《魔王討伐RTA》多分これが最速だと思います。 作:サクラ
どーもぉ……。さて、今回もやっていきまひょうか。あぁーるてぃーえぇ。ふぁぁ……ええ、前回は伝説武器を集めようって所で終わったと思うんですけど。
今回は伝説の武器があると言われる立ち入り禁止区域までやって来ました。此処まで2、3時間ぐらいは掛かりましたし、立ち入り禁止ですがRTAに法は無い物扱いなのでしょうがないですね。
そもそも伝説の武器伝説の武器って何だよって話だと思うんですが、まあ僕もよく分かってないんで、家から持ってきたこの童話を信じれば手にしたらめちゃ強い力が手に入る剣らしいんで、コレは絶対欲しいですね。
……ふぁあぁ、眠っ。現在時刻は丑三つ時ぐらいですね。辺りは緑豊かで空気が美味しくて、後は何にも無い。少し歩いた所に木が分けられている場所があってそこから月が見えて
《ほぉ……それを知っていて、此処に踏み入ったのか》
「おぉ?」
頭の中に直接喋りかけてくるタイプの人だこえー。炎上怖く無いのかな。燃えちゃうよ?今の時代コンプラ、プライバシーにハラスメントでうるさいんだから。
「どなたですかねーと言っても予想は付いてますけど」
《なら、話す事はあるまい。我が名はテラ・エンシャントドラゴン。地底龍と呼ばれる者だ。お主の思考を少し読み取り、理解した。我が頭上の剣が欲しいのだろう?》
まあ、そうですね。そりゃあ欲しいですよ、くれるんですか?
《量があればポンポンやる事が出来るがらあいにくコレは一本物でな。欲しければ……》
開けた場所に土で出来た龍の頭が、地中から上がってくる。
《欲しければ、力を見せつけよ。それに相応しいかどうかは我が決める。それが最後の務めだからな》
その頭には如何にもと言う感じなファンタジーでありそうな剣が突き刺さっていた。成程ね、そう簡単には渡すかよって話だ。勇者も良い趣味してんねぇ。
こうして、僕とテラなんちゃらドラゴンの戦いが始まった。一歩動けば足元が落とし穴になっで落ちたり、木にぶつかれば樹木からは虫、謎の木の実や虫が飛んできたりとそっちの方が手強かった。その間に蔦でグルグル巻きになった竜の頭にキレたりして、数時間。
「はぁ、はぁ」
《ふぁ〜……眠っ》
《な、なぁ》
おーい。
《お、どうした》いやそっちが先で良いよ。
《あっ、じゃあ言うけどさ。ちょっと寝ない?我眠くて、集中力切れてきた》
分かる、寝るか。お互い寝るぞ。良いか?
《おう、お前剣抜こうとするなよ?》
分かってる。そう言うのは守るもんだ。スポーツマンシップに乗っ取ろう。眠いし、良いから寝よう。もう限界だ。
《zzZ》
十分後
はい。って事で剣ゲットしたので、次は盾ですね。さっきも言った通り法も何も無いんですよ。
……うーんおかしいなぁ。全然強くなった気がしない。
《ムニャムニャ……母よ、サボテンに毎日水あげちゃダメ》
おーい、テラなんちゃらすドラゴンさん!おたくの商品買ったのに強くならないんだけど!
寝ているドラゴンを剣でペシペシと叩くと起きてきました。はい、おはようクレームですよ。対応して下さい。
《はぁ〜。何……あれ?何で此処?あ、ああ!》
《お前、剣取ったな!》
頂きました。けどさ、強くなった気がしないんだけど。
《?……いや強くなっただろ。今此処で訓練した分は》
お?なんか嫌な予感がするぞ、これって伝説の剣ですよね。魔王を倒した勇者が使っていた奴ですよね。
《……そうとも言えるし、そうとも言えない》
この後この剣は魔王を倒した剣では無く、勇者が自分で作ったたった一振りのある意味伝説な剣である事。そして本物の伝説の剣は王都の城の宝物庫に厳重に仕舞われている事がさっき地底竜テラ何ちゃらさんによって明らかになりました。
つまり完全に無駄足でした。
って事でまた次回(ヤケクソ)
次回は王都ですね、今回の遅れをどれだけ取り戻せるか。