まんまるピンクな食いしん坊の日常   作:Mr.K@河童92号

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新年に昇る朝日を拝み、国家安泰を祈願するZOY。
パン!パン!
明けましておめでとうございます!
本日より活躍致します故、宜しくお願いしますZOY。←年明けてもう4ヶ月でGES!おっせーわ!!!

....ハイ、すみませんでした。
正直自分でもここまで時間が掛かるとは....何せ普通にリアルが忙しかったり、十二指腸潰瘍で入院してたり(退院済み)、ニコニコ超会議に参加するべくチケットやら交通手段やらを確保する為に奮闘してたもんだから(ry
因みに今現在進行形でZUNビールを頂いてる所で【強制終了】


第20話 遺跡より硬い骨

ここはホロビタスター。

太古の昔に何らかの事情により半壊してしまった惑星で、その詳細は未だ明らかとされていない。

しかし、星の中枢はまだ生きている様で、証拠に原生生物はまだ元気に暮らしているし、空気や重力も生きているのだ。

星の生命力というのはとても侮れないものである。

 

そんな惑星にて、カービィ達は散らばってしまったクリスタルを探していた。

現在彼等は再び見つけた遺跡の中を探索していた。

 

「遺跡っていうより、ここモニュメントじゃないの?結構ボロいけど。」

「ワニャワニャ。」

「何かを称えてたのかねぇ。銅像も何も見当たらんけど。」

「一言でモニュメントと言っても、銅像だけじゃなくピラミッドや凱旋門みたいな種類も存在します。こうしたモニュメントの存在が、かつてあった街等のイメージを作り、所謂ランドマークにもなるんですよ。」

 

アドレーヌの言葉にワドルディやカズマも歩きながらキョロキョロと辺りを見渡して意見していると、リボンがモニュメントの解説を行っていた。

そこにデデデが質問をした。

 

「ランドマスター?そりゃ何ZOY?」

「陛下、そりゃ戦車ッスよ。そうじゃなくてランドマーク。探検家とかが一定の地域を移動してる時にまたそこに戻ってくる為の目印ですよ。大概の大きな建物がそうで、プププランドで言うデデデ城とかがそうですね。」

 

デデデの言葉にカズマは訂正、ランドマークに関する簡単な説明をしている。

ふと、アドレーヌも何気なく一つ疑問を口にしていた。

 

「そういえばさぁ、ピラミッドってどうやって作られたんだっけ?」

「ポヨ?」

「....あれ、そういや何で作られてんだっけ?」

 

はて、ピラミッドって何ぞや?

そんな風に頭を捻らせているアドレーヌ達にリボンはこう答えた。

 

「ピラミッドは私も良く知らないんですが、巨石を四角錐状に積み上げ、中に部屋や通路を配置した建造物なんですよね。どうやって建造したのか、そもそも何の為に作られたのかは定説が無いんですよ。最も有名なのは王墓説ですけど、それらは別に発見されてる事から否定されてはいるんです。」

「ふーん?じゃあ他にはなんて言われてんの?」

 

アドレーヌはピラミッドの説が気になり始めて、リボンに更に説明を求めた。

 

「他には日時計説、穀物倉庫説、宗教儀式神殿説、天体観測施設説と言われていたのですが、その後の研究や物証により否定されていて、主たる意見となりにくい現状があるんですよ。それで一周廻って、やっぱりピラミッドは王墓説が有力なのではないかと言われ続けてるんです。」

「真相は未だ闇の中....ってか。」

 

世の中にはまだまだ解明されていない謎が存在する。

そう言った具合でピラミッドの話は一先ず閉幕したのだった。

と、今まで黙って話を聞いていたデデデは唐突にこんな事を言い出した。

 

「そうだ!プププランドに帰ったら早速デデデピラミッドを建設するZOY!」

「ポ~ヨ?」

「ワニャ?」

「....えっ?」

「はい?」

「....Pardon?」

 

口々に素っ頓狂な声を挙げる面々に、デデデは不思議そうな表情を浮かべていた。

 

「何ZOY揃いも揃って。」

「王様?プププランドに砂漠は無いのでは?」

「砂漠など無いZOY。だがそんな事は問題ではないZOY。」

「いやこれは由々しき問題だよデデの旦那。絶対に浮いちゃうと思うんだけど。確実にミスマッチだと思うんだけど。」

「そんなもの貴様らの凝り固まった先入観ZOY。貴様らは一体いつから砂漠以外でピラミッドは有り得ないと錯覚していたZOY?」

「何....だと....!?」

「アド、合わせんで宜しい。ってか陛下、そんなに早くから御自分の墓を作るんですか?」

「ワシは誇り高き大王ZOY。人生はワシ流の王道を貫くもの、入る墓も当然それ相応のものにするべきZOY。」

「でもデデの旦那、さっきリボンがピラミッドは作り方もハッキリわかってないって」

「例え何年掛かろうとも作らせるZOY。その為に忠実な家臣や部下達がいるのだからな。」

「....バンダナ、ドンマイ。」

「ワニャ?」

 

どうやらデデデは本気らしく、これから大変な目に逢うであろうワドルディと、もっと大変な目に逢いそうな蝸牛に対し、カズマ達は心の中で同情するのだった。

 

「よし!そうと決まればさっさとクリスタルを見つけだすZOY!」

 

決意を新たにしたデデデは気合いを入れ直して、右足を前に力強く踏み締めた。

と、その時だった。

 

ガラガラガラガラガラ!

 

突然デデデの足元の床が崩れたのだった。

 

「だはぁぁぁああああああああ!?」

 

ちょうどデデデの足元だけに穴が空き、本人はそのまま穴の中に落ちていった。

 

「ポヨ!?」

「王様!?」

 

突然穴に落っこちたデデデを心配して、一同は穴の中を覗きこむ。

するとそこには....。

 

「クリスタル、取ったZooooooY!」

 

クリスタルを手に大きく掲げるデデデの姿があった。

 

「あ!そんなトコにあったんだ!?」

「ワーニャー!」

 

アドレーヌが驚いていると、ワドルディはデデデに大声で呼び掛けていた....様な気がした。

 

「これくらいへっちゃらZOY!それよりそこをどけぃ!今から脱出するZOY!」

「脱出ったってどうするのよー!」

 

アドレーヌが穴の中にいるデデデに呼び掛けていると、デデデはその場で大きく息を吸い込んだ。

 

「行くZOY!」

 

そう言うなり、デデデは吸い込んだ空気を利用して身体を風船の様に大きく膨らませ、ゆっくり宙に浮き始めた。

 

「えっ!?デデの旦那飛んでる!?」

「あぁ、そういやアドは知らなかったんだっけ?陛下は前にダークマターに憑依された時に空飛べる様になったんだよ。」

「ポヨポヨ!」

「嘘ぉ!?」

 

デデデは一度、自分の城でダークマターに襲われて、図らずも空を飛ぶ力を手に入れたのだ。

その事実に驚いているアドレーヌを他所に、程無くしてデデデは無事に穴から帰ってきたのだった。

 

「今戻ったZOY。」

「す、凄いじゃないデデの旦那!カー君みたいに空飛んでたよ!」

「でぇははは!ワシの優美なる飛行をそこのピンクボールと一緒にするとは片腹痛いZOY!今やワシに不可能など存在しないZOY!」

 

アドレーヌに誉められたデデデは誇らしげに高笑いを上げていた。

 

「にしても旦那、何か飛んでる姿フgむぐっ。」

「はーあー!!目にもー舌にもー上品でー!!陛下ぁの舌にーはー似合わーないー!!」

 

アドレーヌが何か言い掛けた所で突然カズマが彼女の口を両手で塞ぎ、大声で歌いだしたのだった。

 

「何ZOYいきなり。」

「いやあのー折角だから歌いながらでも次のクリスタル探しに行こうかなぁと思いまして!り、リボン!次のやつ何処だっけ!」

「え?えっと....彼処にある遺跡から反応を感じますね。」

「よしオーケー早速行きましょう!!あ、どうせなら陛下歌います!?」

「む?そうだな....仕方の無い奴ZOY。今回は特別にワシの美声を披露してやるZOY。うぉっほん!いつでもグースーデーデーデ!ほーしーのデーデデー!」

 

高らかに自分の持ち歌を歌いながら先へ先へと歩いていくデデデ。

その様子を後ろから眺めていたカズマはひそひそと小声で、されど凄い気迫を持ってアドレーヌにツッコミを入れたのだった。

 

「ちょっとアドさんや、今何言おうとした!?」

「え?飛び方がフグみたいだなぁって。」

「あのなぁ!間違っても本人にそういう事言うなよ!?流石に失礼極まりないわ!」

「可愛いと思ったんだけどなぁ。」

「それでも言葉は選ぼうよ!?せめて気球だろ!!」

「カズマさん、それあんまりフォローになってない気がするんですけど。」

「ふわポヨ。」

「ワーニャ?」

 

 

 

 

魚類疑惑が浮上しつつある鳥類王を先頭に遺跡の中を探索していくカービィ一行。

道中暗い部屋の中でアドレーヌが松明を実体化させたは良いが、デデデのハンマーに火が燃え移り、驚いた本人がハンマーを振り回して消そうとした為に大変な騒ぎになったりしたが、図らずもハンマーの火で暗闇に隠れていたクリスタルを発見出来たのであった。

 

それからというもの、カービィ達は沢山の部屋と通路がある迷路の様な所にやって来ていた。

 

「全く酷い目に遭ったZOY!ワシのハンマーを松明代わりにしおってからに!」

「旦那が松明に近づき過ぎたからでしょ!?鬼殺し火炎ハンマー振り回して暴れる方がヤバイじゃないのさ!」

「ま、まぁまぁ二人共。お陰でクリスタルも見つかったんですし、部屋の奥に大きなプールがあったから良かったじゃないですか。槍投げみたいにハンマーをプールに投げ飛ばしてましたけど。」

「お陰で愛用のハンマーが焦げたZOY。」

 

先の騒動の事で喧嘩しているデデデとアドレーヌを宥めるリボンを余所に、カズマは迷路の様に入り組んでいる通路を見渡して溜め息を吐いていた。

 

「....壁しか無ぇ。」

「ポヨ。」

「何処をどう見渡しても壁ばかりだな。これクリスタル以前に出口とか見つかんのかねぇ?」

 

カズマは頭をガシガシと掻きながらそんな風に吐き捨てていると、横からデデデがハンマーを構えて言い出した。

 

「案ずるな、ワシに良い考えがあるZOY!」

「ワニャ?」

 

ワドルディが不思議そうにデデデの顔を見ていると、突然デデデは正面の壁に向かって走り出した。

 

「道が無いなら作れば良い!ワシのハンマーで壁を一撃玉砕ZoooooY!!」

『なんとなくそんな気はしてたけどちょっと待ってェエエエエエエエエ!!?』

 

ドゴォン!

 

カービィとワドルティを除くメンバーが全力で止めに入るが時既に遅し、デデデが降り下ろしたハンマーは無情にも壁をガラガラと瓦解させたのだった。

 

「あぁ....また....。」

「もう....終わりなのね....カズ君、せめて死ぬ前に一言聞いて頂戴。」

「ま、待て....落ち着け....これ、崩れてんの壁だけじゃないのか?」

 

リボンは虚ろな目になり、アドレーヌは何か遺言を遺そうとしている様だが、カズマはそんな二人に意識を周りに向けさせる。

言われてみると、さっきから遺跡が崩壊する様子は無く、先程デデデが破壊した壁以外に目立った変化は無かった。

崩れた壁の向こう側を見てみると、そこには上へ昇る為のポールがあった。

 

「ふむ、ポールがあるZOY。きっとこの上にクリスタルがある!そうに違いないZOY!皆の者、ワシに続くZOY!」

「ポヨポヨ!」

「ワニャ!」

 

張り切るデデデは直ぐ様ポールをよじ登り、カービィとワドルディが後に続いて行った。

それを傍らで見ていたカズマはまたまた溜め息を吐いていた。

 

「....つくづく思うが後先考えねーよな、あの人。」

「今回は遺跡がそんなに風化してなかったから命拾いしましたけど....。」

「流石にちょっと無鉄砲かもね。」

「アドに言われちゃお仕舞いだろうな。」

「ちょっと?」

 

心なしか疲れた様な表情になりつつある三人だったが、既に登りきっていたデデデが上から三人に呼び掛けていた。

 

「何やっとるか!早くせい!」

「呼んでますね、ではそろそろ行きましょうか。」

「ぼちぼち行きまっかねぇ。」

 

リボンとカズマはそう言うと、リボンが一足先にとカービィの所へ飛んで行き、それに続く様にカズマ達もポールを登って....。

 

ドゴォン!

 

....行こうとしたら上から突然大きな音が聞こえてきた。

何事かとカズマ達は音がした方に耳を傾けると、またまたデデデが高笑いを上げていた。

 

「でぇははは!クリスタル、取ったどぉぉぉぉ!」

「ポヨォォォォ!」

「ワニャァァァァ!」

「王様せめてもう少し慎重に壁壊して下さいよ!?もう埋もれるのは嫌ァァァァァァァ!!?」

 

どうやらデデデが壁を壊してクリスタルを発見したらしい。

カービィ達も一緒に喜んで雄叫びを上げている様だが、心なしか断末魔の様な声も混じってる様な気がしないでもない。

それを聞いていた人間組二人は、お互いに顔を見合わせて苦笑いを浮かべていた。

 

「....今更だけどさ、退屈しなさそうよねこの旅。」

「穏やかじゃないとも言うわな。」

「違いないわね。」

 

 

 

 

そんなこんなで順調にクリスタルを集めているカービィ一行。

そんな彼等が次に辿り着いた場所はというと....。

 

「地下かしら?」

「洞窟かZOY?」

「ようわからん。」

「いや、地下洞窟で良いのではないかと....。」

「ポヨ?」

「ワニャ。」

 

リボンの言う通り、カービィ達がいるのは地下洞窟。

先の遺跡から脱出してから程無くして、地下へ続く大きな穴を発見し、そこからクリスタルの反応を感じるというリボンの言葉に従い、地下洞窟へとやってきたのである。

洞窟内は薄暗く、当然日の光はあまり入ってきてないのだが、アドレーヌが実体化させた松明のお蔭で周りが明るくなり、何とか視界が利いている。因みにカズマに無理矢理持たせている様だ。

辺り一面砂だらけ....というのは言うまでもないが、所々に巨大な生物の白骨化した遺体やブロックなどが転がっている。

 

「ここにも原生生物がいるって事か....いや、かつてはいたって感じか?」

「少なくとも、その形跡があったのは確かですね。ここから先、殆ど視界が利かなくなるでしょうから、皆さんもなるべくはぐれない様に行動していきましょう。」

 

巨大な恐竜の様な生物の遺骨を前に、カズマとリボンは気を引き締めている。

そんなリボンにデデデはクリスタルの在処を尋ねた。

 

「リボン、次のクリスタルはどっちなのだZOY?」

「そうですね、反応は....目の前にある大きな頭蓋骨から感じます。うん!順調に発見出来てますね!」

「そうかそうか!では早速叩き割ってやるZOY!」

「骸にも容赦ねえなアンタ!?」

 

カズマのツッコミをスルーして、デデデはまたも自慢のハンマーを振り上げ、巨大な頭蓋骨目掛けて思いきり降り下ろした。

 

ゴォーン....!

 

「....カラビンビン....カラカラビンビン....か、硬いZOY。」

 

ハンマー攻撃を浴びせても骸骨はびくともせず、逆にデデデの方がハンマーを打ち付けた時の振動で痺れる始末だった。

 

「なにこれ、凄く硬いじゃない!旦那のハンマーでも壊れないんだ....。」

「相当頑丈な骨だな。」

「そんなもの見ればわかるZOY!どうやってクリスタルを取り出すZOY!」

 

アドレーヌはあまりに硬い遺骨に驚いており、カズマは割りと冷静に状況分析していたが、デデデは不機嫌そうに叫んでいる。

みっともない姿を皆に見られたと思っている様だが、そんな事など露知らず、ワドルディはアドレーヌに向かって何かを話し掛けていた。

 

「ワニャ!ワニャワニャワニャ!ワニャ!」

「え?バンダナ君どうしたの?」

「ワニャワニャワニャワニャ!」

「?......あぁそういう事ね!」

 

ワドルディに何かを言われて何となく察しがついたのか、アドレーヌは直ぐ様持ってきていた画用紙にサラサラと絵を描いている。

何を描いてるんだろうと皆が疑問に思う中、あっという間に何かを描き上げたアドレーヌは、「それ」を実体化させたのだ。

 

「カー君、これを吸い込んで。」

「ポヨ?」

 

アドレーヌがそう促してカービィに差し出したのは、ただの小さな石ころだった。

 

「あ、そうか!アドレーヌさん、カービィさんにそれをコピーして貰ってクリスタルを取り出すんですね?」

「その通り!我ながら良いアイデアでしょ!」

「石ころくらいその辺を探せばいくらでも出てくるだろうに。」

「ハーイ誰か余計な事言ってる人いるけど無視しましょうねー。」

「ワニャ?」

「オイ。」

 

リボンの言葉にどや顔になっているアドレーヌは、カズマのツッコミを無視して早速カービィに石ころを吸い込ませた。

すると程無くしてカービィはストーン能力をコピーした姿へと変身した。

 

「ポーヨォ!」

「さぁカー君!あの頭蓋骨を何とかして!」

 

アドレーヌの言葉に頷いたカービィは、頭蓋骨に向かって走り出し、その過程で自身の右腕を巨大な岩に変化させ、それを力一杯振り上げた。

 

「石ころアッパーカット!」

 

ガァン!!

 

頑強になった右腕を頭蓋骨に浴びせるも、壊れるどころかヒビすら入らず、文字どおりびくともしなかった。

 

「....どんだけ?」

「滅茶苦茶硬いZOY!?」

 

とんでもなく頑丈な頭蓋骨を前に、カズマ達は呆然と立ち尽くしていた。

カービィの力を持ってしても壊れないというならどうやってクリスタルを回収すれば良いのかという話になってくる。

そんな中、アドレーヌはふとひとつの案を提示してきた。

 

「....そうだ。ねぇ!カー君っておっきな石像に変身出来たわよね?だったら高いところまで飛んで貰ってさぁ、そこから石像になって急降下して貰ったら、流石にあの頑丈な骨でも木っ端微塵じゃない?」

「だ、ダメです!それでクリスタルまでぺちゃんこになっちゃったら取り返しがつかなくなります!」

 

アドレーヌの提案にリボンは慌てて却下する。

クリスタルが頭蓋骨の中にある以上慎重に取り出さなければならないのだ。

 

「....それならさっきのアッパーで頭蓋骨壊れなくて良かったんじゃね?崩れた拍子にクリスタルも砕けてたかm」

「カズ君、そこまでダメ出しするなら何か良いアイデアのひとつやふたつあるんでしょ?」

「いや?」

「じゃあ偉そうに言わないでよ!」

「あだっ!?」

 

カズマに拳骨を浴びせたアドレーヌは、すぐに頭蓋骨へと意識を切り替える。

すると何かを閃いたのか、アドレーヌはまた絵を描き出した。

すると30秒もしないうちに何かを描き上げて、「それ」を実体化させたのだ。

 

「アドレーヌさん、さっきから思ってましたけど描くの早いですね。」

「これくらい朝飯前よ。」

「それはさておいて、何故針なのだZOY?」

「ワニャ?」

 

アドレーヌの絵描きの早さに感心するリボンを尻目に、デデデとワドルディはアドレーヌが実体化させた代物に目を向ける。

何故か裁縫に用いる小さな針を出したアドレーヌはカービィにそれを差し出した。

 

「これでニードルになれるでしょ?」

「トゲで掘り出すんですか?」

「思い付いたらまず行動よ、色々試しましょ?」

 

アドレーヌとリボンのやりとりを見て、つまようじじゃあるまいにと言おうとしたカズマだったが、喉元でそれを思いとどまったのは正解だっただろう。

ストーンの姿のままであるカービィに、アドレーヌは針を吸い込む様促した。

 

「次はこれをコピーしてみてよ。」

「ポヨ!」

 

言われてカービィは針を吸い込んで、飲み込んだ。

すると今度は......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「....すっぴんに戻ったZOY?」

『何で!?』

「ワニャ?」

 

カービィは何故かすっぴん、つまりいつものまんまるピンクの姿に戻っていた。

 

「ど、どうしてでしょう?前はニードルにもストーンにもなれたのに....。」

「カービィどういう事ZOY!?まさかコピーするのを忘れて飲み込んだのではあるまいな!?」

「いやまさかそんな....。」

 

一同がこの不可思議な現象にプチ討論会を始めている傍ら、カービィは巨大な頭蓋骨に歩みだして、目の前で立ち止まった。

すると突然カービィの右腕が巨大なドリルに変化したのだ。

 

『..........え?』

 

いきなりドリルを出した事に素っ頓狂な声を上げる一同など目もくれず、カービィは右腕のドリルを勢い良く回転させ、頭蓋骨の歯の部分を削り出した。

みるみるうちに歯は砕けていき、程無くして大きな穴が空いたのだった。

あっという間にカービィは穴の中に入っていき、すぐに戻ってきたと思えば、左手には光り輝くクリスタルが握られていた。指無いからどうやって握ってるのかは知らないが、兎に角握り締めていた。

 

「ポヨー!」

『........アッサリ問題解決しちゃったよ。』

「ワニャ。」

 

ぴょんぴょん跳び跳ねているカービィを眺めながら、リボンはカービィの姿に疑問を抱いた。

 

「カービィさん、すっぴんですよね?どうしてコピー能力を....?」

「....多分だけど、あれもミックスコピーなんだろうな....多分。ミックスコピーはそもそも外見は変化しない能力かも知れん。」

「つまりミックスコピーが新たにわかったのは私のお蔭だった....?」

「偶然だろ偶然。」

 

リボンとカズマが討論する中、アドレーヌが何やら自画自賛していた様だが、ジト目で軽くあしらうカズマであった。

そしてカズマは、今度は呆れた様な表情でカービィを見ながら一人呟いた。

 

「しっかし、前は石像にも驚かされたもんだがドリルまで出すたぁねぇ....。そのうち爆弾とかでも平気で吸い込みそうだわ。」

「爆弾は勿論だが、確か前にエスカルゴンがデスタライヤーの中でかくばくだんとやらも吸い込んでコピーしたとか言っておったZOY。」

『ぶっ!!?』

 

デデデの唐突過ぎる爆弾発言に、ワドルディを除くメンバーは盛大に吹き出した。

何でも吸い込むのは前から知っていた事だが、まさか核まで吸い込んでコピーし、平気な顔でそこら辺をぴょんぴょん跳ねているなんて、一体誰が想像出来るだろうか。

 

「........もう....何でもアリだな....あいつ。」

「カービィさん....何者なんでしょう?」

「星の戦士って一体...うごごご。」

 

ここまでの旅とデデデの発言により、カービィの人物像がちょっぴり変わった....様な気がした三人であった。

 

 

 




御閲覧ありがとうございます。
現在進行形でニコニコ超会議エンジョイしてるわちきでございます←サボってた癖によく言うよ

変な書き方というか、オチも何もあったもんじゃない様な気がしますけど気のせいだと思いたい。
試験的にダイジェストみたいな書き方をしてみたつもりです。だってわちき遅いからこのほうが少しでも早く進むかと←ペースを上げろよ
そんなこんなで随分グダグダになっちゃいましたが今回はここまで、もし機会があれば、また読んで頂ければ幸いでGES。
それでは、これにて失礼します。




....もう読んでる人いなかったりして(ボソッ
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