あれからしばらく経ち、今や打倒封鎖機構の機運は最高潮だ。
アーキバスとベイラム間で休戦と共同戦線の取り決めが為され、封鎖機構に対する大規模襲撃作戦の決行も目前まで来ている。
当然、俺達独立傭兵にもその手の依頼が数多く来ている。さすがにアイスワーム討伐に関われるようなものは無かったが、封鎖機構の拠点を叩く類いの依頼は山ほどあった。
当然、その中で最も報酬のいいものを受けようと考えて。
1つ、毛色の違う依頼が来ていることに気付いた。
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アーキバス部隊奇襲
作戦領域:中央氷原-スコット軍事基地
依頼者:ルビコン解放戦線
作戦目標:敵部隊殲滅
報酬:450,000COAM
詳細
・惑星封鎖機構の兵器鹵獲を試みるアーキバス実働部隊の奇襲
・敵撃破に応じて報酬加算
・供与する偽装機体での出撃となる
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MISSION BRIEFING
「独立傭兵、モンキー・ゴード」
「ルビコン解放戦線、中央氷原支部指令、ミドル・フラットウェルだ」
「現在、アーキバスとベイラムが共同で封鎖機構の襲撃を目論んでいることは知っているな?」
「情報によればベイラムが例のC兵器、アーキバスが強襲艦隊を始めとした通常戦力に当たるという」
「…我々は、この襲撃によりアーキバスに大量の封鎖機構兵器が渡り、彼らが
「そこで、封鎖機構兵器の鹵獲を試みるアーキバスの部隊を奇襲し、鹵獲を妨害してもらいたい」
「作戦領域は、中央氷原における封鎖機構最大の拠点、『スコット軍事基地』だ」
「ここには、多数のHCやLC、強襲艦が保管されている」
「これを狙うアーキバスの奇襲部隊に横槍を入れ、封鎖機構の兵士たちが兵器に乗り込むまでの時間を稼げば、無傷での鹵獲は困難になるだろう」
「なお、この基地の襲撃を担当するのは、
「彼らの撃破は任意だ、あくまで鹵獲阻止を優先してくれ」
「…もう1つ、重要なことがある」
「この作戦への加担は、両企業に対する重大な背信行為となるだろう」
「たとえ独立傭兵といえど、信用の低下は避けられないはずだ」
「そこで、我々は偽装用の機体を用意した」
「この偽装機体によって、身分を隠して作戦に臨んでもらいたい」
「偽装機体の詳細なデータは、添付ファイルを確認してくれ」
「なお、この依頼が受諾されない場合は、
「独立傭兵、モンキー・ゴード。色よい返事を期待している」
……長ぇ。
それにしても、偽装機体か。懐事情の寒い解放戦線にしては手厚い配慮だな。
まあ、こちらの正体がばれて捕まれば、雇い主の情報も吐かされるだろうし、必要な処置ってところか。
よって、偽装機体にこちらを陥れるような仕掛けがしてあるって線も薄い。
……ただ、自爆して証拠隠滅とかはありえなくもないな。
受けるなら、解放戦線に釘を刺しておく必要はあるか。
さて、添付された機体データの方も見てみよう。
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AC NAME:BLACK ANT
UNIT
R-ARM UNIT:
L-ARM UNIT:
R-BACK UNIT:
L-BACK UNIT:
FRAME
HEAD:HD-012 MELANDER C3
CORE:BD-012 MELANDER C3
ARMS:AR-012 MELANDER C3
LEGS:LG-012 MELANDER C3
INNER
BOOSTER:BST-G2/P04
FCS:FC-008 TALBOT
GENERATOR:DF-GN-06 MING-TANG
EXPANSION:TERMINAL ARMOR
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……なるほどね。
ベイラムと共闘中のアーキバスを殴るのに、これ以上適した機体もそうそうないな。
アーキバスによる鹵獲を阻止しながら、ベイラムとの潰し合いも加速させる。
まさに一石二鳥の作戦だ。
気になるのは、解放戦線がどうやってこの機体を手に入れたか、だが……
添付ファイルの画像を確認する。
見てみれば、
……
さて、いくつか思うところはあるが、この依頼、受けるべきか。
「…………」
いろいろ考えた後、結局俺はこの依頼を受けることにしたのだった。
ブリーフィングだけで1話使ってて草。
オールマインドTSイグアス、好きかい?
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うん、大好きさ!
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別に