「はっはっは!よくぞ受かったな、おめでとう!」
入学式当日、俺は父さんから褒められていた。一応、そこまで珍しくもなんともないと思うんだが…
「クラスはC組!いい友達を作ってこい!」
「人を投げないでくれぇぇぇぇえええぇぇぇ…」
人を投げるな!大雑把過ぎるんだよ!
俺は翼を広げられそうな速さまで落ちてから滑空した。
そして安全になったことを確認して降りようとすると、操縛布で捕獲された。
「…個性を使うな。除籍されたいのか?」
「相澤先生、誤解です!レオ父さんに飛ばされたんで怪我しないようにしたんです!」
俺は必死に説明する。入学式早々停学とか洒落になんない。
「…あのアホが。個性使えなくても関係ないからな、あの力」
「そうなんですか…」
父さんマジで化け物だな…ともかく、誤解が解けたようなので学校に行く。
「あ、斬夜。受かったんだね!」
「……ようドララ。受かってんなら何よりだ」
俺はドララを認識するのに軽く時間がかかったが、どうやら入学していたようだ。
「お、あの試験会場の奴が多いっぽいな」
「そうだね…ちょっと怖くない?」
『はいはい皆席着いて!もう授業時間だよ!』
「…電子音?」
「なんか大体察しついたんだけど」
世界は広いといえど電子音で授業を試みるようなことが許されるなんて大体一人だけだろ。
「ふむ、一体誰なのだろうか」
『うぇ〜いwどうも蓬莱ヒキニートが担任だよ^_^よろぴく⭐︎』
「…ぐー姉ちゃんだと思ってたから予想通りだな。大丈夫?緊張してない?」
『おっと担任に向かって失礼だねえ!皆より緊張してないからダイジョーブ!』
このキャピキャピしながら黒板の前ですごく明るく振る舞っている緑髪の少女…の画像に向かって喋る。正確には上にあるドローンにだが。
「あ、この人ただのコミュ症で対人になると家族ですら喋れんくなる人。んでもってこうやってそうじゃなきゃモク兄お手製の映像技術でくっそキャピキャピ喋る」
『なんでそんな裏事情暴露するのかなあ!?』
「とりあえず一応これに変わって挨拶しておきます」
『担任をこれ呼ばわりするな!あと私だけでも全然できるし!?』
「この前配信で見事に上がって喋れなくなってたのは誰ですかねえ本当に」
『営業妨害するなあ!』
「…このようにヘンテコな教師がいることにレムは驚嘆しています」
《-_-b》
「…とりあえず今日は収集つくのか?」
「知らん」
『配信で蓬莱チャンネルって知ってる?』
「レムは思い出します。そう言えばそんなチャンネルが最近登録者が100万人を超えたと」
『そうそれの主、それこそがこの蓬莱ヒキニートなのだ!』
「…ずっと思うのだがヒキニートに恥じるところはないのか?」
『そんなもんないよ!私はネトゲやるし宝くじ当てたいしずっと家でダラダラしてたいから!』
「はいはいヒキニート先生」
『誰がヒキニート先生だぁ!そんなことばっか言うから人は碌な大人にならないんだろぉ!?』
「既にここに実例があるしね」
「なるほど、レムは感心します」
『そんなために私は授業を教えに来たんじゃなーい!とりあえず皆校庭に体育着に着替えて集合!』
「………」
『みやびちゃんは影だけだもんね、この下おいで!』
…だんだん頭がおかしくなってきた。もうどうだっていいや。
『はーいじゃあみんなで体力測定してくよ!』
「たいりょくそくてい?」
『あ〜そっか。あんにゃろうそっちの記憶全部吸いに行きやがったな』
「…まあとりあえず俺の後にやればいいでしょう」
「ありがとう。えっと…」
「ラギでいい。蓬莱先生、先に名前を名乗り出る機会を」
『いっけね忘れてた⭐︎皆自己紹介おねが〜い』
「…じゃあまずは俺から。 番巣 等義、気軽にラギとよんでくれ」
「………!」
『はいはい次はみやびちゃんやりたいらしいからね。みなもとみやびちゃんだって』
「レムは自己紹介します。求恋 レム、レムは自分の本名をクラスメイトに自己紹介しました」
「二矢龍だ。ってかお前らほぼ同じ会場じゃね?」
「そーだと思うよ!私カリブ=リア!あ、反対だった!」
「リア=カリブね。あ、私は小鳥遊亜由」
「モデルの?」
「そうそう。そんな有名だと思ってないし知ってもらえてるのならありがたいな」
「…まあまあ、次俺!紙織コルム!」
《*¥-#(^◇^)%@〜…;:/》
『ルルちゃんね、オッケー』
「そもそもそれがわかるものなのか?」
『はっはー、オタクの必須テクだよ』
「あ、僕か。草村正宗」
「刀を持ってるのは個性が関係してるのか?」
「もちろん。自衛目的だけどね」
「…え、私か。大内なずな」
「ちょ、消えようとしないで!後どうやって体浮かしてるの!?」
「そこはまあ…気合い」
「咲村シェイミだよ!」
『遊英、ちょっと誰かこの子の保護者呼んで』
「私、蓬莱先生の生徒ですよ!?」
「おちつきな…響音心だよ」
『う〜ん…君私とどっかであったことない?』
「…蓬莱先生とはこれが初対面ですよ」
「夕闇海里」
「氷室水虎。あ、そこの求恋とは個性被ってたりしてるわけじゃあない」
「そもそも初対面です、とレムは付け加えます」
「流花理音」
「鎖残 鑼々です。その、よろしくお願いします…」
「焔飛燕だ」
「あ、俺と一緒みたいな翼してんな」
「俺は橙色だけどな」
「うちらは双子♪ガルシア=ルガーと」
「クリミナ=ルガー!…やっぱ恥ずかしいよこれ」
「えーいいじゃん!」
「…あ、俺か。狩野斬夜、一応個性は異形らしい」
『オッケオッケ!それじゃ測定個性ありでやってみよ〜!』
「……測定で個性役立たないのありそうだけどな」
「……」
「おいなんでだよ」
『ん〜?これは想定外だったよ?』
見事なまでに全員平均。しかも誰も個性を使わなかった。
「なんで揃いも揃って使わないんですか、そうレムは質問します」
『皆の個性は…ってほぼほぼ使えないやつだけじゃん!人としてどうなのよ!』
「…まあ、ぐー姉のクラスだしね」
「ここまで貶されるヒーローってどうなんだろうね?」
「こらリナ、事実を伝えないの!」
『うるさーい!もういいもん、あとでイレイザーに押し付けるもん!』
「担任ってこういうのありなの?」
「なんとも言えん。俺の場合荒れてたから…」
『担当教科のテストおかしくしてやる…皆が赤点になる未来が見える、見えるよぉ‥』
「やばい」
「何が?」
「皆、今回のテスト全部気を抜けんくなったぞ。ぐー姉現実にしようとしてくるから」
「そんなことでビビる必要ねえんじゃねえか?」
「……もしかしたら蓬莱先生の個性って」
「未来予知。しかも成功率90%」
『えっへん!』
《((((;゚Д゚)))))))》
「10%を引けば良いだけです、レムは強く思います」
「いや勉強しろよ…」
「つーかそんなエグい個性で副作用ないのか?」
「………あ」
「ちょ、これやばくない!?」
「おい狩野、副作用ってなんだ!?」
『体…重いよぉ…』
「インフルエンザらしきなにかと超強いうつ病」
「…困惑しかないのだが」
「まあいろいろあるからな」
『とりあえずみんなかえっていいよ…もうじゅぎょうおわりだし』
「あ、平打ちだ」
「さようなら」
『さよunara』
「あ、これは酷い」
翌日。案の定ぐー姉はダウンしており別の担当教師がやってきた。
「という訳で臨時教師に急に任命された相野こよりだ。担当は理科、好きなものは甘いもの。よろしく頼む」
…だからなんで俺の姉が来るんだよ。
「…ああ、あとこのクラスの担任はぐー姉だ。ついでに眠いからA組と合同で訓練する。ほれ、着替えてこい」
「あまりにも展開が急過ぎませんか、レムはぐるぐる混乱しながらそう考えます」
「…あと着替え終わったら私を運んでくれ」
「少しは動け」
なんでこんな姉ちゃん達は動かないのだろうか?
可愛い双子の女の娘♪
どれヒロインがよき?
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ウツロイド
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アーゴヨン
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ガブリアス
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ゲンガー
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イベルタル
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ドラパルト
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カイリュー
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テッカグヤ
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ルカリオ
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リザードン
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キュレム
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二つ以上
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その他