今回は少し短めです、書いててキリが良い所で区切れたので。....前回の半分くらいしか無いでGESね。
何かと変な所が目立つかも知れませんが、それでも「お前のそれもカラカ=ゾーイ!?」と仰る方は、ゆっくりしていってね!
........あれぇ?
ここはププヴィレッジ。
基本的に静かな村である。
....現状この村に関する事で語る事といえば最早これくらいだろう。
沢山のキャピィ族が暮らしており、村の英雄がよくここを行き来する事を除けば、特にこれといって変わった所は無いごく普通の村である。
この所平和な日々が続いてるという事も相まって、現状語る事が何も無いのだ。
まぁ強いて言えば、デデデの部下として働いている兵士達と、彼等を指揮する隊長は、実はキャピィ族じゃなければ人間でもないという衝撃の事実があったりするのだが、別に今語る様な話題でもないので、この場では全く別の話をさせて貰う事にする。異論は認めない。
ヤミカゲを見事撃退したカービィ達はププヴィレッジに戻って来ていた。
因みにメタナイトは既にデデデ城に帰還していったそうだ。
「アンタ達には随分世話になったな。特にカービィ、こうして刀を取り戻せたのもアンタのお陰だ、ありがとうな。」
「ポヨポヨ!」
「良かったわね!」
「しっかし驚いたなぁ、カズマってあんなに強かったんだな。」
「別に強か無ぇさ。俺はただがむしゃらに食らい付いてただけだしな、カービィに比べりゃまだまだだよ。そもそも俺がしっかりしてりゃこんな事にもならなかっただろうし。」
「せっかく勝ったんだからそんな後ろ向きにならなくても....。」
「現実主義ってやつだよ、まぁ気にしなさんな。」
「ポヨ?」
「ん~....。でも、こういう言い方するのもおかしな話なんだけど、こんな考え方もあるわ。」
「どんな?」
「逆に言えば、そういった出来事があったからこうして私達は知り合えたとも言えると思わない?」
「あー、確かに。こんな風に話する事も、もしかしたら無かったかも知れないな。」
「そういう意味では、何も悪い事ばかりって訳じゃないでしょ?」
「ごもっとも。俺の知り合いにもこんなにも変わった奴はまずいないからなぁ。」
「ポヨ?」
「まぁ確かにカービィは変わってるよな、吸い込みも出来るし、コピー能力を使えるし、凄く大食いだし。」
「うん、カービィにも驚いたけど....。」
「どうしたの?」
「いや、個人的にはカワサキが作ったあの
「あ、あははは....。」
「そのうちまたあぁいうのが増えたりして。」
「ポヨ!?ポヨポヨ!!」
「....こんなにも凄く良い笑顔で喜ぶのはアンタぐらいのもんだろうよ。」
「ポヨポヨ!」
カワサキの料理の唯一の理解者であるカービィとしては、料理のレパートリーが増える事程喜ばしい事は無いのである。
ぶっちゃけここまで来るとただの味音痴なんじゃねえの?というツッコミを飛ばしたくなる所だが、そもそもの話、まともな会話が出来ないカービィにそういったツッコミを飛ばすのは野暮というものなのでやめておこう。
「なぁカズマ、ちょっと気になるんだけど、その刀って何か名前とかあるのか?」
「ん?あぁ、一応あるけど、でもどうしたんだ?急に。」
「いやさぁ、メタナイト卿が持ってるあの剣って宝剣ギャラクシアって言うんだけどさ、すっげぇカッコイイな~って思ったんだよ。だからカズマのもそういうのがあるのかな~って気になってさ。」
「へぇ、一瞬だけ見たけどギャラクシアっていうのか、アレ。なんというか、変わった形をした剣だったよな。」
「メタナイト卿が持ってるギャラクシアって凄く強力なんだよ。」
「そんなに良い切れ味してるのか....。機会があれば貸して貰おうかな、
「あー....。多分それは無理だと思うわよ。」
「え?他人には渡せないってやつか?まぁ気持ちはわからなくはないけど....。」
「そうじゃなくて、あれは持ち主を選ぶのよ。」
「持ち主を選ぶ?何かそういうのどっかのゲームとかで聞いた事あるけど、アレか?選ばれし者じゃないと使えない....みたいな?」
「まぁ、平たく言えばそんな感じね。」
念の為に捕捉しておくと、宝剣ギャラクシアは今から約五万年前に光の種族フォトロンによって鍛造された、自らの意識を持つ知性体、つまり生きた剣である。
この剣は力の足りない者が手にするとギャラクシアに放電され、長く持つと命に関わると言われている。
まぁ早い話、ギャラクシアが認めた者でなければ使えないという訳である。
「そんなものを扱えるとは、メタナイト卿ってやっぱ只者じゃなさそうだな。」
「カービィと同じ星の戦士ですもの。」
「え、マジ?メタナイト卿もそうなのか。」
「ついでに言うと、カービィもギャラクシアを使えるんだぜ。」
「へぇ....って、え!?カービィも使えんの!?」
「ポヨ!」
「............。
あ、アンタって人を見かけで判断するなっていう良い見本だよな、色んな意味で。(まぁ人かどうかすら怪しいけども。)」
「ポヨ?」
「そういえばブン、カズマに何か質問してなかった?」
「え?....あ、カズマの刀の事聞いてたんだった。」
「忘れてたのかよ。てかまた話脱線してんじゃないかいな。」
「ホントだよ、誰だよギャラクシアの話始めたのは。」
「アンタだよブン。」
「うっ....。ま、まぁ、良いんだよ細かい事は。」
「全然話が進まないんですがそれは。」
「ポヨ。」
☆
フーム達はププヴィレッジの大木の前に戻って来ていた。
この大木がある場所はちょっとした広場にもなっているので、他の村人達も何らかの集会や雑談場所としてよくここに集まっている。
働く男達の昔懐かしい思い出話、子供達の自慢話や悪戯エピソード、奥様の井戸端会議、デデデの気紛れな演説、エトセトラエトセトラ....。
閑話休題。
取り敢えずこれ以上話を脱線させまいと、フーム達は本題に入ろうとしていた。
「それで、その刀はどんな名前なの?」
「あぁ、こいつは
「絶柵?」
「この名前には
「呪縛を消す?」
「ポヨ?」
「まぁ早い話、何事にも囚われずに自由気ままにマイペースに生きていこうって事。」
「何かアバウトだな。」
「いんだよ、細けぇ事ぁよ。」
「それ俺の真似?」
「お返しだお返し。」
「全然似てないじゃん。」
「あら、私はそっくりだったと思うわよ?」
「何だよ姉ちゃんまで!」
「ポヨポヨ!」
「おや、カービィも俺らと同じ意見らしいな。」
「違うね、俺と同じ事を言ったんだ。」
「そいつはどうかねぇ?」
「何だよ!カービィの言ってる事わかるのかよ?」
「大事なのは心だ、それさえ伝われば言葉なんて不要なんだよ。」
「何をー!そんなに言うならもう一度カービィの言葉を翻訳してみろよ!」
「俺らは今や戦友同然、その気になりゃ余裕よ余裕。んじゃカービィ、何か喋ってみ?」
「ポヨ、ポヨポヨポーヨポヨポヨポヨポヨ。」
「ふむふむ、ふーん、ほむほむ。」
「ポーヨー!ポヨポヨポヨポヨポヨポーヨ!」
「........。成る程、俺は全てを理解した。」
「え!?マジか!?」
「う、嘘でしょ!?なんて言ってるのかわかったの!?」
「あぁ....。
俺はこいつの言ってる事等全く理解してない事を理解したッ!!」
........................................................。
「そんな事だろうと思ったわ。」
「ここまで引き伸ばしといてそりゃ無えよな。」
「ポヨ?」
「........ツッコミが足りない....。」
☆
そんなやりとりを繰り返しているうちに、太陽はどんどん傾いていき、気がつけば夕方になっていた。
「で、結局カービィが吸い込んだものってどこにいくと思うよ?」
「ポヨ?」
「そりゃお腹の中だろ。」
「お腹ってどの辺?」
「どの辺って....両足の間か?」
「ポヨ?」
「いやぁブン君、俺としてはですね、口のすぐ下辺りだと思う訳ですよ。」
「そこは
「あ、そうか。では時にフーム大先生、ズバリ!カービィのお腹はどこにあるのでございませうか!?」
「それは多分、口元と足のちょうど中間辺りじゃないかしら?」
「姉ちゃん、そこって胸じゃねえの?」
「え?胸?....なのかしら?」
「う~む、謎はカービィのみぞ知る....か。」
「え?味噌汁が何だって?」
「ポヨ!?」
「いや『味噌汁』じゃないっての『みぞ知る』だよ後そこのピンクボール君いちいち食い物に反応しない!!」
「皆、もう夕方よ?そろそろ帰らないと!」
「あ、ホントだ。」
「ポヨ。」
「え、マジ?....あのさフーム、この村って宿とかあるの?」
「ププヴィレッジには無いわね。」
「え、マジ?....寝床どうしよ。どっか適当な所で寝袋だそうかな。」
「だったらさ、俺達の所に泊まらないか?カービィも来いよ。」
「ポーヨ!」
「え?....でも良いのか?泊まっちゃって。」
「私達は全然構わないわよ、困った時はお互い様でしょ?」
「それにさ、もう俺達って友達じゃんか!」
「....友達?俺と?」
「えぇ、そうね。私達はもう友達よ。ヤミカゲからカービィを助けてくれたし。」
「それにさ、くだらない話であんなに盛り上がったんだ。その時点で友達って事で良いじゃんか。」
「....そうだな、そっちがそういうなら、俺からも宜しく頼むよ。」
「えぇ、宜しく!」
「宜しくな!」
「ポヨ!」
そう言うと、フーム達はそれぞれカズマと握手を交わした。
フーム達にとって初めて人間の友達が出来た瞬間であった。
「しっかし、つくづく思うんだよなぁ。」
「ポヨ?」
「ん?いやさぁ、友達って自分でも気づかないうちに、いつのまにかなってるもんなんだなぁ....ってな。」
「そういうものよ、友達って。」
「一緒にいると、あっという間に時間が経っちゃうもんな!」
「それで気がつきゃ夕方か....。流石に長く話し込み過ぎたな。」
「全くだよ、誰だよカービィの吸い込んだものの行く末....なんて話を始めたのは。」
「俺ですよブン。」
「ポヨ?」
「またブンか....と思ったらまさかのカズマだったわね、確かに。」
「いんだよ!細けぇ事は!あぁ~ん?」
「....もう永遠に終わらないわねこれ。」
「いっその事いける所までいっちゃえば?」
「無限ループって怖くね?」
「ポヨ?」
そんな会話を繰り広げながらフーム達は帰路に着く。
友達になるのに種族は関係ない、一緒に笑い合ったり、ふざけ合ったり、時には助け合う。
それが出来れば、もう既に友達なのだ。
それを改めて実感した一行であった。
御閲覧ありがとうございます。
何だかわちきの小説、やけに会話が多い気がするなぁと思う今日この頃。
そういうのも、アリだと思います。
....思いたいでGES。
ではでは、こんな小説ですが、もし宜しければ次回もお付き合い頂ければ幸いです。
それでは、これにて失礼します。