超昂大戦SS 究極の初体験! エクスタシーに溺れる超昂戦士たち 作:環 藍河
はあ…っ、はぁ…っ…。
(うっ…ううっ…!)
とくんっ。ずきっ。ずきんっ。
(ああ…っ…、んっ、…んくっ、くう…っ!)
戦闘任務を完遂した超昂戦士エスカ・ルビー。
だが…基地へ帰投するやいなや、メディカルルームに駆け込み、火照る体を背もたれ付きの椅子に預け、横たわってしまう。
(…くうううう~~~っっ!!)
荒ぶる呼吸を抑え、自らを苛む衝動に苦悶するルビー。
戦闘で全身くまなくほとばしるアドレナリンに、超昂戦士は絶頂寸前とばかりに汗を噴き上がらせる。
四肢のわななきをなだめるように、ルビーは浅く息を整え、救いの手を求めるようにドアを見やる。
眉間をこわばらせ、椅子の手すりを強く握りしめる両手。純白のグローブの下は、したたる汗でぐっしょりと濡れそぼっていた。
しゅうううっ。
こつっ、こつっ、こつっ…
(あ…ああっ…!)
ドアを開け、無言で戦士に近づく3つの影は、白・黒・蒼…3色の天使達。
白いマスクとVネックのスクラブ…医療従事者のシンボルたる衣装に身を包んだ蒼き天使を中心に、立ち並ぶナイチンゲールたち。
ルビーは救いを求め、喉を絞るように声を上げる。
「お…お願い…します…。
もう…疼いて…切なくてっ…、ガマンっ…できないんです…!」
どんなに凶暴凶悪で、どんなに強く恐ろしい敵に立ち向かうときも、ルビーの翡翠の瞳には闘志の炎が絶えることはなかった。
それがどうだ、今は溢れんばかりに哀願の涙をたたえ、天使の慈悲にすがるばかり。
どくんっ!
「ああああーーーーっ!!」
ずぐんっ。ばくっ、ばくっ…!
不意を衝くように、暴虐の業火に身を灼かれるルビー。
歯を食いしばって耐えることも忘れ、紅蓮の超昂戦士は泣きじゃくる子どものように嗚咽し、屈服の叫びを上げる。
はあっ…はあっ…かはあっ…
「もう…もうっ、私っ…。…ダメえ…!!」
その苦悶が、痛いほどわかる。
…先峰の黒き天使は意を決し、シリンジに手を伸ばす。
鼓動の早鐘に弾け飛びそうな胸をこらえるルビーが、目を見張る。
きらっ。(ひっ…!)
シリンジの先に鋭く光るニードル。
ぴゅっ。ぴゅうううっ。
天使がピストンを2度ほど軽く押し込むと、救済の薬液が尖端から微量吹き出した。
(コ…コレを…私に…!)
餌食となる運命を悟った、次の瞬間。
ぷすっ。(うっ…!?)
ルビーは刺突の刺激に怯えながらも、抵抗も拒絶もできない。
ちゅううううう…っ…。
(う…うああっ…ああ~~っ!)
声を上げることも許されず、ルビーは自らの奥深くに…ピンクに染まる秘肉にニードルを突き立てられ、妙薬の注入をなすがままに受け入れてしまった。
ちゅうううっ…ずぽっ。
(や…やっと…、…えっ?)
ものの数秒が永遠とも知れぬ長さに感じられ、ニードルはゆっくりと引き抜かれた。
それなのに、天使の指はシリンジを引っ込めようとはせず、むしろさらにルビーの奥をこじ開ける。
出来たての痕の近傍に、次のターゲットを突き立てようと…!
ぷすっ! ちゅううううーーーーっっ!
(うくっ! く…、あああ~~~っっ!!)
一撃目で注ぎ込まれた薬液は、まだ3分の1もなかった。
シリンジは次なる患部を無慈悲に暴き立て、痛々しくも深紅に膨れあがるルビーの急所目がけて、真上から斜め上から、串刺しにしていく。
何度も、何度も、これでもかと。
ちゅううっ……ずぽっ。(はあっ…あ…あはああっ…!?)
ぶすうっ!(あああーーっ!)
ちゅうううっ……(う…くうううっ…!!)
寄せては返す怒濤の刺突に耐え…ルビーの秘肉はようやく赦される。
(あはあっ…、かはっ…!)
苦痛を解き放つ痺れが、じんじんと患部すべてを甘く包む。
(……ああ…っ…!)
疼きから逃れ、ようやく安堵したルビーの深いため息。
薬効が混じったかのような吐息が、ルビーの身も心も蕩かしていく。
はあっ…はあっ…、ふうう……っ…!
(や…やっと…収まった…の…?)
「よく、本当によく我慢しましたね。
すぐに、今すぐにその疼き、お手当てしますからね。」
「お…お願い…します…。」
黒き麻酔医の後ろに控える白き指導医が、激痛に耐えたエスカ・ルビーに最大の賛辞を贈る。
ちゃきっ。
(えっ…?)
麻酔医に代わって無言でルビーに対峙する、蒼き主治医。
その左手から繰り出したのは…巨大な金属のフック。
(な…何、コレえっ…!?)
ぐっ…がちっ。(むぐううっ!!)
取っ手を握りしめ、右手でルビーの顎をこじ開けながら、その無骨な装具をさらに下顎に掛けると。
じゅるるるるる…っ…
(んんーーーっ!!)
舌の根と歯茎の隙間をこじ開けたフックの尖端から、バキューム音が遠慮なしに響き渡る。
じゅるるっ、ごぽぽぽっ、ちゅううう…
(い…イヤああっ…! す…吸われてる…。…私の…唾液っ…。
ずるずる響いて…みんなに…聞かれてるよおっ…!)
鼓膜に最短距離で響くシズル音が、ルビーの羞恥心を苛む。
大好物を目の前にした愛玩犬のように、よだれで溢れる口腔。
地球を守る勇敢な超昂戦士、エスカ・ルビーの凜々しさは、もはや微塵も残っていなかった。
(う…ううっ…!)
フックで閉鎖を禁じられたルビーの口に、さらなる異物が突き立てられる。
ぐりっ…ぐいっ!(うぶっ…!)
フックと逆の頬の奥…注射をさんざん突き立てられた秘所のすぐ傍に、コットンとガーゼが何重にも詰められる。
ピンセットを抜いては新たな封印を装填し、蒼き天使は繰り返し繰り返しルビーの小さな口を塞いでいく。
(お…おぶうっ…。)
注射がルビーにもたらした痺れの震央は、その小さな唇にエナジードレインを施し、もはやフック無しでも唇をきりりと結ぶ力は残されていない。
吸い上げる量が追いつかず、したたる唾液の防波堤はじゃぶじゃぶに濡れそぼり、詰め綿はルビーの喉を潰すほど、ぱんぱんに膨れあがっていた。
(う…うええっ…あぶっ…。)
下顎から喉の奥、口腔内を突き抜けて、紅潮する頬ぜんぶから奪われた感覚。
まるで顔の半分が自らの分泌液でみずみずしく膨れあがるような、吸われても追いつかない唾液の分泌。
呼吸まで半分封じられた肺は、ルビーの両胸をたゆん、たゆんとしきりに膨れあがらせ、両肩のヴァーミリオンレッドのカラーを上下に揺さぶらせて酸素をおねだりする。
(はあっ…はああっ…ま…まだなのぉ…?)
薄れゆく意識の中、荒ぶる呼吸を必死に整え、ルビーは次の施術をせがむように天使を見つめる。
ちゃきっ。(ああっ…。)
その思いに応える蒼き主治医は…一振りの大きな杖を構える。
その片端の大きな水晶で、哀れなる超昂戦士を…その濡れそぼる秘唇を捉え、容赦なくその奥をまじまじと見透かす天使。
レンズに映るルビーの秘部は、助けを求めて疼いていた。
綺麗なピンクの肉と小さく白く輝くエナメルの奥…ガーゼとコットン、溢れる分泌液の中に潜む真珠は、今や黒く侵され、周りの肉を充血させて悲鳴を上げていた。
ずぐんっ、ずぐんっ…。
漆黒の天使に注射でめった刺しにされたおかげで、痛みや疼きこそ収まっていたものの、その雄弁な桃色の陰部はじんじん痺れ、真っ赤に腫れ上がった肉が蠢いていた。
ここが…あのエスカ・ルビーをこんなにも喘がせる疼痛をもたらしていたのか。
ぴきいいい……んっ…!
杖遣いの蒼き天使がその魔眼を輝かせると、真珠のいびつな黒ずみが瓦解していく。
砂漠に沈む遺跡が、灼熱の疾風に溶けるように。
さらさらと、さらさらと、ルビーを虐め抜いた黒き悪魔が、断末魔の悲鳴を上げることなく散っていく。
ぴくん。びくん、どくんっ…
(ああっ…私の奥…いじられてる…!)
ルビーは額に玉のような脂汗をたたえながら、疼く秘所に施される天使の慈悲をいっぱいに浴びる。
張り詰めた空気に呼応するように、安楽椅子に繋がれた咎人は、仰向けのまま時おり身体を震わせる。
ぴくんっ。…びくっ。……どくんっ!
グローブを填めたままの両手指先を。
ブーツを脱ぐことも忘れた、誇りの両脚を。
優しく勇敢な魂を秘めた、純白のレオタードに包まれた両胸を。
エスカ・ルビーは不規則に、全身をほとばしる電気火花に鞭撃たれ、びくん、びくんと時折痙攣を放つ。
だが、顔だけは、顎だけは動かさず、魔眼の光芒を残らず受け止め続ける。
(凄い…ぜんぜん、痛く…ない…!
わかる…あんなにひどかった疼きが…消えていく…!)
罪に黒く穢れた縛鎖を、蒼き天使の眼光が打ち砕く。
後に残されたルビーの白き真珠は、桃色のみずみずしい台座に安置され、陶酔に包まれて清く美しい光沢を放っていた。
「いい、いいですよ、その調子です。
ルビーさんを…私たちのかけがえ無い仲間を助けるのです。
最後まで優しく、優しくいたわりましょう。」
白き指導医が、卵から孵化したばかりの雛鳥にも等しい、蒼き医師の心を力強く導く。
…
……
「…うん、いいわ。破壊完了。
よく、よく最後まで集中を切らしませんでしたね。」
「あとの措置は私がやるね。交代しよう。」
指導医と注射器遣いが、蒼き主治医の手術成功を讃える。
代わった黒き天使は、ニードルの付かない注射器で今一度ルビーの奥深くをこじ開け、半壊した真珠に狙いを定める。
(こ…これは…?)
ぶちゅうううう……っ…!
(あ…熱いいっ…!! 何、これえっ…!)
剥き出しのルビーの患部を急襲する、熱を帯びた白いゲル。
注射器から押し出された、粘度の高い充填物が、デリケートなルビーの最深部を白く満たし、隅々まで覆い尽くす。
ちゅううう…きゅっ。
「…よし。」
黒き看護師はシリンジを金属ベラに持ち替え、ルビーの真珠を修復するようにゲルを延ばしていく。
油絵を描き上げるように、ピンクの秘肉のキャンバスに浮かぶ真珠を、丸く美しく形作る。
くいっ。(あっ…?)
天使はルビーの両目をタオルで覆う。
さらに自らの両目もバイザーで覆うと、そのままルビーの顎を左手で押さえ、ランプを尖端に装備したスティックで、唾液の洪水をかき分ける。
敏感な宝石箱に狙いを定めると、スティックの把手に備えたスイッチを指で押し込む。
かちっ。ぴか…っ…!
真珠の純白と秘肉のピンクを、群青混じりのバイオレットの輝きが燦々とかき消す。
(ま…眩しいっ…!?)
直射を免れたものの、ルビーの瞳にもその艶めかしいブルーがタオル越しにわずかに映る。
「ピイイーーーッ!」
スティックが終焉の刻を告げるブザーを打ち鳴らし、裁きの光が途絶える。
自由自在に形状を変えていた白いぷよぷよのゲルは、その弾性を失い、引き替えにルビーのデリケートゾーンを護り抜く盾となった。
エスカ・ルビーの真珠は…。
悪魔に虐め抜かれ、黒く堕とされ、紅く腫れ上がった台座の上で、濁りと黒ずみに沈んでいた宝石は…。
天使たちが差し伸べた救いの手によって根治され、再び可憐なピンクの肉に浮かび、その虹色の輝きを取り戻した。
…
……
「おぎゃあああ~~~っっ!! ママあああ~~~っ!!」
「ポラリスちゃんっ、最後まで頑張りましたねえ。よしよし。」
「うんっ、うんっ、わたしっ、がんばったんだからあっ!
ママあっ、もっと褒めてえっ! ハグしてっ、ぎゅってしてっ、ちゅぱちゅぱさせてえ~~っ!!」
蒼き天使…主治医・神騎ポラリスは、治療完了と同時にセラフィールの胸に滑り込んだ。
魔眼で巧みな治療施術を成し遂げた凄腕天使が、今は一転、わんわんオギャり尽くす。
「あははっ、治療が終わればやっぱりポラリスはコレかあ。」
黒服のナース神騎・キリエルがあきれたように口を開くと、立ち会う全員の緊張がほぐれる。
「お見事、お見事でしたよ。私の、指導医の出番がほとんどありませんでした。
キリエルさんの麻酔も、レジン冠の充填もお見事でしたね。」
「そ…そうですか? えへへ…」
神騎ディアロールこと、精神科医・大環ナオが評価を伝えると、キリエルの緊張がほころぶ。
「す…すみません、でした…。」
そして激痛から解放された患者、エスカ・ルビーは神騎医療班に謝意を述べる。
「? ルビーさん、どうして謝るのですか?」
「…わたし、歯医者さんにかかるの、初めてだったんです…。
お…オーバーに痛がったり、取り乱したり…恥ずかしいです。
そもそも、歯の手入れが悪いばかりに、皆さんにご迷惑をおかけして…。
ホントに、すみませんでした。」
くすっ。
「虫歯になっていたのは、最近生えてきた親知らずですからね。
生まれつき隣の歯と干渉する向きの生え方でしたから、防ぎようがありません。」
「そうそう、親知らずが暴れ出すと、とんでもなく痛いんだよね。
それこそ、エスカ・ルビーも泣いて暴れ出すくらい、ね。」
「か…返す言葉も、ありません…!」
…
……
直前の戦闘、激痛をかみ殺しながらフーマンたちを次々となぎ倒したルビー。
ところが…
「ひっ…がああああーーーーーーーーーーっっっ!!!」
「ブブッ!?」
攻撃したフーマンの方がビビり倒すほどの、ルビーの悲鳴。
急所となった右顎に、裏拳を偶然もらってしまった。
がくうっ。
ずぐんっ、びくんっ、どくんっ…!!
「んっ…んぐっ、あぐうっ、……~~~っっ!!」
…ぼろっ、ぽたっ…。
その場にひざまずき、瀕死の大ダメージを隠そうともしないルビー。
震える肩は時折痙攣し、激痛をこらえる両目からは、大粒の涙がこぼれ落ちていた。
「ブッ…ブブ……ウッ…?」
…ふらっ。
「…ブブッ!? …ブーーーーッ!!」
そこにいたのは、怒りの血潮を昂ぶらせ、フーマンを冷徹に見据える紅蓮の悪鬼。
この直後、フーマンは地獄の果てまで追撃された。
吹き飛ばされてもダウンしても、決して赦されず。
ストライク・エスカレーションの連撃でさえも、生ぬるく。
「ブブーーーーー~~~~~ッッ!!!」
理不尽を噛みしめながら、フーマンは昇天した。
幸いだったのは、ダイビートによる迅速な誘導で、逃げ遅れた市民がいなかったこと。
超昂戦士デビュー以来、未だかつてないエスカ・ルビーの羅刹の仮面は、こうして封印された。
…リモートで患者を見守っていた、トキサダとユーノ、神騎医療班を除いて。
……
…
「ですから、ルビーさんの他の歯や歯肉のオーラルケアは、完璧、完璧でしたよ。
これからも自信を持って継続してくださいね。」
「は…はいっ、気をつけます…。」
気にすることはない、とたしなめるディアロールだが、虫歯一本で大わらわの立ち回りをやってのけたルビーの羞恥心が止まらない。
くいっ、くいっ。(…?)
手招きするディアロールに応えて接近すると、ルビーは耳打ちを受ける。
ごにょごにょごにょ…
(…っ!!)
かあああ………っっ!! ……ぺたんっ。
「…ディアロールさん、ルビーに何を言ったんですか?」
「ふふっ。」
ぷしゅううう……っ。
(…! ああ…なるほどね。)
キリエルは察した。
(たぶん、先生…!)
《おくちに自信を持てれば、トキサダさんとDチャージでいっぱい楽しめますよ。》
ダイビートの頼れる指導医・ディアロール。
普段の清楚さと、ときどき覗かせるオヤジくささ。
その強烈なメンタルケアに、最強の超昂戦士は耳まで瞬間沸騰させられていた。
(お…おくちで…長官と…っ!!)
【第7話 完】
筆者の環藍河です。
今回もタイトル詐欺作品、「エスカ・ルビーが◯◯になるだけの話」をお届けいたします。
この「初体験」シリーズ(別名「エクスタシー」シリーズ)、筆者の理想は、読者様に3度読みいただくこと。
一度目はナゾトキ(最後に待つ「なあんだ」を先読み)。
二度目は答え合わせ(途中のもどかしい表現の正体を確認)。
三度目は妄想(読者様の豊かなイマジネーションの翼で、神騎たちに代わる代わる4Pで弄ばれるルビーのあられもない姿をご想像、ご堪能いただく)。
…ごほん。(咳払い)
※あ、チラシの裏を1つ。タイトル「災厄の口淫」の元ネタは「パトレイバー」アニメ版「災厄の日」だったり。
作者の年代がバレるなあ…って、超昂大戦主力年代だからいいんです。ふんすっ。
投稿間隔が月イチペースにダダ落ち中にも関わらず、多くの読者さまに過去シリーズ含めてご注目いただいております。ホントに感謝です。
ブラック労働が夏まで続く見込み、本日も休日出勤の筆者でしたが、どうか気長にお待ち下さい。自分が読みたいと思って超昂大戦二次創作作品を書いてますので、まだまだモチベーションは残ってます!