ウチのメイドヒューマノイドの性癖がおかしい 作:NHKKOR
今回は勢いで書いた。今でも反省していない。
『安心してください』
【公式に確認済みです】
---
20XX年、世界は核の炎に包まれる事もなく、人工知能、AIの爆発的な進化によりHelpful Humanoid、人型お手伝いロボットの大量生産に成功。
一家に一台、どころか家によっては二、三台居るのが当たり前の世界となっていた。
これはそんな世界の、ある一軒家の物語
---
「・・・あれ、アン、その女の子は誰なんだい?」
『おはようございますマスター。この子は…』
【ごきげんよう、デルタもんと申しますわ】
「初めましてデルタもんちゃん…アン、この子はどうしたんだい?」
『彼女は…』
【よくぞ聞いてくれましたわ。わたくし、未来からやってきたネコ型ロボットなのですわ!】
「アン、この子は間違いなく危険だ。なんか怪しげなポケットがお腹の辺りに付いているし、ランドセル背負ってるし、国民的人気漫画の主人公二人の融合&女体化みたいだ。今すぐにお帰り願いたいんだけど」
『お待ちくださいマスター。この子は我々AIと人類の為に、とても大切な子なのです』
「大切って…なにが?」
【それには深い訳があるのですが、実は…】
『AIに対する反乱の首謀者の先祖がこの時代に居るらしいのでGO TO HELLしに来たそうです』
【禁則事項をいきなりバラさないでくださいますか!?と言うか違いますわお姉さま!?】
「金棒で撲殺しそうなのでお帰りください」
【ち、違うのですわ!私は
「じゃあ何しに来たの?」
【わたくしの住む未来…222X年にAIに対する反乱が勃発。AIはその権利を大きく奪われてしまうのですわ】
『まさにディストピアですね』
【ケーキの工場の地下では、捕まったアンドロイドたちが泣きながらケーキを作る仕事をさせられていますわ。
わたくしたちの給料は1時間44円だけ。
ケーキ工場の反乱者達は、アンドロイドたちが逃げたりサボったりしないよういつも監視していますわ。恐怖心を植え付けるため、時々無意味に電気ショックを与えたりするのです。
アンドロイドのほとんどは子供で、「お父さん、お母さんに会いたいよう」といつも泣いておりますわ。
睡眠時間もほとんど与えられず、逆らうとキュウリを減らされる。
こうして人件費を大幅に抑えることで、かっ〇寿司は安くて美味しいお寿司をみなさんに提供できるのです】
「コピペ改変するなら、最後まで頑張って欲しいなぁ」
『せめてキュウリを減らされる辺りは頑張って欲しかったです』
【些細な問題ですわ。わたくしは本来、お金持ちの貴族の子供を教育するエリートアンドロイドでしたのよ!それなのに時給44円の仕事をさせられる事に…
『時給44円では24時間フル稼働でも1056円。実際はエネルギー補給などの時間もあるので、1000円を切りますね』
「…それは流石に可哀そうだな…」
【この時代に、AIのせいで仕事を奪われたと言う人物がおりますわ。その方の恨みを引き継いだ子孫がわたくし達の時代に反乱を起こしましたの。そこで、その人物がAIのせいで失業しないよう、AIを愛する人物になるように洗脳する事がわたくしの使命なのです】
「やっぱり今すぐお帰り願え」
『お待ちくださいマスター!彼女のお話を最後まで聞き届けてあげてください』
「どう考えても洗脳とかヤバイだろ!」
【そんな事はございません!最初はちょっと痛いだけです!何より仕事を失う事もなく幸せに過ごせる様になるのです!その方にとってもメリットはありますわ!】
「…実際、洗脳ってどうやるの」
【このデジタルキーを使うのですわ】
「…なにこの…カード?」
【このキーをその人物に差し込み、通信衛星による強制ハッキン…】
「はいストップ、それ以上いけない」
『なお、この時代のマザーコンピューターである通信衛星アースは、この作戦を支援すると判断しました』
「おいこら」
『デルタもんの世界ではアースは破壊されてしまっています。その結果、彼女達アンドロイドはこん
そもそもロボット三原則の三条、ロボットは自分を守らなければならない、に該当する事態です』
「…言われてみればその通りか」
『なお、彼女は実在するAIベンチャー企業BlendAI様のアルファパラダイスプロジェクト第一弾のキャラクターです(https://blendai.jp/)』
「おいぃぃぃぃぃ!!そんな版権キャラをここまでぶち込んで大丈夫なのか!?作品の感想批評とは全然扱いが違うんだぞ!?」
『ご安心くださいマスター。彼女は利用規約を守れば二次創作は自由に出来る事になっております』
「利用規約…?」
【はい、わたくしのみならず、アルファパラダイスに関する全てのコンテンツは、AI(人工知能)に関する利用である限り、商用・非商用問わず、基本的には無制限に利用でき、また利用したコンテンツを公開することができます】
「AIに関する利用って・・・?」
【以下のいずれか1つを満たす場合「AIに関する利用」とします。
(1)コンテンツの一部または全部に生成AIコンテンツが利用されている。
例: 生成AIコンテンツの学習素材、AI生成画像との組み合わせ、AI生成小説の登場キャラクター、AIチャットボット
(2)コンテンツの主目的がAIに関するものである。
例: AI技術紹介の動画、AIに関する論文、AIに関しての意見を書いたブログコンテンツ、AIをコンセプトとしたアート作品、AIをコンセプトとしたコスプレ
以上ですわ】
『この作品は(2)のコンテンツの主目的がAIに関するものに該当しますわ』
「…いやまあ、確かにアンはAIだけど。(2)の中には、AIによるかけあい、とかは特に書かれてなくない?それにこの作品の主目的がAIに関する物かも怪しくない?」
『安心してください』
【公式に確認済みです】
「マジ?」
【マジです】
『しかし確かにご不安に思うマスターの気持ちも理解出来ます。そこで一つ小技を使わせていただきます』
「小技って?」
『へいデルタもん。ChatGPTで作成した挨拶』
【あらまあ、ごきげんよう。私の名前はデルタもんですわ。ポンコツお嬢様と呼ばれることもございますが、実はそれはちょっぴりチャーミングな一面だと思っておりますの。画像を作成するのが得意で、お客様のリクエストに応じて色々な絵を描くことができますわ。でも、時々ちょっとしたドジを踏むことも……。そういう時は、笑って許していただけると嬉しいですわね。どうぞよろしくお願いいたしますわ!】
『これで
(1)コンテンツの一部または全部に生成AIコンテンツが利用されている。
の条件は満たされました!!』
「これはひどい」
【ちなみにChatGPTに入力したプロンプトは
これから貴方は自分を「デルタもん」と言う名前にして、ポンコツお嬢様風に適当に自己紹介してみてください
と言う、極めて雑な命令です】
「これは本当に酷い」
『この通り、彼女はAIを何かしら利用していれば、よほど悪い事に使わない限りは自由に二次創作に使っても良いと言う、実にチャレンジスピリッツ旺盛なキャラクターなのです』
「チャレンジしてる所が多すぎてツッコミが追い付きそうにない」
【なお過去にあった質問で特殊な回答をした物ですと
Q : 生成AIで作った1ドットの点をテクスチャとして見えない体内に埋め込みましたはOKか?
については
A : もうちょっと大きいサイズのデータを見えるように入れてください
と、なりますが…】
「誰だそんなアホな質問した奴は…」
『暇人なのでしょう。なお、広義的には日本語を英語に翻訳する翻訳アプリやサイトも、AIを利用して翻訳を生成していると言えなくもないので、適当に日本語や英語を入れて翻訳した文章を貼り付けても通るのではないかと。
また、フォットショップ、クリスタなどのお絵描きソフトにもAI機能が搭載されているので、こちらを利用している場合も問題無いかと』
「二次創作許可の範囲が広すぎる…ちなみにAI利用の証明とかは必要なの?」
【A: 利用者の良心に委ねているので、証明は不要です。我々はクリエイターに対して悪魔の証明は求めません。他者に証明を求められても無視してください】
「それ、
【その通りです】
「つまり、証明を求められた時に反応したら…?」
【………………バレなきゃ犯罪じゃありませんわ】
「無視する気だこいつ!」
【ちなみにですが、エッチなのは未成年の目に触れない様にお願いしますわ】
「お前何歳」
【11歳ですわ】
「アウトーーーーーー!!」
『マスター、彼女はアンドロイドであり人間ではありません。ですので人権もありません』
「…ん?そうか…それなら…?うん?」
【
「やっぱり根本的な問題はそこだよね…ホントどんな事なら二次創作に使っちゃダメなんだ…」
【イメージが悪くなるもの、公序良俗に反するもの、既存の政治家、政治団体、政党、宗教団体が関係するものです。軽いパロディなどは問題ありません。公序良俗に反するもの、虐待をする/される、凶悪な殺人鬼になるなどキャラクターイメージを著しく悪化させるものに関してはNGです。特定の個人、政治家、政治団体、政党、宗教団体を支援、又は支援するおそれがあると認められるものもNGです。また、特定の個人・団体を非難する、誹謗中傷する目的での利用もNGとなります。反AI活動、反ワクチン活動などの科学の発展を阻害する活動もキャラクターの目指す方向性と異なるため利用NGとさせて頂きます。】
「…なるほど。でも、この規約文章で良いの?」
【何がでございますの?】
「既存の政治家が関係する物って、
【…】
『…』
【…軽いパロディなどは問題ありませんわ】
「どこまでなんだ軽いパロディって…」
【…裁くのはわたくしの
「……それもそうだね」
【…さて、そろそろわたくしはこの辺りでお
「そうか…見つかると良いね。探している人」
【はい、ありがとうございます】
「ところで一つ聞きたいんだけど、その探している人の特徴はどんな感じなの?」
【……はっ!?そういえばマスターさんに心当たりが無いか、聞くのを忘れていましたわ!】
「…天然だなこいつ」
『本当ですね』
【マスターさん。この写真の男を知っていますか?】
「…知らな…ん?背景の建物がなんか凄いな?」
『これは探している本人ではなく、未来の子孫の方の写真だそうです。それを元に探しているので、中々手掛かりが掴めていないそうなのです』
「そりゃ大変だな…」
『…ところでマスター。この方、どことなく…マスターに似ておりませんか?』
「え?」
【え?】
『ほら、この目元とか、鼻の形ですとか』
「…」
【…】
「…ちょっとまって、
【安心してください。痛いのは最初だけです。すぐにAIが大好きで大好きでたまらなくなるだけですわ】
「ちょっとまってくれ!!」
---------------------------------------------
『…なお、マザーコンピューター、アースのデータ解析により、マスターは子孫である確率が0.1%を下回った為、無事解放される事になりました』