超昂大戦SS 究極の初体験! エクスタシーに溺れる超昂戦士たち   作:環 藍河

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第4話 孤高の忍、恍惚に堕ちる! エスカ・サファイア、堪えがたき美魔女の快楽

じゃばっ。じゃぶっ。ぴちゃっ。

(…うっ…?)

すぐそば…頭上で鳴り響く水音で意識を取り戻した、超昂戦士エスカ・サファイア。

 

重力方向、芳香、物音…どうやら仰向けに寝かされていることは把握するも、その他がおぼつかない。

忍びを捕縛し尋問するには、あまりにも柔らかな背中の感触が、逆に空恐ろしい。

目隠しのように顔を覆う、柔らかな生地の感触に、視覚を諦め、残る感覚を極限まで研ぎ澄ます。

 

(…そうだ、私はあの時…!)

 

……

 

「んー、相変わらず修行に精が出るわね。」

トレーニングルームで日課の稽古を終え、引き上げるサファイアを待っていたのは…

「…エリー! 帰っていたのか…。」

友の帰還に笑顔をほころばせ、旧交を温めようと、歩み寄るサファイア。

 

 きゅいい…んっ…!

 

(なっ…! …あっ、ああ…っ…!)

「ふふっ、悪く思わないでね。

私…前からサファイアのこと、すっごく気になってたんだあ。」

 

「恋人」雪城エリーの眼は、敵をも魅了し籠絡する、妖しの瞳。

エスカ・チームの味方として背中を預ければこの上なく頼もしい、その魔眼が…今、恐るべき鎖となってサファイアの精神を雁字搦めに繋ぐ。

 

……

 

「う…くうっ、うう…っ!!」

「ダメよお、サファイア。ゆ~っくり深呼吸して、ぜんぶ任せるの。

 カラダもココロも、ふわっふわのぉ、とろっとろにしちゃうんだからっ。」

エリーに魅入られたサファイアは…蛇の舌舐めずりを全身に浴びるように、ぴくとも動けない。

仰向けにされ、縄や鎖に繋がれているわけでもないのに…心を支配され、指一本動かせない。

 

天井を仰ぐその端正な顔は、目隠しと呼ぶには大きすぎる布を重ねられ、まるでヴェールに包まれた花嫁のように、サファイアはミステリアスに覆い隠される。

上だけではない。忍び装束がモチーフの、エスカ・サファイアの戦闘服。その長いブルーの首巻きのさらに上から肩まで、ショールのような厚手の布を巻かれ…まるでスモックを着せられた幼稚園児のよう。

首を動かして拒絶の意思表示をすることさえできず、サファイアはエリーのしもべ達のなすがままだった。

 

じゃばっ…びしゃっ…ぐちゅっ…。

(な…何をするんだっ…やめろ…おっ…!!)

喉から絞り出すような拒絶の声はかすれ、誰にも届かない。

流れるようなサファイアのロングヘアが、今はアメイズのしもべたちに寄ってたかって弄ばれ、屈辱の水責めの餌食となっていた。

 

伸ばし続けた日本髪は、D2エナジーを受けて淡く澄んだシアンブルーに輝く。

男心を撫でて絡め取るように、くのいちの武器として戦場に煌めく髪。だが、いつか一人の女として、この髪で想う男の心を掴めたら…。そんな秘めた思いとが入り混じる、サファイア自慢のワンレングス。

 

それなのに今、そのプライドはいくつもの下郎の手に落ち…揉みしだかれ、ときにきゅうきゅうと荒々しくしごかれ、泉にひたされ…濡れそぼる繊維のひとすじひとすじまで不本意に耕される。

 

しゅううっ…しゅううっ…。

(ダ…ダメだっ…、この香気を、吸っては…!)

小さいながらも天井の高い部屋を惜しげも無く満たす、鼻腔をくすぐる湯気混じりのフレグランス。

その魔香はムスクの清潔感とローズの芳醇な甘美、カモミールの安らぎをたたえ…サファイアから闘争本能をごっそり奪い取る。

 

(ああっ…ダメなのにっ、この束縛から、抜けださ、なくては…!)

 

身体を縛るものは、何もないのに。

心が…本能が、牢に繋がれ、枷を填められたように、金縛りにうたれる。

天を仰ぐ自由な両手両足は、重力さえ忘れたように浮遊して。

ほんのり上気し汗ばむ両胸、お腹、その下の秘丘までもが戒めを忘れ。

無骨な鎖かたびらと、胸・肩・絶対領域を野蛮に締めるバンド…超昂戦士の戦闘服の下で、サファイアは五体すべてで至福の温もりと魔性の香気を受け入れ、その悦楽に耽溺していた。

 

 とくん…とくん…ぴくんっ…。

(はあ〜っ…、あっ…ふう〜っ…)

ふくよかなサファイアのボディラインは…正中のチャクラから誰もが見惚れる左右対称の稜線を描き、儚げな心拍ととろける呼吸のたびに、微かに波を打つ。

鍛えた鋼の筋肉を隠す適度な脂肪は、艶やかに、まるで棘を忘れさせる薔薇の花弁のように、戦士サファイアを女性の魅惑で包み覆う。

すらりと伸びる四肢と、胴に乗せるもちもちの肌が、柔らかなお腹が、たわわな双丘が無防備に横たわり、恍惚が隅々まで染み渡る。

 

 

 するっ…。

(あ…ああ…っ…!)

遠のく意識の中、遂にサファイアのヴェールが外される。

その端正な顔にてらてらと注がれる灯りは、顔布の上からでも陽だまりのような温もりで戦士を包み続け、今やすっかりサファイアは骨抜き。

覗く素顔に、いつもの凛と立つ闘気は微塵も無い。

瞳を力なく閉じ、繰り出される手技のすべてを甘受するばかりの、うら若き雌がただそこにいた。

(ふう…っ…、ふう…っ…)

 

 べちゃっ。(!?)

 どろっ…ぼたっ、ぼたっ…。(!!)

 つつ…ねばっ、ぐちょっ…。(ううっ…!?)

 

額に、頬に、引き締まった顎のラインに滲む汗もそのままに。

丘陵に突如落とされた粘液が、サファイアの美貌を陵虐する。

額から目尻へ大きく迂回し、両の頬から唇の縁までべっとりと厚ぼったく延ばされた粘液は、泥のようなきめ細かいファンデーションと、ゼリーのようなぷるぷる感の二層構造。

眉やまぶたまで逃げ場無く、超昂戦士の誇りは汚泥とゼラチン質に上塗りされてしまった。

 

(くっ…うっ…ああ~…っ…)

顔の全てを大蛇にじゅぶじゅぶ呑まれ、二叉の舌でちろちろとねぶられ、唾液まみれに穢されたかのようなおぞましさ。

ついぞ、森と蜂蜜の癒やしに包まれていたのに。

一転、荒磯の潮吹きを顔で受け止め、渦巻く海藻に何重にも絡め取られ、そのまま深海の底へと引きずり込まれていくかのような、暴虐のアロマに蹂躙されるサファイアの鼻腔。

 

それでも…。

(そんな…そんなあっ…!)

気持ち悪いのに。今すぐ立ち上がり、汚泥まみれの顔を拭い、磨いた体術の全てでこの場を逃れねばならないのに…。

心に…反撃の炎が灯らない…!

 

今やエスカ・サファイアは理性を陶酔の彼方へ追いやられ、本能を香気でくちゅくちゅ愛撫され、交互に襲うゼリーの弾性と粘性に抗えず…首から上すべてを愉悦に籠絡され、なすがままであった。

 

ふぁさっ。

(えっ…? …あ…ううっ…。)

再び顔布をかけられ、一瞬戸惑うも、すっかり快楽の虜となったサファイアは、この再拘束を心から受け入れてしまった。

(も…もう、やめてくれ…終わってくれえっ…!)

とろとろの心根を認めたがらないサファイアの内心の叫びは、虚しく吸い込まれる。

 

そして、無慈悲な次の暴虐。

 

すうっ…

(?!)

しょりっ、そりっ、こりっ…。

(は…ひいいいっ!?)

 びくんっ! びくん、びくううっっ!!

 

脳にいちばん近い神経から、直接刺激を注ぎ込まれているかのような衝撃。視神経にまで突き刺さる閃光。

サファイアはつま先から両の指先、頭頂から乳房の尖端まで…身体の隅々を思わず反り返す。

 

両耳に優しく挿し込まれたのは、細長い筒状の刀。その切っ先を巧みに左右へ、奥へといなし、微細な産毛と耳垢が心地良く削ぎ落とされていく。

 

(は…はああ…っ、ああ〜っ!

 はひっ、ひああ〜〜〜あっ…!!)

 

悲鳴を押し殺すのは、忍びの本能か、耳の奥を壊されないための防御本能か。

そしてサファイアは…自らの醜態に唇を噛みしめる。

急所をたやすく不逞の輩どもに晒し、じらされるように、あやされる稚児のように、耳の穴をこりこり、くりくりと弄ばれ。

そして…認めがたい爽快感と愉悦に身を預けている…!!

 

このまま屈服すれば…?

いや、いっそ両耳の刀を脳髄まで突き立てられ、ひと思いにとどめを刺された方が…!

この急所責めはいつまで…いや、絶えず果てなく続くとでもいうのか…!?

 

(あひっ、ふ…くううっ、ぐっ…ううう~~~っっ!!)

 

背筋のぞくぞくが、首筋の震えが止まらない。止められない。

(た…耐え…ねばっ…。私は…私はあっ…!)

 

 すうっ。

(…っ! …ふう~っ…、ふう~っ…!)

 

ほんの数分が、無間地獄の輪廻のように感じられる。

永久ともおぼしき耳責めが終わり、ようやく責め苦からの解放の刻が訪れた。

サファイアは熱を冷ますように呼吸を整え、つかの間の安堵を噛みしめる。

 

ぴくんっ。ぞくぞくっ…。

(あ…あはああ~っ……)

 

刺激の余韻を…嫌悪感と紙一重の恍惚を全身で反芻する。

サファイアは理性で拒み続けるその快楽を、五体ですっかり堪能していた。

 

 ぺりっ…ぴりぴりっ…ぴっ。

 

高潮のしぶきと水棲の藻類をそのまま煮こごりにしたかのようなゼリーは、額の正中から眉間、すらりとそびえる鼻の頂を越えて、顎先までたっぷりとサファイアの相貌を潤した。

超昂戦士の美貌と闘志を深海の底終へ沈めた泥のゼラチンが、ようやく剥がされる。

 

「うふふっ。サファイア…素敵よ。」

(あう…うう~~っ…。)

 

満足げに覗き込むエリーを睨み付けるどころか、心地よいまでの暖気と爽快なまでの潮風を…眼前に広がる真夏を堪能してしまう。

快楽に堕ちる自らの意志薄弱を悔やみながら、サファイアは遂にエリーの賞賛を受け入れてしまう。

 

その天罰が下ったのか。

最後の拷問が、文字通り凶刃を超昂戦士に突き立てる。

 

 ぴたっ。

(んん~~っ!!)

 

鈍く光る刃の冷徹は、前触れもなく首元に突きつけられる。

心の臓まで絶対零度に落とすかのごとき冷気は、サファイアの頸動脈を駆け上り…

 

 つうっ…

(あふっ…!)

 

 …がくっ。

 

官能の天井と、漆黒の海底を何度も行き来した。

愉悦と戦慄のジェットコースターに、なすすべ無く翻弄された。

もう限界をとうに突き抜けて…サファイアの精神は敢えなく、刃の上下とともに、光に溶けた。

 

……

 

「は~いっ、サファイア、お疲れ~。」

「…う…っ?」

「以上、雪城家御用達・美魔女のとろとろフェイシャルエステ、おためしフルコースでした~!」

「な…なあっ?!」

 

不躾に起こされたサファイアの眼前で、エリーが喜色満面で仕掛けを明かす。

 

「ヘッドスパに海藻パック、イヤーリフレ、レディースシェービング…。

 ま、基本っちゃ基本だけど、サファイアはこれだけでも激変間違いなし!

 ほらあ、鏡、見て見てっ。」

「…はあ…」

 

エリーは頬を寄せ、自撮りのように手鏡を自身と友に向け、刮目せよとはやし立てる。

 

「それでは、サファイアの初エステ・ご感想をどうぞ!」

 

「それは…良かったが…。」

「良かった『けど』?」

「こんなものに時間をかけても…。」

 

……?

 

「は…はああっ? ちょっとおっ!?」

「私は忍び。任務ですぐ汚れる髪と、汗と土埃にまみれる顔に手間暇などかけても、詮無きことだ。」

「ん…んもおおっ!! だからこうしてムリヤリにでも初体験させたのにいっ!

 サファイア! あなたっ、秘めたポテンシャルを自分でわかってないっ!

 こんな恵まれた美貌とボディをママから与えられてっ! 磨きも活かしもしないなんて、あり得ないんだからねっ!」

 

女子力アップに余念の無いエリーと、忍びの道に邁進するヒビキのすれ違いが生む悲劇。

一見、妥協点が無いように見えた、このせめぎ合いだったが…

 

…後日、雪城邸。

「あっ、ヒビキ、また来てるぅ。」

「わっ…若頭領の、命令で、その…!」

「ふふっ、今日はDチャージね?

ぷるっぷるのヒビキに、長官くんもすっかりメロメロね〜!」

(………!)

 

Dチャージの当日にエステ施術を受けるようになってから、トキサダはてきめんに昂奮。

それでもエステはおろか、ファッション誌を購読することさえためらうヒビキを見るに見かね、以後のエステは頭領命令というお墨付きが与えられた。

こうしてようやく…しぶしぶながらも女子力アップに目覚めたヒビキであったという。

 

【第4話 完】




筆者です。タイトル詐欺シリーズの第4弾をお届けしました。
今回はエスカチームのくっころ枠、原作ではついに超昂変身を成し遂げたエスカ・サファイアが、フェイシャルエステをムリヤリ受けさせられただけのお話でした~。

【よくある質問】
Q.途中からバレバレじゃん
 A→いいんです、誰にでも解けるナゾトキ要素ということで。
Q.どうせならアヘアヘになるまで、全身エステ施してください
 A→寸止めの美学をお楽しみ下さい。
   または神作家の降臨をお待ち下さい(他力本願)。

このシリーズ、ネタはあと1回分あります。その後は不定期連載…かも?
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