転生したらモンキー・ゴードでした   作:NEST中毒者

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輸送拠点襲撃

 

MISSION BRIEFING

 

「独立傭兵の方々に、引き受けてもらいたい作戦がある」

「内容は、べリウス南部にあるベイラムの輸送拠点に対する襲撃だ」

「貴方には、拠点を警備する部隊の排除を担当していただきたい」

「この作戦が成功すれば、飢えで死にゆく子供たちの命を繋ぎ止めることができる」

「貴方がルビコニアンに寄り添ってくれる傭兵であることを願う」

「コーラルよ、ルビコンと共にあれ」

 

 

 

 

 機体の修理と整備を済ませた俺は、新しい武器(チェーンソー)の試運転がてら、適当な依頼に来ていた。

 

「所属不明AC!」

「独立傭兵か!?」

 

 立ちふさがる軽MTや汎用兵器を、WB-0010 DOUBLE TROUBLE(チェーンソー)で引き裂いていく。

 かなり手荒に扱ったせいで、持ち帰った時は随分とボロボロだったが、馴染みのジャンク屋に頭を下げてどうにか直してもらった。

 

 

「動作は…問題ないな」

 

 元は金属製の廃材を解体するために使われるものを、武器に転用したものだ。

 軽く撫でるように振るうだけで、軽MTの装甲が薄紙のように切断される。

 

「馬鹿な……ACだと!?」

「話が違う、戦闘の可能性は無いんじゃなかったのかよ!」

 

 しばらく進むと、1機の2脚ACと会敵した。どうやら警備にアサインされた独立傭兵らしい。

 

「ヒッ……く、来るなぁ!」

 

 相手をロックオンし、識別情報を確認する。

 

SAFETY/"Brave(勇猛なる)"Yellow

 

 

(名前からして、ドーザー崩れってとこか)

 

(知らない名前ってことは当然、ランク圏外。慣らしにはちょうどいい)

 

「やめろぉ! 来るんじゃねぇ!!」

 

 自分が標的にされていると悟った「セーフティ」は、シールドを展開つつ、右の手と肩からミサイルを放つ。

 計8発のミサイルがこちらに迫るが、すれ違うような軌道で回避する。

 

「畜生! 死ねっ、死ねぇ!」

 

 AB(アサルトブースト)で急接近すると、左手のバズーカが向けられる。

 当然、これも悠々と躱す。

 

(右でミサイルを垂れ流して、左手には瞬間火力のバズーカ。ガン盾による火力低下を最小限に抑えているわけだ)

 

(コンセプトは悪くない、だが……ケチりすぎだ。俺が言えた義理じゃないけど)

 

 安価で知られ、通常ガードよりIG(イニシャルガード)性能を重視したSI-24:SU-Q5(標準パルスシールド)に拳銃弾を降らせる。

たったそれだけで、大した姿勢安定性を持たないフレームの敵ACは、ACS負荷限界(スタッガー)に陥った。

 

ACS負荷限界(スタッガー)!?だ、だが……まだ……!」

 

(いいや、終わりだ)

 

 相手がACS負荷限界(スタッガー)に陥ったのを確認し、両肩に手を伸ばす。

 右腕で相手を殴りつけながら、左手のWB-0010 DOUBLE TROUBLE(チェーンソー)を起動。

 きっかり3発殴った後、赤熱して火花を発する鉄塊を、無防備なコアめがけて突き入れた。

 

 凄まじい轟音。高速回転する刃が、敵ACの装甲を削り取っていく。

 最後に勢いよく鉄塊を振りぬけば、「セーフティ」は転がりながら爆散し、やがて完全に沈黙した。

 

「あとはMT部隊の掃討か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういやお前さん、名前はどうしたんだよ」

 

 帰還して馴染みのジャンク屋に顔を出すと、そんな言葉が飛び出した。

 

「えっ?」

 

「いや、AC名だよ、AC名。パーツを丸ごととっ替えたんだから、別の名前を付てもいいもんだろ?」

 

 

 ……忘れていた。

 元々俺は、名前には頓着しない、というよりネーミングセンスがないタイプだったから、ACの名前は全部「LOADER 4」だった。

 

「……まあ、前の名前のままにするよ」

 

 そんなことを言いつつ、端末を取り出して登録情報からAC名を確認する。

 

 

AC DATA 001

 

・AC NAME

「JUPITER」

 

 どうやらそれが、前の俺が付けた名前らしかった。

 

 




RANK --/-

ブレイブ・イエロー
AC //セーフティ

ドーザー出身の独立傭兵

コーラルを始めとした多様な薬物を購入するため独立傭兵となった彼は
重度の被害妄想癖を抱えており
常に何かの影に怯えている

極めて消極的な戦闘スタイルを取ることで知られるが
任務放棄率の高さにより 傭兵としての評価は低い

UNIT
R-ARM UNIT:HML-G2/P19MLT-04(連装型ハンドミサイル)(80,000COAM)
L-ARM UNIT:DF-BA-06 XUAN-GE(バズーカ)(70,000COAM)
R-BACK UNIT:BML-G1/P20MLT-04(4連装ミサイル)(74,000COAM)
L-BACK UNIT:SI-24:SU-Q5(標準パルスシールド)(43,000COAM)

FRAME
HEAD:HC-3000 WRECKER(59,000COAM)
CORE:BD-011 MELANDER(195,000COAM)
ARMS:AA-J-123 BASHO(81,000COAM)
LEGS:2C-2000 CRAWLER(価格不明)

INNER
BOOSTER:BST-G1/P10(価格不明)
FCS:FCS-G2/P10SLT(96,000COAM)
GENERATOR:DF-GN-02 LING-TAI(90,000COAM)

EXPANSION:NOT EQUIPPED


【挿絵表示】


解説
ドーザー勢力の、「実態と真逆の2つ名」という命名規則がかっこいいな、と思って作った。本家のセンスには遠く及ばないけど。

アセンブル
ランク圏外の悲哀を表現するべく、コアと足以外5桁の値段縛りで組んだ。
コンセプトは作中で言ってた通り、「右に継続火力、左に瞬間火力を配置することで火力の低下を最小限にしつつガン盾する」。
しかし、安いパーツばかり選んだせいで、IG寄りの盾、ガン盾するには姿勢安定性の低いフレーム、ただ撃つだけでは避けられやすいミサイルと、ちぐはぐなアセンになってしまった。

今回みたいなオリキャラ&オリアセン、要ります?

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