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アイスワーム撃破
作戦領域:中央氷原-観測不能領域
依頼者:オールマインド
作戦目標:目標撃破
報酬:-
詳細
・ウォッチポイント・アルファを防衛する大型C兵器「アイスワーム」の撃破
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MISSION BRIEFING
「それでは、今回の作戦を説明しましょう」
「我々は貴方の提案を検討し、当星における惑星封鎖機構の統括を行っている強制執行システムを掌握することを決定しました」
「このシステムは現在、ウォッチポイント・アルファの深部に存在することが先日判明しています」
「そのため、必然的にウォッチポイント・アルファへの侵入がシステム掌握のための前提条件となるのですが……ひとつ、問題があります」
「それが、こちら……IA-02『アイスワーム』です」
「技研の産物である当該兵器は現在惑星封鎖機構の管理下にあり、高危険度対象の殲滅に利用されると推定されます」
「ですが、当該兵器を含む無人C兵器類には『集積コーラルの防衛』という至上命令が情報導体であるコーラルに対してハードコードされています」
「そのため、集積コーラルへ繋がるウォッチポイント・アルファに接近する存在を感知すれば、封鎖機構による命令を無視してそちらの排除を試みるでしょう」
「また、当該兵器をCパルス変異波形の能力で掌握することも不可能と考えられます。先日『シースパイダー』で実験を行いましたが、ハードコードされた至上命令に背く行動を取らせることは出来ないようです」
「結論として、強制執行システムを掌握するためには、『アイスワーム』の撃破が必須と言えるでしょう」
「幸いですが、『アイスワーム』の存在は現状企業勢力等に露見していません。また、ウォッチポイント・アルファの周辺は観測不能領域となっており、当領域での戦闘が発覚するリスクはありません」
「よって、観測不能領域内で秘密裏に『アイスワーム』と交戦し、撃破する……これが、今回の任務となります」
「では、具体的な作戦内容に移りましょうか。撃破目標である『アイスワーム』ですが、強固な物理装甲と2重のシールドを保有する、極めて堅固な巨大兵器となっております」
「当該兵器を攻略する上では、いかにこの防御を突破するかが重要となるでしょう」
「まず、1枚目、プライマリシールドを突破する手段ですが……」
「……まあ、特に考えていません。通常のパルス防壁と同様にパルス兵器による相殺が有効なので、それで対処してください」
「続いて、セカンダリシールドの突破法ですが……こちらは我々にお任せください! ピッタリの兵器がありますよ!」
「それが、こちら! 試作オーバードマルチエネルギーキャノンです!」
「こちらは以前貴方にも検証を手伝っていただいた物を発展させた試作兵器なのですが……現状AC規格では装備不可能なことから、現在はジェネレータ内蔵の自走砲のような状態になっております」
「通常の作戦では運用が困難な代物ですが……こちらを用いた長距離狙撃によって、セカンダリシールドを破壊できるでしょう」
「続いて、配置の説明に移ります」
「まず、貴方にはプライマリシールドの突破および全シールド突破後の直接攻撃を担当していただきます」
「シールドを相殺可能なパルス武装と装甲に物理的損傷を与える武装、その両方が必要となるでしょう」
「続いて、セラですが……我々が開発したステルス装備と電子戦装備を搭載したコーラル使用型ACにて、ゴースト部隊と共に観測不能領域の外縁部で待機してください」
「前述の通り作戦は観測不能領域で行われるため、外部に戦闘が露見することはありませんが……『アイスワーム』を限定的に制御している惑星封鎖機構は例外です」
「無論、我々の方でも可能な限りの情報欺瞞を行いますが……それでも『アイスワーム』に異変があった場合、遠からず強制執行システムはそれを察知するでしょう」
「よって、セラは『アイスワーム』の撃破を確認次第可及的速やかにウォッチポイント内部へ突入、強制執行システムを掌握してください」
「なお、ウォッチポイント内部の防衛戦力は全て無人で稼働しています。よってCパルス変異波形である貴方が前述の装備を活用すれば、内部はほぼ素通り出来ると見ていいでしょう」
「最後に、試作オーバードマルチエネルギーキャノンの射手ですが……もちろん、これは我々が担当します」
「任せてください! 狙撃には自信がありますよ!」
「作戦領域に到達。ミッション開始です」
輸送機から降り、見渡す限り広がる雪原に立つ。
ここは中央氷原に存在する観測不能領域……その端だ。
観測不能領域と言っても広いもので、
本来の地点であればバートラム旧宇宙港がそこそこ近くに見えたものだが……今回は隠密作戦である以上、封鎖機構の施設とは極力離れた位置が望ましいのだろう。
「こっちも準備完了! 位置に付いたよ!」
「おう」
届いた交信に、軽く相槌を返す。
今回セラが動かしているACは、技研製のそれをベースにステルス装備と電子戦装備を追加したもので、反面武装は少なめだそうだ。
ブリーフィングの通り、観測不能領域の外縁部、『アイスワーム』が反応しないギリギリの地点でステルスMTと共に待機している。
一方、こちらの機体はこれだ。
シールドを相殺するためのパルス兵装に、追撃用のパイルバンカー。
不意の事故に備えて、若干装甲を盛っている。
そして……最後に。
「こちらも準備完了しています! いつでも撃てますよ!」
当作戦における最大の不確定要素もとい、かわいいオールマインドちゃんである。
……この計3名が、アイスワーム討伐作戦の全メンバーであった。
自分で提案しておいて何だが、なかなか愉快な状態になったものだ。
「さて、そろそろ『アイスワーム』が出現します。備えてください」
閑話休題。
レーダーを見つつ、「アイスワーム」の接近を待ち構える。
「目標の接近を確認しました」
来た。
轟音と共に地面を掘り進みながら出現したのは、巨大な粉砕機を正面に備える芋虫じみた巨体。
馬鹿でかいサイズをしたそれの表面を、半透明のシールドがうっすらと覆っていた。
「体側は物理装甲で保護されています。頭部に攻撃を集中させてください」
「勿論!」
早速、こちらを粉砕機に呑み込もうと突撃してくる『アイスワーム』。
それをギリギリまで引き付けつつ、俺は左手以外に装備しているパルス武装を連射した。
3つの発振装置から順次放たれる球状のエネルギー弾が、『アイスワーム』のシールドを相殺していく。
「約50%のシールド減衰を確認。攻撃を継続してください」
とはいえ専用兵装でない分、1回の攻撃チャンスで削りきることはできなかった。
さらに言えば、弾速と集弾性の都合上かなり接近しないと効果を発揮しない。
やはり、
――――と、言っても。
『アイスワーム』の戦闘ルーチンはというと、ただ単純に標的の周辺で暴れまわるだけ。
特別高度な戦闘機動を取るわけでもなく、
要するに、まあ容易いのだ。
洗練された動きで襲ってくるACより、遥かに。
「プライマリシールドの消失を確認しました」
地面から顔を出した「アイスワーム」に、再びパルス弾の雨がヒットする。
それにより纏っていたプライマリシールドは今度こそ完全に相殺され、セカンダリシールドが露わになった。
「試作オーバードマルチエネルギーキャノンの発射シーケンスに入ります」
オールマインドの声と共に、少し離れたところから膨大なエネルギー反応が現れる。
「各種ユニット、正常。エネルギーの統合プロセスを開始」
「わくわく……」
「統合プロセス、50%完了。出力を順次引き上げます」
続いて、狙撃地点がにわかに光を発し始めた。
「全シーケンス完了、発射します! 外しはしません……!」
その光は徐々に強まっていき――やがて、一条の光線として放たれた。
数多のエネルギーを押し固めた、極大の光。
色相すら判別できないようなそれは、凄まじい勢いで飛来し――――
――そのまま、彼方へ消えていった。
「…………」
「…………」
「い……今のはほんの試射ですよ? 次から本番ですから、気を引き締めてくださいね?」
「…………」
「…………」
なおも元気に暴れ続ける「アイスワーム」。
まるで先程の出来事など何も無かったかのように、2つのシールドを展開している。
……あちらに倣って、俺も先程の出来事は気にしないようにしよう。
「さあ、早速プライマリシールドを相殺してください!」
「…………」
特に損傷も無いので、行動パターンもあまり変化しない「アイスワーム」。
その頭を追い回し、パルス弾を撃ちこんでシールドを相殺していく。
言ってしまえば単調な作業だ。
「プライマリシールドの消失を確認。第2……いえ、第1射のシーケンスを開始します!」
特に波乱も無くプライマリシールドを再び剥がし、オールマインドが2回目の射撃準備に入った。
再び、狙撃地点で収束していく巨大なエネルギー。
「全シーケンス、正常に完了! 巻き込まれないでくださいね……!」
それは――――
「…………」
「…………」
「……何かありましたか? 何もありませんでしたよね?」
「うん、確かに何もなかったね……?」
「ええ、何もありませんでした!」
「……いや、無理があるだろ」
「おや、一体何を言っているんですか? さあ、早速
「…………」
はい。
未だ無傷の「アイスワーム」に、
そろそろ、弾切れの懸念が脳裏をちらつき始めるペースである。
「……『アイスワーム』の挙動が……?」
そこで、代わり映えのしなかった「アイスワーム」に変化が起きる。
特段損傷も無いはず……であるのだが、一向に倒れない敵に痺れを切らしたのかその巨体から小さな浮遊物を展開し始めた。
「どうやら、目標が子機を展開したようです。対処してください」
無数に宙を舞い始めたのは、「アイスワーム」を小さくしたような自律兵器だ。
小型のレーザーガンを発射してくるだけのそれは大した脅威ではないが――いかんせん数が多い。
どうにか払いのけたいところだったが、残弾の懸念がある。
なるべく、パルス武器はシールドの相殺以外に使いたくなかった。
となると、残る武装はパイルバンカーだが、これも多勢を相手にするには不向きだ。
結論として、子機は無視して本体に集中するしかない、か――
「……このゴーストってやつ、ちょっと借りるね!」
「何を――」
遠方から飛来したレーザーが、子機を次々撃ち落としていく。
それは、観測不能領域外縁部でセラと共に待機しているステルスMTが持つ武装によるものだった。
コア理論に則ったACと違って遠方からの狙撃を旨とするそれは、遠くからでも十分な効果を発揮している。
「……電子戦装備を用いてゴーストの火器管制をジャックしたのですか。無茶をしますね」
「まあ、だいぶ無理矢理だけどね!」
かなりの命中精度。キャノンの照準も任せたいところだが、エネルギーの管理等が必要なため射手役はオールマインドで固定だ。
まあ、それはともかくこれで邪魔は減った。
暴れまわる「アイスワーム」の頭部にまたもパルスを連射し、シールドを削る。
「プライマリシールドの消失を確認! 今度こそ……いえ、最初の1発から当てていきますよ!」
「…………」
さて、ここからが問題だ。
「発射シーケンス、完了しました! 大丈夫当たります大丈夫大丈夫……!」
極光が放たれる。
「アイスワーム」は未だ無傷にも拘わらず、3度目になる狙撃。
それは、満を持して――――
「パイルバンカー、要らなかったな。まあ結果論だが」
静かになった戦場。
雪原に転がるのは、首……と言っていいのか分からないが、ともかく先端部が捥げた「アイスワーム」の残骸だった。
「なんだかよく分かりませんが、想定より遥かに威力が出ました。キャノンも自壊しましたが」
「ええ……」
3度目にしてようやく命中した、試作オーバードマルチエネルギーキャノン。
その光弾は着弾と同時に凄まじい爆発を引き起こし、セカンダリシールド諸共「アイスワーム」そのものを破壊してのけた。
その余波も凄まじく、事故防止としてターミナルアーマーを装備していなければこちらも危うかっただろう。
「ま、まあともかく、作戦は成功です。続いて、ウォッチポイントの制圧を開始しましょう」
「あ、うん」
ここで、遠方で待機していた突入担当のセラとゴースト部隊も近くにやってくる。
そのままウォッチポイントへと向かおうとした、その時……倒れ伏す「アイスワーム」から大量のコーラルが立ち上り始めた。
それに対してか、オールマインドがポツリと呟く。
「コーラルの群れがこうして消えていくのは、我々としても不本意ですが……リリース計画が成れば、彼らも報われるはずです」
「…………?」
「……どうした?」
「あー、うーん……気のせい、だと思う」
「?」
何やら、急に釈然としない雰囲気になった……が、ともかく俺達は一足先にウォッチポイント・アルファへと歩を進めるのだった。
デスワームぶっ殺しアセン(ワーム砲抜き)
UNIT
R-ARM UNIT:
L-ARM UNIT:
R-BACK UNIT:
L-BACK UNIT:
FRAME
HEAD:AH-J-124 BASHO
CORE:IB-C03C:HAL 826
ARMS:AA-J-123 BASHO
LEGS:2C-2000 CRAWLER
INNER
BOOSTER:BST-G1/P10
FCS:FCS-G1/P01
GENERATOR:VE-20B
EXPANSION:TERMINAL ARMOR
【挿絵表示】
解説
ワーム砲なしでルビコニアンデスワームをぶっ殺すアセン。
シールドへの通りがいいパルス武器+追撃用のパイルというシンプルな構成。
轢かれて事故る危険を考慮して装甲を盛り、ターミナルアーマーでケアしている。
組んでて気づいたのは、HAL胴と芭蕉頭の組み合わせが妙にカッコいいこと。
両者とも絶妙に前傾姿勢なのがかみ合っているんだろうか?
ガバガバ考察&独自解釈のコーナー
※別に読まなくていいです
※その名の通り独自解釈しかありません
※既出だったらすいません
※変なところがあったら生暖かい目で見てください
本作では、
「全ての無人C兵器には、『コーラルを防衛する』という意志がハードコードされており、基本的にこの意思に沿って行動する。何らかの方法で無人C兵器を制御下に置いた場合でも、これに反した行動を取らせることは出来ない」
という解釈をしております。
CEL240に対するエアの「コーラルを守る意思を感じる」という台詞をいろいろ解釈した結果こんな感じの説が出来ました。
この解釈なら、
・ゲーム内でエアがシースパイダー、アイスワーム、ヘリアンサスやウィーヴィル、CEL240なんかの無人C兵器類を乗っ取ることが出来ない一方、レイヴンの火ルートではSOL644を動かせた
→前者のパターンでは、集積コーラルを目指している621に有利な行動を取らせることは「コーラルの防衛」に反しておりできない。一方後者ではコーラルを焼こうとしているザイレムと621の排除がエアの目的だったので動かせた。
・リリースルートにおいてエアがSOL644ではなくエコーで来た
→リリースルートの最終決戦はあくまで「コーラルリリースのトリガーを誰が引くかの争い」なので(少なくともオールマインドの主導権をイグアスが乗っ取るまでは)、どちらが勝とうがリリースは達成される。よって「コーラルの防衛」には関係ない。故にSOL644を使えなかった。
・ヘリアンサスおよびウィーヴィルが武装採掘艦ストライダーを破壊した
→ストライダーはコーラルを吸い上げているので、その破壊は「コーラルの防衛」に合致する。
なおこれに関しては「オールマインドがC兵器の行動原理を利用する形で嗾けた」、「マジで野良のC兵器がいて、コーラルを守るために独自行動した」のどちらでも通る。
このように、上記の3つが説明でき……ているといいな(自信なし)
なお封鎖機構がC兵器をコントロールできたカラクリについては、「ルビコンとコーラルを人から遠ざけたい」封鎖機構と「コーラルを防衛したい」C兵器の利害が基本的には一致しているため……とすれば筋は通る?
あと、解放者ルートでエアがSOL644を使わなかった、あるいは使えなかった理由ですが、
ドルマヤン撃破時にオールマインドが言っていた「ルビコニアンの言う共生とは、コーラルの抑圧と搾取に過ぎない」という台詞がカギではないかと考えています。
あくまでコーラルを資源として消費しようとする解放戦線に肩入れした解放者ルートのエアでは、純粋に「コーラルの防衛」のみを目的とするC兵器を動かせなかったのではないか、という説。これに関してはかなり無理矢理なこじつけだと思いますが。
ちなみに、有人機であるHAL826やエフェメラ、およびそれをベースにしたエコーにこの縛りは無いと想定しています。
前述したようにリリースルート最終決戦でエアがエコーを使っていることに加え、同ルートにおいてコーラルを焼こうとしているウォルターもHAL826を動かしていると思われるためですね。
なお「アイビスの火」においてナガイ教授が使ったアイビスもHAL826だったと思われます。「最後の安全弁」という説明とも合致しますし。
前の考察でHAL826には変異波形との交信を可能とする効果がある、と述べましたが、ひょっとするとこれは、破綻の先触れであり火種でもあるCパルス変異波形を確実に知覚するための意図的な仕様……なのかもしれません。まあ特に根拠もない与太話ですが。
六文銭の一人称
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俺
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私
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拙者
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我
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某
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吾輩
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その他