まんまるピンクな食いしん坊の日常   作:Mr.K@河童92号

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初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。
....こんなタイミングでこんな挨拶をしている者なんてわちきくらいのもんでGESょうなぁ。
いつも楽しく読んで頂いている方には大変お待たせ致しました。
マイペース故に時間が掛かっちゃいました。テヘペロ☆
........冗談です。ハイ。なのでそのハンマー下ろして下さい。

という訳で「いつまで待たせるZOY!さっさと読ませるZOY!!」と仰る方は、ゆっくりしていってね!


第8話 ちょっと賑やかな食事会

ここはデデデ城。

プププランドを治めるデデデ大王が暮らしている。

彼は王様という身分でありながら、悪の権化を自称している。

ゴルフ場を作る為に自らチェーンソーを片手に森林伐採をしたり、城に溜まった大量のゴミをいつも利用している通販会社(今は潰れている)に無理矢理押し付けたり、挙げ句の果てに自分の側近の裸を一目見ようとハンマー片手に散々追いかけ回したりと、悪の限りを尽くす事に定評があると言われている。

 

自分の欲望を満たす為、悪の王者としての威厳を貫く為に、今日もデデデは走るのだ。

大王としての権限を利用して、誰も逆らう事を許さぬまま、極悪非道な彼の活躍は衰える事を知らないのである。

 

まぁ最近の噂では彼に仕えている側近が「でも思考力ゼロだから実権はこの私にあるのでGES!」という爆弾発言を自称悪の王者の目の前でぶっ放ったと囁かれてるが、真偽は闇の中である。

 

そんな大王が暮らす城にフーム達は戻って来ていた。

因みに今回カービィとカズマも泊まるので彼等も一緒である。

 

「ここがデデデ城か、話には聞いていたけど本当にでかいな。」

「この国の王様もこれくらい器がでかけりゃなぁ。」

「ん?もしかしてデデデ大王の事か?プププランドにやって来た時にその噂は少し聞いたけど、確かこの国を治めてるんだっけか?」

「デデデの事知ってるの?だったら普段何をしてるのかも知ってる訳?」

「え?....いやそこまでは知らんけど、そもそも王様って普段何をするもんなんだ?」

「あいつの事知ってるのにそこは知らないのか?ろくな事しないぜあいつは。」

「いやちょっとブンさんよ、仮にも王様をあいつ呼ばわりするのはいかがなものかね?」

「ホントの事だよ、最近はおとなしくなってきてるけどいつまで静かなままなんだか。」

「まぁ、平和には違いないんだから、今はそれを謳歌しましょう。」

「....なぁオイ、ここの王様ってそんなに評判悪いのか?」

「ポヨ?」

 

 

 

 

フーム達は自分達が暮らしている家の扉の前まで来ていた。

と言っても実際には城の一部の部屋を幾つか与えられて、そこで暮らしているので厳密には家というより寮に近い訳なのだが。

 

「デデデ大王の所に挨拶しといた方が良いと思うけどホントにしなくて大丈夫か?」

「明日にすれば良いって。」

「そうそう、それにもう夕方だしどのみち今日はやめておいた方が良いわ。」

「お、おう。」

「さて、入ろうぜ。」

「ポヨ!」

 

そういうと、ブンは扉を開けて、一行は中へと入っていった。

 

「「ただいまー!」」

「お邪魔しまーす。」

「ポーヨー。」

「お帰りなさい二人共。カービィもいらっしゃい。....と、そちらの方は?」

「パパ、彼は今日知り合った旅の人よ。」

「俺達の友達さ。」

「ど、どうも、俺はカズマと言います。初めまして。」

「初めまして、私はパームという者だ。旅の方、フーム達の友達になってくれたのかい?」

「え、えぇ、まぁ。」

「おや、どうしたんだい?私の顔に何か付いているのかい?」

「い、いえ、フーム達からあなたは大臣だとお聞きしているので、粗相の無い様にと....。」

「ハッハッハッハ!何だそんな事か、君は二人の友達なのだろう?だったらそんな事は気にしなくても良い、私が大臣だからと言って畏まられるよりも、普段通りに接してくれた方が嬉しいんだよ。」

「し、しかしですね、俺...あ、いや私は」

「それに、そんなに畏まられると、折角ウチに遊びに来てくれてもフーム達といても気が休まらないだろう。ありのままで良いんだよ。」

「....ありのままッスか、じゃあお言葉に甘えます。」

「そうそう、それで良いんだよ。子供は少しくらいやんちゃな方が良い。私が子供の頃何かは」

「いやわたしゃもう青年と呼ばれても良いくらいだと思いますよ!?子供が一人旅なんて出来るもんですか!」

「おっと、これは失礼した。しかしなかなかキレのあるツッコミだねぇ。君みたいなお客人は久しぶりだよ。」

「....俺、なんつーかこの人に勝てる気がしない。」

「パパはいつもこんな感じだよ。」

「マジか。」

「ところでパパ、カービィとカズマを今日ウチに泊めても良いかしら?」

「勿論だとも、二人の友達なら大歓迎さ。」

「あ、ありがとうございます。」

「ポヨポヨ!」

「けどさぁ、カズマ急に畏まってどうしたんだよ?何か、らしくないぜ?」

「あーいや、考えてみれば王族とか大臣とかに会うのは初めてだったから何か緊張しちゃってさ。」

「あら、私達だって大臣の娘と息子よ?」

「........あ。」

「まぁまぁ気にすんなって!友達なんだからそんなの関係ないじゃん、どうせなら面白い悪戯するくらいの意気込みで遊ぼうぜ。」

「いや仮にも大臣の息子がやっていい事じゃないと思う。」

「パパも言ったじゃんか、子供は少しやんちゃなくらいが良いって。」

「そん時は盛大にハリセンツッコミお見舞いしてやんよ。」

「な、何でだよー!」

「容赦ないわね。」

「大臣から直々に許可を頂いたので遠慮なくいかせて頂きます。さぁ頭が良いか尻が良いかどちらが宜しいですかい?」

「止せよ!まだ何もしてないじゃんか!」

「まだと言ってる時点でこの後の展開お察しですな。」

「わ、わかったよ悪戯はやらないってー!」

「ハッハッハ!元気が良いねぇ。」

「パパも笑ってないで助けてくれよー!」

「ポヨポヨ!」

 

 

 

 

それからフーム達は食事をしながら雑談を楽しんでいた。

この時、村の広場でメタナイトとヤミカゲが口にしていたナイトメア等の単語の事を思い出したカズマはフーム達に聞いてみた訳なのだが....。

 

「....という訳で、カービィは宇宙の平和を守ったのよ。」

「つまりこれまでの話を纏めると、突然ポップスターを襲った巨大UFOを撃墜したのがカービィで、それから皆でメタナイト卿が密かに作ってた宇宙戦艦に乗って宇宙に飛び出し、宇宙の支配を企むナイトメアとかいう化け物相手に戦って、最終的にカービィがそいつを撃ち破って宇宙に平和をもたらした....と、そう言いたい訳か?」

「ポヨポヨ!」

「そりゃあもうすげぇ大冒険だったぜ!」

「ほ~、それは凄いじゃないか。息子達の晴れ姿をパパ達も見たかったよ。」

「でもね、あんまり危ない所に行ったらダメよ?あの時はママ達凄く心配していたんだから。」

「わかってるよ。」

「.............................。」

カズマはここまでデスタライヤーの襲撃からカービィ達がナイトメアとの戦いの事まで話を聞いていた訳なのだが、やれ魔獣だの悪夢の化身だの宇宙の危機だのと言われても、普通にあちこち旅をしていただけのカズマからすればまるで漫画やゲームの様な話にしか聞こえない訳で、まぁ早い話、一人おいてけぼりを喰らっているのである。

 

「あら、どうしたのカズマ?やけに反応が薄いけど。」

「.............................。

オニオンオーシャンの樹海に置き去りにされたらこんな気分なんだろうな。」

「どんな気分だよそれ。わかりやすく説明してくれよ。」

「その言葉そっくりそのままリボンも付けて返してくれるわッ!!あぁもうどっからツッコミましょうかねぇ!!」

「何だよ、もしかして疑ってるのか?」

「もしかしなくても疑うわ!嫌でも疑いたくなるわッ!!何よそのどこぞのSFパイロットがいきなり巨大ロボットに乗せられて頭ぶっ飛ばされても戦うロボアニメみたいな展開!?」

「例えがよくわからないけど、いまいち信用してないみたいね。」

「ちゃんと話を聞いてたのかよ?」

「しっかり聞いてたよ!終始無言で聞いてたよ!!寧ろどこをどう聞いて今の話を信用しろってのよ!?壮大過ぎてついていけんわッ!!」

「ポヨポヨ!」

「ほら、カービィだって本当だって言ってるじゃないか。」

「カービィ頼む喋れなくても良いから今だけ俺の味方になってくれ300デデンあげるから!!」

「人をお金で釣らないの!」

「不本意だが釣りたくもなるわ!!味方欲しいんだよ切実に!!」

「信用しろって、ホントに大変だったんだぜ?本拠地に向かってる途中でいきなりヘビーロブスターとかいうメカに襲われたりしたし。」

「何で宇宙で海洋生物出てきてんです?何すか?海だけに星の海からやって来たっていうんすか?」

「ナイトメアが送り込んできたのよ。それもカービィがやっつけたけどね。」

「乗り込んでからも大変だったよな、戦艦ハルバートは壊されるし、姉ちゃんもデデデとエスカルゴンが変な魔法みたいなのに掛かってつれてかれちゃうし。」

「オーバーキルな科学力だけじゃなく魔術まで出てきちゃったよオイ。アレか?科学と魔術が交差してファンタジーな物語が始まるとかそういうパターンじゃないだろうな?」

「何訳のわからない事言ってるんだよ?」

「それおうむ返ししてやろうか?....いやまぁ確かにメタナイト卿とヤミカゲがナイトメアがどうとか言ってたのは聞いてたけどさぁ、いくら何でも話が飛躍し過ぎてないか?」

「ん~、まぁ確かにちょっと現実離れした話ではあるわよね。」

「メームさんお願い一回冷静になって。どう転んでもそれちょっとというレベル越えちゃってるから。現実から逃避し過ぎて大気圏突破しちゃってるから。」

「とにかく、俺達はそんな大冒険を繰り広げて、城のデリバリーシステムを使って無事生還したって訳。」

「ヘーソーナノカースゴイナー。」

「....まぁまだ会ったばかりだし、信用しろっていうのがそもそも無理があるかもね。」

「まぁ良いさ、信じる信じないはカズマの勝手だけど、今回の事で俺は一人前の男になったのは確かだな。」

「一人前の男は普通悪戯がどうとかなんて考えないと思う。」

「ちょっとした遊びだって、何もデデデみたいな事をする訳じゃないんだからさ。」

「程々にしといた方が良いと思うぞ。というかここの陛下って一体何してんのよ?」

「これがまた話せば長くなるんだけどさぁ」

「じゃあいいです。」

「オイ!聞いてきたのはカズマの方じゃないかよ!」

「いや、流れ的にこんな感じかと。」

「どんな流れだよそれ。」

「ポヨ。」

 

見事なまでに勢いのあるマシンガンツッコミを見せつけたカズマであるが、心なしかかなり疲弊しきっている様に見えるがきっと気のせいだろう。

旅で足腰を鍛えているのだからそう簡単にはバテる訳ではない。恐らく、多分、めいびぃ。

そうしているうちに、パームはカズマに質問を投げ掛けていた。

 

「ところでカズマさん、明日はどうするんだい?何か用事とかあるのかい?」

「いや、特には無いですね。あとカズマで良いですよ。」

「またどこかを旅するの?」

「ん~....。正直これからどうするとか決めてないんだよな。いつも行き当たりばったりで決めてるからさぁ、そもそもの旅の目的だって色んな風景を見るっていうくらいのもんだし、ヤミカゲに奪われた絶柵も取り戻したからなぁ。どっか特別行きたい所がある訳でも無いし、ぶっちゃけノープランだな。」

「....計画性ゼロじゃないの、ずっとそれで旅を続けてた訳?」

「俺は基本的にマイペースなだけだよ。」

 

その言葉にフームが苦笑していると、ブンは突然こんな事を言い出した。

 

「....だったらさ、一つ提案があるんだけど。」

「ポヨ?」

「提案って何だよブン。」

「カズマ、お前ププヴィレッジで暮らさないか?」

「...........Pardon?」

 

あまりにも突拍子の無い発言に、カズマは思わず英語で返してしまったが、旅人である彼にいきなりププヴィレッジで暮らさないかと言われても、戸惑うのは無理も無い。

すると、メームはブンに訳を聞き出した。

 

「あらあらブン、いきなりどうしたの?」

「思うんだけどさ、別に行く所が無いならここで暮らせば良いじゃん!そうすればいつでも会えるだろ?」

「いやちょっとまってくれ、いきなりそんな事言われてもなぁ。」

「そうよブン、また随分突拍子が無いわね。」

「良いじゃねえかよ姉ちゃん、折角会えたのにすぐにお別れする事なんて無いじゃないか。どうなんだよカズマ。」

「....う~ん。」

「カズマ、君は旅をしていると聞いたが、私も君が望むならこの村で暮らすのも悪くはないと思うよ?勿論強制はしないさ、どうするのかは君が決めれば良い。」

「ポ~ヨ?」

 

パームにそう言われ、カズマは静かに考え込んだ。

そして、彼は一つの結論を導きだした。

 

「............まぁ、良いっていうなら俺はそれでも良いですけど。」

「え?でも旅はいいの?」

「フーム、プププランドでの集落ってここだけなんだろ?ここを活動拠点にして海とか山とか行ってみるのも悪くないかなぁって思ったんだよ。実を言うと、プププランドにやって来てから真っ直ぐププヴィレッジに来たからここはそんなに散策してないんだよな。だからさ。」

「そ、そうなんだ。」

「それにさ、ブンの言う事にも一理あるとも思ったんだよ。ここで暮らすのも悪くないかなぁってさ、色々と面白いものが沢山ありそうだしな。」

「じゃあ決まりだな!明日から住む場所を探そうぜ!」

「そうだな、ついでに挨拶回りでもしようかね。」

「それならご飯を食べたら、今日は早めに寝ちゃいましょう。」

「だな、早寝早起きは三文の徳っていうしな。」

「カズマ、この場合早寝は余計でしょ?」

「良いんだよ、細けぇ事ぁよ。」

「また俺の真似!?もう勘弁してくれよ~!」

「ポヨポヨ!」

 

そんなこんなで、新しい友達を村に迎え入れたフーム達である。

明日は新しい村人の家探し、はてさて一体どうなる事やら....。




御閲覧ありがとうございます。
なんというか、久しぶりに書いてみましたが、会話の部分がやけに多いと改めて実感したでGES。
いっそこのスタイルを全うしようかしら。
....って、何を今更。

さてさて、こんな感じで書いているこの小説でGESが、もし宜しければ、またお付き合い頂ければ幸いです。
それでは、これにて失礼します。
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