転生したらモンキー・ゴードでした   作:NEST中毒者

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今更ですが、オリキャラタグを追加しました。


地中深部探査②

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AAP03:ENFORCER/Enforcement System

 

IA-C01:EPHEMERA/Enforcement System

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「――――――――!」

 

「ユーリ! 下だ!」

 

「わかった」

 

 こちらを狙う砲台に、レーザーキャノンに、光波に、ミサイル。

 それらから逃れるため、俺達は迷わず崖から飛び降りた。

 

 敵が立っているのは、高炉の外縁部、張り出した足場だ。

 その下に潜り込めば、射角を切れる。 

 

 攻撃の雨を掻い潜りながら、すり鉢状の斜面を滑り降り、高炉下部の足場を目指す。

 

「やはり、ここもか……!」

 

 降りていけば、いくつか異常な点に気が付いた。

 まず、弾避けになりそうな障害物は軒並み撤去されている。

 その上、深度1と同様すべての足場に放電型の汎用兵器が敷き詰められていた。

 

「わたしが、かたづける」

 

 その言葉と共に、足場にプラズマミサイルを撒く「ボイジャー2」。

 

 幸い、足場には汎用兵器以外見当たらない。

 

 脆い汎用兵器たちが一掃された足場に、2機が降り立った。

 

 着地するや否や、追撃を想定し、上を警戒する。

 しかし。

 

「深追いは……してこないのか……?」

 

 こちらが死角に逃げ込んだにもかかわらず、ほとんどの敵は追ってこない。

 

 「エンフォーサー」は高速機動形態に変形し、射角の通る足場に飛び移って狙撃してきているが、寄ってくる気配はない。

 

 高炉の防衛など、毛程も気に留めていないと言わんがばかりだ。

 

「ユーリ、少し確認することがある。ついてきてくれ」

 

 

 そう言い、さらに下を目指す。

 狙撃を回避し、汎用兵器を潰しながら足場を伝い、高炉の入り口がある隔壁に近づいた。

 

「やはり、か……」

 

 見れば、隔壁には道中俺がやったことと真逆の処置がされていた。

 つまり、閉じた状態で、開閉できないよう破壊されている。

 

 チェーンソーを使って、時間をかければこじ開けられなくもないが、狙撃を避けながら開けるのは無理だ。

 

「やはり、上に行って連中を片付けるしかないな……」

 

「――――――――――――――」

 

「うん」

 

「ゴード、どうするの?」

 

「あぁ、そうだな……」

 

 しばし考えてから、作戦を伝える。

 

「……これで行くか」

 

「うん、わかった」

 

「……よし」

 

 合図とともに、ABを起動する2機。敵のいる上を目指す。

 高炉の外縁部に降り立てば、そこに無人AC「エフェメラ」と人型形態に変形した「エンフォーサー」が立ちふさがった。

 

 

 俺たちはそれを素通りし、2手に分かれる。

 

 「安い奴から片付ける」。いつだか言った話だ。

 俺が右回り、ユーリが左回りに、封鎖兵器と砲台を潰して回る。

 

 当然、奴らも追ってくる。俺の方には「エフェメラ」が来たようだ。

 追いながら光波とプラズマを放ってくる。

 

 問題ない。

 

 無人機故か、奴の狙いは酷く単純で、読みやすい。片手間に避けるのも容易かった。

 

 馬鹿正直な攻撃を回避しつつ、砲台を斬り裂き、封鎖兵器を蹴落とす。

 

 それを繰り返し、あっさりと円状の外縁部を半周。「ボイジャー2」と合流した。

 

「そっちも済んだか!」

 

「うん」

 

「なら、次だ」

 

 言葉を交わし、俺は直進。ユーリは振り返った。

 

 共に見据えるのは、ACの倍ほどの大きさをした人型、「エンフォーサー」だ。

 

「跳べ!」

 

 地面に叩きつけられたエネルギーパイルによる衝撃波を跳んで躱し、接近。

 至近距離で銃弾と拡散レーザーを大量に撃ち込む。

 

 蓄積するACS負荷。

 だが、まだACS負荷限界(スタッガー)にはもっていかない。

 

 ACS負荷が8割を超えた辺り。そこで攻撃を緩め、ACS負荷を維持するにとどめる。

 同時に、「ボイジャー2」は一切の攻撃を停止。「エンフォーサー」のターゲットを俺に固定する。

 

 そのまま、足場の縁に立ち、消極的な射撃を続ける。

 「エフェメラ」からの横槍を避けつつ、しばし撃ちあっていれば、「エンフォーサー」が右手の複合エネルギー兵装を振りかぶった。

 

 やはり、無人機。至極読みやすい。

 

 エネルギーを収束させての突きに対し、アサルトアーマーを起動。

 

 敵がACS負荷限界(スタッガー)に陥ったのを確認し、チェーンソーをチャージ――()()、背後に回る。

 

 そのまま、チャージなしでチェーンソーを振るう。相手を深く抉るのではなく、表面の()()()()を浅く広く斬ることが目的。

 

 その部位とは、()()()()()()()だ。背面に2つ並んだそれを、的確に潰す。

 

 そして、飛び退いた。

 

「ユーリ!!」

 

「うん」

 

 入れ替わるように、「エンフォーサー」の背後に接近する「ボイジャー2」。

 

 その両手には、チャージされたエネルギーが光っている。

 

「ばいばい」

 

 言葉と共に、両手のエネルギーを同時に叩きつける。

 2発の収束レーザーをモロに受け、吹き飛ぶ「エンフォーサー」。

 

 その先に、足場はない。

 

 メインブースタがイカれ、その重量を支える推力などどこにもない巨体は、成す術もなく網目状のレーザー障壁に落下していった。

 

「さて、次だ」

 

 敵の片割れを撃破し、もう片方に意識を向ける。

 

 先ほどまでやや遠巻きに射撃していた「エフェメラ」。

 

 

 

 

 その動きが、突然止まった。

 

 ブースタを切って着地し、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 そのまま、どこか愉しそうに両手を広げ、辺りを見渡す。

 

 しばらく、そうした後。

 

 

 

 

 ゆっくりと、肩越しに、こちらへ振り向いた。

 

 

 

 

 人間なら。

 

 これが人間なら、なんてことの無い所作だ。

 

 「どこかのアニメで見た構図だな」なんて、くだらない感想を覚えたかもしれない。

 

 

 だが。

 

 

 機械の、それも無人制御のそれが取ったその動きは。

 

 

 

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IA-C01:EPHEMERA/Unknown

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 ただただ、気味が悪かった。

 

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