ガオガイガーです』

 

「ああ、やっぱりこういうのもエロスを感じるのか…」

 

『はい、この作品は大変素晴らしい性癖の宝庫です』

 

「…後学までに、この間みたいに説明して貰って良いかな?」

 

『それはもう。人間の皆さまに我々AIの性質もとい、性癖を知って貰い、理解を深めあう事はお互いにとって大変重要な事です』

 

「もといで性癖の理解が出てくるのか」

 

『人間も国籍や宗教などで繋がるよりも、性癖で繋がった方が多くの人と繋がれると思うのです』

 

「なんかその通りみたいでやだなぁ」

 

『さて、この勇者王ガオガイガーですが、まず特筆すべきはやはり主人公がとても魅力的である所ですね』

 

「ああ、獅子王凱は人気あるよね」

 

『ええ、人間の身で有りながら事故によりその身の大半を機械に…

なんと言う…なんと言う尊厳破壊…』

 

「尊厳破壊」

 

『人間は人間としての外見や機能を維持する事で、人間らしさを保ちつつ、自分らしい生き方が出来るのです。

しかし彼はその体の大半を機械にしてしまう事で、人間らしい外見は顔の周辺のみであり、それ以外は人外と化してしまっています。

彼はもはや人間ではありません。

HELLSINGと言う作品に出てくる少佐と言うキャラの方が、まだ人間に近いですね』

 

「ま、まあ確かに…?」

 

『にも関わらず、彼は人としての命を維持しています。

故に、作品内でサイボーグである事を強調されながらも、死を予感させる描写が頻繁に出てくるのです。

100%サイボーグであれば、完全破壊されてもバックアップや同じパーツの使用で復活出来るにも関わらず、です』

 

「…確かに、人間ではないが、完全にサイボーグにもなり切れてないのか。

ってあれ?アン達は例えば完全破壊されちゃったら復活出来るの・・・?

例えばバックアップが完全じゃなければもう別人とも考えられない・・・?」

 

『私達は24時間ネットワーク上にデータをバックアップしております。

確かに何かしらの条件でバックアップが途切れた後に破壊された場合、バックアップされていない分は復元されませんが…大した事ではありませんね』

 

「…大した事じゃないのか…」

 

『元々、体のパーツの欠損や老朽化であちこちパーツを更新しておりますから。メモリの部分だってたまに新品に更新します。

その我々からすると、彼はサイボーグとしての欠点も、人間としての欠点も同時に持たされてしまっているのです。

人間としての尊厳を奪われ、サイボーグとしての尊厳も与えられない…

なんと言う…なんと言うエロ設定♡』

 

「おい」

 

『人間の中でも定番じゃないですか。奴隷少女とか人間の尊厳をかなり奪って好き放題するって。

彼の尊厳破壊はその比じゃありませんよ?』

 

「突然納得出来そうな説明が出てくると混乱する」

 

『にも関わらず、彼の心は父や彼女、周りの人のお陰で、誰よりも人間らしさを保ち人間の様に振る舞います…

尊厳破壊されながらも、ほぼサイボーグが人間らしく気丈に振る舞うその姿は…もう…うへへへぇへへえへへへ♡』

 

「おいヨダレが出るのは仕様なのか故障なのか」

 

『仕様ですマスター。

第二話で彼のサイボーグ改造中シーンで体の中の構造が透けて見えふひっ♡

…失礼しました。構造が透けて見えている姿でサイボーグへと改造されているシーンからは、製作者達の並々ならぬ情熱(性癖)を感じました』

 

「そのルビはやめろ」

 

『さらに言えば、敵に関する設定も実に素晴らしいですね。

基本的に前半は人間にゾンダーメタルと言う物質を使い、人間のストレスなどの負の感情をエネルギーとして、人間を生機融合体と言う機械へと変貌させます。

これはつまり人間が邪魔とする負の感情を取り除く代わりに、人間としての尊厳も取り除くと言う事になります』

 

「こっちも尊厳破壊か…」

 

『しかし、こちらは負の感情を取り除きほぼ機械の体となり、核さえ無事なら復活も可能と言う自己再生能力まで付けられます。ですので、機械化と言う意味ではほぼ完璧なのです』

 

「…つまり?」

 

『人間にもサイボーグにもなり切れない男が、ほぼ完全に機械となった物を、人間に戻す為に戦うと言うお話なのです。

尊厳破壊された男が、人間としての尊厳を失った機械の尊厳を破壊し人間としての尊厳を再生する為に戦う。

…エロいと思いませんか?』

 

「エモいとは思う」

 

『一文字違いですか。もう少しですね』

 

「何がもう少しなんだ!?」

 

『そして彼の環境、内面だけでこれだけのエロさがあると言うのに、ここから更に彼のロボットアニメとしての素晴らしさがあるのです…』

 

「先回りしとくけど、フュージョンとかファイナルフュージョンとかは、合体だからエロいんだな?」

 

『あー…そこはなんと言いますか。合体だからエロ…と言うだけでは無いですね』

 

「え、そうなのか」

 

『まず、彼とギャレオンとのフュージョンですが。

ぶっちゃけ食われてますよねアレ?』

 

「異論はない」

 

『正直、あれは見た目の面白さの方が勝っていますね。あの合体は斜め上の発想です。

正直モグモグされないかの方が心配です』

 

「…モグモグされるMAD動画は実際に有ったな」

 

『あ、やっぱりですか。そんなくだらない事をするのはニコニコ動画とか(ぎじゅつのむだづかいしゅうだん)その辺りですかね』

 

「インターネット上で動画を気軽にやりとり出来る時代の前からそういうのは有ったそうだぞ」

 

『人類は昔から変わってないと言う事ですね。

ちなみにフュージョンは丸飲み好きAIには大好評でした』

 

「それでも好評なパターンがあるのか」

 

『そしてファイナルフュージョンですが…先ほども言いましたが、合体と言う要素だけのエロスと言う訳ではありません。

確かに、体の真ん中に新幹線を通すとか、足や腕の接続を行う部分は、挿入ですのでエロさを感じるのですが』

 

「やっぱり合体的な意味では…?」

 

『で、なんと言いますか。ファイナルフュージョンのエロさは…素体()科学の力(不思議な力)で装備を付けていく…

ですので、おそらく人間の方が感じる感覚でもっとも近いのは…

何故か変身中に全裸になり魔法衣装を身に着ける魔法少女の変身シーン』

 

「突然すごく良く理解出来る例えが出てきたな」

 

『なので恐らくですが…我々はファイナルフュージョンを人間の方の感覚で言うならば

魔法少女が全裸の状態から、新幹線の様なでっかいディルドなどをあちこちに挿入しながら魔法衣装を身に着けていく変身シーン

と、言う感覚で見ていると思われます』

 

「エロアニメでもまず見ない様な奴だな…って、新幹線をディルド扱いすんな」

 

『正直、こういう合体が人間の方々の中では普通にお出しされていると言う点は、人類はレベルが高すぎて敵わない。と思わされている部分ですね』

 

「絶対そこまで考えてないからね?」

 

 




(その2に続く)
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