突然創作意欲が湧いてきたので、今日はまた投稿という訳で御座います。
まだまだ慣れないものでありますが、それでも「構わん、やれ。」という方は、ゆっくりしていってね!
ププヴィレッジという村がある。
ここには沢山の住人達が暮らしており、その殆どがキャピィ族と呼ばれる種族である。
見た目はまるでハニワの様だが、れっきとした生き物なのでちゃんと言葉を話すし、ご飯も食べるし、睡眠も取るのだ。
因みにポップスターでもお金による取引が行われているので、当然働いている人達もおり、キャピィ族も例外ではない。
例えばププヴィレッジに暮らす人は様々な職業に就いている。
警察、郵便、コック、ガソリンスタンド、コンビニ、占い師、エトセトラエトセトラ....。
そんなププヴィレッジにも、実は王様が暮らしている。
....いや、正確には村はずれの丘に佇んでいる巨大な城に暮らしており、このプププランドを治めているというもっぱらの噂だ。
兵士の数は裕に千五百八十人を超えるらしいのだが、正確にどれくらいの数なのかはここの部隊の隊長にもわからないらしい。
隊長曰く、「十人以上ですから沢山です。」という具合に認識しているそうだ。
....いくら数が多いからとはいえ、流石に王に仕える部隊長としてそれは管理能力が
兵士ばかりではなく、この城には他にも、大臣夫妻、王に仕える用心棒とその配下、側近として閣下と呼ばれている人物も暮らしている。
そして長らくおまたせしました、いよいよこの後、このプププランドを治める王様の御登場である。
心してその目に焼きつけるように....。
☆
城の大広間にて、二人の人物が向かい合っていた。
一人は玉座に鎮座しており、赤色を基調としたガウンを羽織っている。
いかにも王様だと言わんばかりに威厳を放っている。
もう一人は、身体の色が全体的に紫色で、その背中には誰に見せつけても自慢気に胸を張って歩き回れる程の立派な殻を背負っていた。
その二人は何やら怪しげな会話を繰り広げている様だ。
「一つ、面白い案を思いついた
「流石は陛下、貴方様の提案にはいつも驚かされるばかりで
「そう誉めるでないZOY、まだ何も言っておらぬではないか。」
「いえいえ滅相も。ところで、どの様な案をお考えになったのでGESか?」
「うむ、実は前に工場を建設したであろう?その工場で今度はバッピーターンのシュガーバター味を開発するZOY。それをタゴのコンビニに売りつけて、ボロ儲けさせるZOY。そうすれば売った分の消費税がワシの所に入り、ガポガポと金が入って来るZOY。」
「............は?
........................................................。
あの、陛下?その工場なら一年ちょっと前にカービィに壊されたでGESょ?工場も何も無いのにどうやって駄菓子を作るんでGESか?」
「.....................。
あーーーー!!そうZOY!?」
こうして、一人の王による悪の企みは幕を開ける前に企画倒れとなった。
プププランドは今日も平和です。
☆
「エスカルゴンよ、暇ZOY。何か面白い事は無いのかZOY?」
「いや、急にそんな事言われましても....。」
「う~む、ホーリーナイトメア社が潰れてからは暇で仕方無いZOY。カービィの奴め、ワシの楽しみを奪いおってからに!」
「でもデデデ陛下、あのままホーリーナイトメア社をほっといたらプププランドはおろか、宇宙はどうなってた事かわからないでGESよ?奴等に城まで壊されたんでGESから仕返し出来たと思えば....。」
「デデデ城が壊されたのは今に始まった事ではないZOY!全くワシの大事な城を建て直すのにどれだけ苦労したと思ってるZOY!」
「陛下はそん時ただ見てるだけだったでGESょ?直したのは殆ど私と兵士達でGESょうがよ。」
「そんな事は問題ではないZOY!何で大王たるワシがテントで寝泊まりせねばならんかったZOY!?人民共め!ワシを家に泊めてやるという気遣いも出来んのかZOY!!」
「仕方無いでGESょ?あの時は村もデスタライヤーとかいうでかいUFOの攻撃でダメージ受けてたんでGESから、復興活動で人手が足らなかったくらいでGESよ?」
「もうカップラーメンの日々は懲り懲りZOY。」
「まぁいずれにせよ、ホーリーナイトメア社が潰れたのは我々としても悪い話ではなかったでGESよ。お陰で今まで散々カウントされてきた借金を全て踏み倒せたんでGESから。」
「....おぉ!そういえばそうZOY!エスカルゴンよ、お主もたまには良い事を言ってくれるZOY。」
「いやはや、それほどでも。」
大広間にて討論会(ただの愚痴ともいう)を繰り広げている王様は、何を隠そうプププランド一万七千飛んで五十二代領主、デデデ大王である。
かつて彼はホーリーナイトメア社のお得意様であり、気紛れを起こしては魔獣を注文し、悪戯に利用するか、もしくはカービィに襲わせてたりしていたのだが、こういった企みは大抵の場合カービィに食い止められて失敗に終わっている。
魔獣を注文する度に高い料金が掛かっていたのだが、その殆どはツケで済ませており、カービィがホーリーナイトメア社を壊滅させた事により結果的に全額踏み倒すという、大王にあるまじき行為に及んだ過去がある。
まぁその魔獣を利用した悪戯で何度も村を巻き込んだり、その度に村人達を混乱に陥れてる時点で大王としてどうなのよ?というツッコミを飛ばしたい所だが、そこはまぁ相手はデデデ大王なので何を言っても無駄だろう。
本人曰く「国家ぐるみの場合は犯罪にならんZOY!」と豪語しているくらいなのでただ無理矢理納得するしかなかったりする。現実は非情である。
一方、デデデの愚痴に付き合っているこの人物は、大王の側近を務める蝸牛、エスカルゴン閣下である。
彼は元々ププヴィレッジの住人ではなかったのだが、故郷を出て自分の国を持つ事を彼のおっかさんと約束して、決意を固めて出発したは良いのだが、成果はデデデに拾われ、閣下としてデデデの側近を務めるという今の現状に落ち着いている。
デデデに忠誠を誓っている....のは間違いない筈なのだが、それにしては時々デデデに対して反抗的な態度を取ったり、タメ口で愚痴を溢したり等、時節GESという言葉が本当に口癖なのだろうかと疑いたくなる節があったりするのだが、それでも心の奥底ではデデデの事を愛しているのである。恐らく、多分、めいびぃ。
そんなこんなで、デデデ大王は暇を持て余していた。
彼の中で魔獣を注文して、悪戯をするのが日常であり、当たり前な事だったのだが、いざそれが無くなってみると、心にポッカリ穴が開いた様な気分になる。
まぁ早い話、やる事が無くて暇なのだ。
「エスカルゴン、また何か新しい番組でも作るかZOY?」
「チャンネルDDDでGESか?でも一体どんな番組にするでGES?」
「D-1グランプリと評して漫才大会でも開くかZOY?」
「いやでもネタとか出場者とかどうすんのよ?」
「適当に募集でも掛ければ良いZOY。」
「集まるでGESかねぇ....。ん?陛下、あれ。」
「何ZOY一体....んぉ?」
デデデとエスカルゴンが見た先にある、扉の向こう側から誰かの話し声が聞こえてきた。
どうやら三人組の様だが....。
「そしたらさぁ、イローの奴お化けだって大声上げて逃げ出したんだよ。ただ突風で白くて大きな布切れが飛んできただけなのにさぁ、ありゃ面白いったらなかったよ!」
「ブンも同じ様に逃げ出したんじゃないの?」
「まっさかー、そんな事有り得ないね。」
「どうかしらね。」
「ポヨポヨ。」
話し声から察するに、扉の向こう側の廊下を歩いているのはフームとブン、そして....。
「でぇははは!我が永遠のライバルカービィめ!今日こそ決着を着けてやるZOY!」
「え?あのちょっと?陛下!?」
カービィの声を聞くや否や、デデデは愛用のハンマーを片手に勢い良く玉座から飛び降り、ハンマーを構えてまっしぐらに走り出した。
「陛下!ちょっと待つでGES!その先は!」
「黙るZOY!今こそ長年に渡る因縁に終止符を打つ時ZooooY!!」
ツルッ
「............ん?
ダハァアアアア!?」
気づけばデデデは引っくり返っていた。
はて?何故自分は今転んだのだろうか?
そう考え始めた矢先、自分の視界に宙を舞うバナナの皮が目に写ったのである。
「あーあ、言わんこっちゃない。さっき陛下が食べて投げ捨てたバナナの皮がそこにあったのに。」
「貴様が掃除すれば良かったZOY!!」
そうこうしているうちに、三人組の声が遠ざかっていく事に気づかないデデデ大王。
どうやらカービィとの決着はまだまだ先の話になりそうであった。
今度は急に文字数が増えちまった気がする....。
まぁ作者も陛下と同じく基本気紛れでやってる様なもんなんで!アハハハhアゲーッ!?
....し、失礼致しました。
もし宜しければまたお付き合い頂ければ幸いで御座います。
それでは、これにて失礼します。