超昂大戦SS 究極の初体験! エクスタシーに溺れる超昂戦士たち 作:環 藍河
♪うさぎ うさぎ なにみてはねる
じゅうごや おつきさま みてはねる
…
……
雲ひとつ無い、澄み渡る秋の夜空。
まるまると黄金に満ちる月が、麗しき4人の超昂戦士たちを照らす。
だが、正義の勇者たるその様子は…どこか面妖であった。
「ぜ…絶対に、負けないっ…!」
「うう…でも…でもおっ…!」
一方は絶望と苦渋に歪むまなじり。
深紅と群青、最強戦士のみなぎるガッツは既に萎れ、2対のウサギ耳はうなだれる頭に従ってしな垂れる。
「うふふっ。我慢が足りませんねぇ。欲しがりなうさぎさんたち。」
「きちんと躾けなくてはなりませんわ。ね、雄しべ様。」
翻って、勝ち誇るもう2対のウサギ耳は、元気はつらつ、みなぎる精魂。
貞淑を雄弁に訴えるタキシードの胸元から。
奉仕と忠誠を誓うメイド服の胸元から。
いかがわしい双丘がまろび出る。
わずかに突起をハートのニプレスで隠すだけの果実2対は、まさに芳醇そのもの。
片や慎ましく、きめ細かい肌が小ぶりな懸垂線を描き、肩からお腹まで一筋のカーブを描き…
片や、はちきれんばかりに熟し、頭上の耳と連なり、たゆんたゆんと心揺さぶる。
ダイビートが誇る正義のバニー戦士、エスカルビー・アステライズとビートエンジェル・エクシレイヤー。
幾度も強敵を打ち破り、正義の勝利を高らかに謳った兎たちだったが…今やその立場は逆転。
対峙する邪のリバースバニーたち、魔女ヤブルーと神騎カノープスの幻惑に囚われ…ルビーとエクシレイヤーは陥落寸前、折れかけの心でただ堪え忍ぶだけだった。
『《じゅわあああああっっ……!》』
(あ…ああっ…!)(そんなぁ…!)
ごくんっ。
バニーたちは、それぞれの生肉にご奉仕する。
「うふっ。おっきい❤」
まずはカノープスが愛おしそうに、みずみずしい肉の棒を両の掌で弄ぶ。
くるん。ころっ。くるくるっ。
「んっ…あふれそう…ダメっ…!」
巨砲をころころと転がし、右へ、左へ。
そのたびに、肉塊がむわっと精気を放ち、紅蓮の兎を発情させる。
(す…すごいっ…
こんな大きいの…初めてだよお…!)
太さも、長さも、握りこぶしを左右繋げてまだ足りないほど…!
その巨根と荒ぶるシズルに、獣欲の虜と化したバニールビーはぴくりとも動けない。
「ルビーさぁん…まだまだですよぉ。」
すっ…どぷんっ!(!?)
やおらカノープスは、レードルを傍の壺に沈め、飴色のローションを掬う。
粘りを帯び、柄杓の底からとろりと垂れる甘露を…
どろっ…!(あああっ!!)
灼ける大串に掛け回す。
てらてらと光沢を浴びた肉棒は、今にも口に、舌に、頬に飛び込んできそう。
ああ…今すぐにほおばりたい。しゃぶり尽くしたいのに…!
「ルビーさん。じっくり、仕上げていきますから…
我慢、がまんっ…ですよおっ…!」
「そ…そんなあっ…切ないよおっ…!」
最強の超昂戦士を手なずけ、まるで調教するように。
カノープスは眼前でこれ見よがしに、逸物にしたたる肉汁をみなぎらせ、光輝の蜜をまとわせていく。
「こちらも負けませんわ。」
「!!」
「ああ…じゅくじゅく…!」
やはり肉欲に魅入られた蒼の超昂バニーを従え、ヤブルーは別の肉塊を優しく仕上げていく。
ぺたん。じゅわっ…!
じゅるっ…じゅううっ…!
(こ…こんなの…美味しいに決まってるうっ…!)
ふっくらと俵型に整えられた肉塊が、先走るようにじっとりと汁でにじむ。
傍にそびえる極太のソーセージは反り返り、湯気すら放つその姿は、まるで火入れした馬の蹄鉄。
痛々しいほどに膨れた皮は、今にもはじけて肉汁を噴き出しそう。
ごくり。
(ど…どうなってしまうのおっ…!?)
食べたい。このはしたない口に、がぶりと入れたい。
飛び跳ね踊る灼熱の肉塊は、まるでいななく暴れ馬。
エクシレイヤーがその剛直に生唾をごくりと呑み込むと、紺碧のウサギ耳はびくんと屹立する。
かつて地上に降臨した際、エリスは受肉し、人類の原始的欲求を知覚した。
(人間とは…これしきの感覚に隷属するのですか…)
眠い。食べたい。まぐわいたい。
とにかく…気持ちよく、なりたいっ…!
…くだらない。情けない。
私は神騎。アマツ神の意志の代行者、天使長アズエルの刃。
邪念に囚われることなど、あるものか。
だが…今は。
恥ずべきその欲望に…神の使いたるエクシレイヤーは、抗うことも拒むこともやめ、恍惚の業火に身を焦がす。
天界神騎の気高さも、超昂戦士の誇りも…知ったことか!
じゅくっ! ぱちっ! ぷしゅっ!
「きゃっ!」(!?)
熱く燃え盛り、跳ね上がって弾け飛ぶ肉のしぶきが、ご褒美とばかりにヤブルーに降り注ぐ。
メイド服の裾に、フリルに、樹液満ちる丘陵に、そしてほんのり紅の差す顔面に…!
まるでドライミストのように、ヤブルーのもぎたて新鮮な肢体を、たちまちぎとぎとに脂で味付けしていく。
ぺろり。(!)
「んふっ。こく深いですよぉ、エリスさん❤」(!!)
唇に掛かった飛沫を、潤すようにひと舐め。
そのまま口腔の中で転がし、先走って味見の感想を囁いた。
べちょっ…!
(ヤブルーさん…こんなに汚れて…!)
火傷しそうなほど熱々の肉汁を五体で浴びるヤブルー。
それでも、跡が残るのも厭わず、逸物を美味しく仕込み続ける。
自らも昂ぶり、胸の谷間に、額に、ショーツの下に…じっとりと汗をしたたらせる。
(あ…ああっ…もう、もう…!)
まんじりともせず、叛逆の黒バニーがさらに自らの果汁と獣の肉汁で味付けされていく様から…
天界最強の神騎は、刹那ほども視線を離せなかった。
ちらり。
「では、そろそろ…」「はいっ。」
くすっ。((…?))
申し合わせた逆バニーたちが、目配せとともに卵を手に取ると…
こつこつ。ぱりん。
(あっ…あうっ! コレっ…)
じゅわあああああっっ!!
「ああーーっ!!」
十五夜の蒼月がやおら顔を覗かせ、たちまち二羽の兎の理性を蕩かした。
まずはヤブルーがエリスを苛む。
じゅううう…!
肉塊と腸詰めの横に、黄金の満月と純白の叢雲が高らかに昇る。
熱を帯び、ぷるぷると震える真円に魅入るエクシレイヤー。
いつしか、蒼兎のつぶらな尻尾も、ぴくんぴくんとはしたなく発情していた。
(こ…こんなの、いっぺんに入れたら…私っ…!)
エクシレイヤーはわからされた。
この望月をなみなみと浴びた肉を、私の中に…!
いきり立つ腸詰めの皮を破り、ふくよかな肉塊を貪り。
黄金の神気をまとった野獣のジビエを、この口でくちゃくちゃにかき混ぜて、その肉汁をごくりとこのお腹に収めたら…!
ぶすり! ぐちゃり!
「あああーーーっ!」
今度はカノープスがバニールビーを躾ける。
こちらはまんまるの黄身だけを、小鉢に1個…いや、2個。
闇夜を照らす双児の名月に、カノープスは…
ぱんぱんに腫れた灼熱の肉棒を、焼き台から剥き身で突き刺した!
…どろり。
(はあっ…ああっ…!)
哀れにも肉串に潰された満月は、その最期の煌めきを逸物に託す。
ぶつぶつとこりこりの混じる、太くそびえる肉塊は、べっ甲色のシャワーを既にしたたか浴び、てらてらに香ばしく屹立。
さらに濃厚な橙の搾り汁を重ね着し、遂に絢爛豪華な滋味を約束された。
やんごとなき姫の十二単すら霞む、見事な御召しを羽織った究極の肉串が、もう手の届くところに…!
地球防衛組織ダイビートが誇る最強バニーたちは…
遂に、心折れた。
じゅるっ。じゅくっ。
「カノープスちゃん…! 私、私、もう…」
「ヤブルーさあん…もう、ダメぇ…!」
こみ上げる涙と生唾、胸の鼓動はオーバーレブ。
あのエスカルビーが。心正しき紅蓮の兎が。
鼻をひくつかせて、月に濡れて照り輝く肉棒を哀願。
そして、神騎エクシールも。気高き群青の兎もまた。
喉を鳴らし、満月浮かぶ肉の海をおねだり。
超昂戦士たちはここに、肉欲に陥落した。
「うふふっ。よく我慢できましたねぇ、ルビーさん。」
「い…いいんですか…? いいんですよね…?」
にこり。
(! やったあ…!)ぱああっ…。
タキシードバニーが、敗残者ルビーの哀願に応え、ご褒美を施す。
肉汁たっぷり、極上の肉棒を。金色のよだれをなみなみと尖端から垂らす、熱々の串を。
目を見開き、眼前の欲望に心堕ちたバニーの眼前に、焦らすようにゆっくりと差し向けると…
「あ…ああっ…」
かぷりっ。
「んむっ…んふっ、んちゅっ…!」
おっぱいを待ちかね、母の乳房にしゃぶりつく赤ん坊のように。
瞳を閉じ、ああん…と唇を、舌を淫らに突き出し。
甘くとろける肉棒を、舌でちろちろ、頬でちゅうちゅう、歯茎でじゅぷじゅぷ。
(…ああ~~~っっ……!)
期待した以上の楽園が、口から鼻腔、喉から五臓六腑に。
むわっと拡がる、灼ける肉の香気と雫の燻煙。
ごつごつコリコリと荒ぶる野獣の暴虐と、セピア色をたたえて蕩けるとろとろの濁り汁の慈愛。
重ねて包み込む満月の恵みは、百戦錬磨の戦士すら童心に返す、月の姫の慈悲。
「美味しいっ…むむっ…おっきいっ…!」
「いいんですよ、ルビーさん。根元までたっぷり、まるごと召し上がれ。」
「す…凄いよおっ…!!」
太く長い肉棒を、嬉しそうに、愛おしそうにしゃぶり尽くすバニールビー。
そこには超昂戦士の誇りなど、あったものではない。
愉悦に溺れ、お口で肉をひたすらくちゅくちゅねぶる、一羽の雌兎がいるばかりだった。
「むむうう~~っ!! ほいひい…よおっ…!!」
かちゃん。かちゃっ、かちゃっ。
「ああっ…わ…私にも…?」
「ええ、エリスさんにはこちらを。さあ、我慢のご褒美ですよぉ。」
ごくりっ。(はあっ…はあっ…はあっ…)
ヤブルーのフィニッシュブローは…肉の四道城の建立。
先走り汁あふれる大俵を石垣に、反り返る肉詰めをどすりと過積載。
そして、ぷるぷるの満月と白雲で、肉の要塞に天守閣が備わる。
「そんなあっ…3つを…一度になんてえっ…!!」
闇兎のたぎる脚力でリバースキックを見舞われたかのように、エクシレイヤーの心は崩れ落ちる。
含んだ瞬間、口の中で弾ける月と雲の欲望。
どろり二色のソースに溺れる粗挽きの腸詰めを頬張り、喉の奥まで突き刺して。
たわわに皺寄る肉の俵まで、いっぺんに咥えて押し込まれたら…!?
「おかしく…おかしくなっちゃううううっっっ!!」
くすり。
きらっ…ざくっ! ぷしゅっ!
「ああああーーーーっっ!!」
勝ち誇る逆バニーが、持ち替えたカトラリーで一閃。
哀れ四道城は…たちまち肉汁と満月の洪水に沈む。
(ああっ…アレが…私にいっ…!)
残渣の串を、心砕けた神騎の、だらしなく閉めることを忘れた口に…
ずぶり。
「むぐううーーーーっ!!」
滋味豊かな卵黄が、皮から薫りはじける燻し肉が、淡泊と強壮を併せ持つ卵白が、手捏ねの野蛮な粗挽き肉が…
魔王をも討つ蒼天の兎を、口からたちまち屈服させる。
「むくっ、むふっ、もぐっ、んぶっ…!」
「うふふ。お気に召しましたようですね。どうぞ、心ゆくまで…」
神の子よ。天使長の刃よ。
あまねく艱難辛苦に凛と立ち、正義の剣で奇蹟を生んだ君の勇姿は、もはや望むべくもない。
「んくっ、むぶっ、あむっ…(…ああ~~~っっ…!)」
口淫に身をやつし、肉塊をむさぼり、快楽に緩み紅潮するその頬は…
隣の赤兎と仲良く盛る、もう一羽の発情した蒼き雌兎のそれであった。
……
…
げぷっ。ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ…
…ぷはっ。
「『ごちそうさまでした!』」
くすっ。
「お粗末さまでした。」
「いかがでしたか? ダイビート食堂、秋の新作月見シリーズは?」
「うん! 月見つくね串、照り焼きタレがこく深い軟骨入りつくねと、ベストマッチだよ!
カノープスちゃん、料理上手だったんだね!」
「ナリカさんやクチナワさんのレシピが凄いんですよ。」
「こちらの月見ミックスグリルは、このままバンズで挟んで月見バーガーにしても絶対に最高です!」
「ええ。試食の感想としてありがたく頂戴しますわ。」
すっ…すとん。「!?」
「それではルビー殿、エクシレイヤー殿。
私の新作も召し上がりいただき、忌憚なく批評いただきたい。」
「『んんーーーーっ?!』」
美味の余韻に浸る紅蓮と群青の兎たちは…一転して哀れにも。
冥府魔道に誘う、妖艶なる忌み月の樹海に囚われた。
「ゲ…ゲッカさん…」
「これは…十五夜のお飾りではなくて…?」
「…つ…月見団子なのだ…!
…あ、味は良いのだぞ! ナリカ殿のお墨付きだからなっ!」
………?
三方に五段重ねで鎮座するは、白玉団子の原料とは何だったか疑わしくなる、紫紺の小惑星。
なみなみと掛かるみたらしは毒々しく青みがかり、いっそぼんやりと蛍光を放つ様子。
その異様はさながら、提灯の蝋燭に飛び込む、蛍の断末魔のようだった。
「…ゲッカさん。」「はい。」
「口に運びたくなるしつらえを、ナリカさんから教わってください。」
エクシレイヤーの絞り出すようなたしなめに、不思議の国を旅した異界閃忍・バニーゲッカは…
「ナリカ殿に手ほどきを受けて…コレなのです…」
「!?」「あ…あははっ…!」
絶句する蒼兎と、後味悪く途方に暮れる赤兎だった。(了)
はい、毎度どうも! 作者の環でございます。
毎度おなじみ「究極の初体験」シリーズ、やるやる詐欺ならぬエロエロ詐欺!
…何ですか? 九月ですよ? 日本人なら十五夜にはお月見! 月見と言えばバニーの季節!
そしてマ◯ドもコ◯ダも吉◯家もすなるという、月見◯◯シリーズの季節!
はい、「バニールビーとバニーエリスが、月見グリルをむさぼり食う」だけのお話でした! 健全!
…要するに今回は。
第3部閑話2「不思議の国のトキサダ」実装記念SSでした。旬のうちに書き殴れ! …とばかりに思い立ち、実装週最終日に間に合いました!
フェイクルビーシリーズの執筆遅延で、すっかり読者様の信頼を喪失している昨今。信頼回復にはこつこつ手数を増やして、「やめへんでーー!」アピールも大事かな、と…。んで、前作ななかの秋ナスSSに続き、溜めずに単発を1本、2本と。うん早すぎィ!!
もう少し充電しましたら、新シリーズ(シリアス系)や、新たな企画SSも書きたいと考えています。懲りずにお付き合いを賜れば幸いです!