UB?なにそれ美味しいの?   作:白井あおい

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閑話・次章予告

「なんなんだよ…」

 

殺されるギリギリの状況、それよりも疑問になるのは後ろの惨状だった。

 

 

「……」

 

黒いドレスの敵は血まみれになった剣をこちらに向けている。そう、間違いなく殺した後なのだろう。

そして、その殺された人物はこちらからでも見えた。見えてしまった。

 

 

 

 

なんで緑谷を…!

「戦場での激昂は命とりだぞ?」

 

そういって振り下ろされた剣をギリギリで掠れさせ、緑谷の傷口を焼く。これで出血は抑えた。

 

「準備は出来たか?死ね」

 

剣を振る相手からとりあえず走る、逃げる。信じられない速さでこちらに向かってくる。

 

 

「どうした…って、そういうことか!」

 

とりあえず、緑谷を守らなければ。一人でも死ねば、終わりだ。

一寸先の暗闇の中、相澤は布を構えた。

 


 

「…しょうがないにゃあ」

 

パンパンパンパンパン。その呟いた声だけが聞こえるような森の中、音もなく倒れる襲撃者。

 

「それにしても多くない?増援がおかしいから誰かいるよね…って、やっぱりいたね、黒霧さん」

「…いたらどうするおつもりですか?」

 

黒霧に相対するは白い少女。目立つ髪でいるにも関わらず。

30人で襲撃したのにも動じず、ただ佇んでいた。

 

「もちろん、殺すよ?」

「…逃げるとしましょうか」

 

黒霧の中から出てきたのはチェーンソーの悪魔と表記すべき脳無だった。

 

「レディには血塗れの悲鳴が似合うでしょう」

 

一瞬で撤退した黒霧。目の前にいる脳無への対処へと、焦点を絞る少女。

 

「ねぇ」

「あぁ、手伝うぜ?生憎だが、血すらも獲物からは取らせねえよ」

 

第三者の出現。それでも脳無は一つの対象に向けて血の刃を振るった。

 

「……コロシアイの方が、まだ怖えよ」

 

静かな悲鳴がぽつり、夜に響く。

 


 

縛り付けられた少年。

それをパソコンから見つめる黒マスク。

両者には、違いがあった。

決定的な希望の差が。

 

「ふむ…なぜ君は『個性』を使わないんだい?生憎、ここからならどうやっても逃げられるだろう?」

「甘言に踊らされるのは嫌なんでな。あんたのせいでゴミカスなんだよ、ボケ」

 

少年は黒マスクの個性で自らの奇跡の一端を奪われた。奇跡として、致命的な一端を。

 

「…そこまで卑下する必要はないんじゃあないか?それも個性の使い方だよ」

「お前に誰も教えたくないからな。モーさんやランちゃんをお前ごときに渡すかよ?」

 

死にかけの少年は尚も罵倒する。

 

「てめえごときが俺を言いなりにしたとしても俺は答えないからな。クズに売ったら末代までの恥だ」

 

やれやれと頭をふってパソコンの電源が切られる。

 

「暴発させたら駄目だからな…いや別にいいか。ちょいと術式と個性を変化させて…と」

 

少し躊躇した後、少年の体が光り輝く。

 

 「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

 

 「閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

       セット

 「―――――Anfang」

 

 「――――――告げる」

 

 「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝等の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

 「誓いを此処に。

  我は常世総ての善と成る者、

  我は常世総ての悪を敷く者。

 

  されどは汝等望まぬ悪夢を生き残る身。故汝等を以て闇を打ち払う。

 

  汝等三大の言霊を纏う七天、

  抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

 

その日、少年は変化した。

 


 

迷宮。暗い暗い闇の底。斧を持った化け物が、静かにそこに現れた。

きっと、誰にも受け入れられないだろうけど。

彼の『友達』がここにいてほしいと望んだから。

きっと話してくれる優しい人を教えるから。

巨体にゆらり、涙が落ちる。

 

「あいた、い」

 

一方、その友達は。

 

どの場所でもあり得ない何かと対峙していた。

 

「いてて…うっそだろこいつ…」

 

紙一重の神回避。爆破を含めて避けるのは彼の努力のなせる技だろう。

 

「クソゲーじゃねえかよ…」

 

チェスのように白と黒をあしらった服は焼き焦げ、手持ちに持っている武器はない。敵は休む暇すら与えずに遮二無二攻め続ける。痛み以外は軽減されるが、かといって痛みは無視ができないのだ。

 

「アステリオスちゃんも連れてくべきだったかな…」

 

ま、そんなことよりも死なないようにしなきゃね。

ある種の逃げの考え。

地獄の終わりは、もうそろそろだ。

 


 

「んで。やっぱりこうなるんだね」

 

「…そうだよ、体育祭より闇が深いんだよ」

 

「…でも、雄英高校の皆なら」

 

「僕たちの母校にも負けない素晴らしい希望を見せてくれるはずだよね!」

 

「なんて僕は幸運なんだろう!こんな舞台にゴミクズが立てるなんて…!」

 

「もっともっと見せてくれ…!」

 

二章 希望と希望のラビリンス

 

 

確認個性

 

『幸運』

 

ダンガンロンパ(規制済み)』

 

『???』

 

『劇作家』

 

異常者(規制済み)』

 

『英霊』

 

 

判明個性

 

『支援』

自身が味方と判断した相手にのみバフをかける優しい技。使われた人物によっては簡単に脅威となる。…最も、それが良いこととは限らない。おせっかいであるかもしれない。

 

『心眼』

個性特異点の先駆け。自身の目から入る人間の心と個性がわかる。本来ならば産まれた瞬間に致死するような個性だが、偶然(必然)生き残っていた。

 

『砂塵』

本来ならば砂漠地帯でのみ使用されるような個性。撒いて、当てて、塵にする。真価はまた別の使い方にある。

全て、無に帰す。

 

『火竜』

火を放ち、空を飛び、王者と呼ばれ、獣を喰らう。光で落とされ、翼を折られ、地に倒れ臥す。

やがて金色に光る。

 

『暗闇』

くらいとこやだ。たすけて。いたいのやだ。たすけて。おもいのやだ。たすけて。しぬのやだ。たすけて。

唯一思いに反応した個性。たすけて。

 

『凍結』

きっと、隠さなきゃ。見つかるまでが勝負。見つかれば蹂躙される。だから、隠さなきゃ。自分の想いを『凍結』させてでも。

焔でいずれ溶けるから。

 

残り不明個性 ??個




やっと終わった序章…次、どうなるのかなぁ?

先の話になりますが、林間学校の襲撃はどうしますか?原作ヴィラン(以下原作)は確実に入ります。+が弱、✕が強、悪夢は地獄みたいな難易度になります

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